カリバ湖("Lake Kariba")は、南部アフリカのザンベジ川中流に作られた人造湖で、ザンビアとジンバブエの2ヶ国にまたがる湖である。ザンベジ川のおよそ中間に位置し、インド洋に注ぐ河口から約1,300km上った所にある。カリバ湖は、1958年から1963年にかけて完成した湖の北東端に位置するカリバダムによってせき止められている。カリバ湖ができたことによってカリバ峡谷がせき止められたほか、上流に住んでいた多数のトンガ族が移住を余儀なくされた。カリバ湖は、北東から南西方向に細長く伸びていて、長さ220kmあまり、幅40kmあまりとなっている。湛水面積は5,580平方キロメートル、貯水量は185立方キロメートルと世界でも有数の大きさを誇る人造湖である。湖には、チェテ島やセクラ島などいくつかの島がある。なお、小惑星(1676)のカリバは、カリバ湖にちなんで命名された。カリバダムが完成しカリバ湖ができる前、もともとあった植物たちは燃やされ、湖底となる土地に厚い肥沃土の層を形成した。この結果、カリバ湖の自然環境は恵まれたものになっている。多くの種類の魚類が湖に放流され、特にタンガニーカ湖からドジョウ科のカペンタが湖に放された。カペンタは、現在好調な漁業を支えている。このほかにも、カリバ湖の住民はナイルワニやカバを湖に導入した。現在、湖両岸に位置するザンビアとジンバブエの両国が、この自然を活かした観光産業の発展に取り組んでいる。カリバ湖のうちジンバブエ領内の一部は、ジンバブエの公園野生生物管理システムの中で、レクリエーション・パークに指定されている。カリバ湖とカリバダムは、L・ロン・ハバードのSF小説『バトルフィールド・アース』で、およそ300ページにわたって舞台となった。
出典:wikipedia
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