いなごの佃煮(いなごのつくだに)とは、イナゴを佃煮にした料理。イナゴはバッタの仲間の昆虫であり、佃煮は醤油、砂糖、水飴などで味付けして煮た料理である。食味は一般的な佃煮と同じく甘辛い。わずかに、緑茶の茶葉のような爽やかな風味もある。歯ごたえは小エビに似る。イナゴは長野県など、海産物が少ない山間部を中心に多く食用とされる。佃煮にされるのは、体長3センチメートル前後のイナゴの成虫である。関東の一部では売られている地域もある。イナゴのほかにも、蜂の子やざざむし、ゲンゴロウなどの昆虫や昆虫の幼虫を佃煮とする地方もある(長野県伊那谷地方など)。また、佃煮のほか、イナゴを炒めた「なご炒り」という料理もある(長野県大町地方など)。主な材料・調理法は以下の通り。秋に田んぼなどで大量に発生するイナゴを集める。また、イナゴ料理が盛んな地域では、食用としてイナゴの生体が市販されている場合もある。数日飼って糞出しを行ったのち、必要に応じて、ギザギザのある後ろ脚や羽を取り除き、ざるにいれて水洗いし、焙烙(ほうろく。素焼きの土鍋)などで炒ったあと大鍋で長時間熱湯で煮る。醤油や砂糖などの調味料を加え、更に数時間煮続けることで佃煮となる。
出典:wikipedia
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