『小さな王様と約束の国 ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』(ちいさなおうさまとやくそくのくに ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル、英語:"Final Fantasy Crystal Chronicles: My Life as a King")は、Wii用のサービスであるWiiウェア専用ダウンロードゲームコンテンツ(ソフト)。2008年3月25日のサービス開始と同時に提供されたゲームコンテンツであり、日本市場で初のニンテンドーWi-Fiコネクション有料サービスに対応したソフトである。ニンテンドーゲームキューブ版(以下GC版)ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル(以下FFCC)の後の話で、FFCCシリーズの第3弾にあたる。2007年10月10日に開催された「ニンテンドーカンファレンス2007秋」にて初めて発表された。FFCCの時代に瘴気によって国を失った国の王様の子供がクリスタルによって授かった建築術によって国を建国していくというゲーム。メーカー側の提示するジャンルは、「国造りRPG」であるが、シミュレーション要素を含んでいる。作品映像などから前作のGC版のFFCCと非常に近い世界観であることがわかる。その表れとして、FFCCでのゲームの根幹を成していた思い出による世界の循環のシステムを受け継ぎ、人々の思い出が国の建物を生み出す力の元である精霊石を生み出す源泉となっている。また時系列的にはFFCCの数年後を描く、FFCCの続編である。それぞれのキャラクターの声はジャンプフェスタ2008で公開されるトレーラーにナレーションとして入るもので実際のゲームには相槌くらいで台詞は入らない。ゲームの構成は章立てで、各冒険ステージにはボスに当たる存在がいる。前作FFCCで登場したキャラクターも登場し、今回はジョブシステムを採用することで、よりファイナルファンタジー色を出している。シミュレーションゲーム方式で街には様々な建築物を建築することができ、建築物によって国を構成する住人に様々な影響を与えることができる。建築をするためには精霊力が必要であり、それを得るには冒険者を税金を使って雇い、クエスト(冒険)をしてもらい精霊石を集めることで精霊力を貯めることができるようになる。王様である自分は国の外に出ることができないので、FFCC リング・オブ・フェイトのコルカ王やテテオ姫の立場となったものと考えられる。冒険者はレベルに合ったクエストをクリアすることで成長し、国を発展させる助けにもなる。レベルの合わないクエストに送り出してしまうとクエストを失敗してしまい、自信喪失してしまいフォローが必要になる。ゲーム内時間では、毎朝、報告書が提出され、冒険者の行動が事細かに報告される。それによって冒険者に何が必要なのかを判断して、住民の要望も聞いたうえで国を成長させていくこととなる。なお、セーブデータごとに登場する人物の名前が変わる。クエストをクリアしていくにつれ、クリスタルに秘められた「闇」も明かされていく。当初は8人(プランナー1人、プログラマー2人、デザイナー5人)で開発される予定であり、開発期間も7ヶ月の予定だった。実際はWiiウェアのサービス開始が延期されたため(当初は2007年夏開始予定だった、本作品の開発が遅れたことが理由の一つに挙げられる)最大で17人までスタッフが膨れ上がり、2006年9月の開発開始から配信が開始されるまで17ヶ月間かかってしまった。しかし、従来のファイナルファンタジーシリーズ作品やスクウェア・エニックスのゲーム作品から考えると本作品がWiiウェアというプラットホームの中でいかに小規模・短期間で開発できるかがわかる。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。