世界陸上競技選手権大会(せかいりくじょうきょうぎせんしゅけんたいかい、IAAF World Championships in Athletics)は、奇数年8 - 9月に開催される陸上競技で、世界最高峰の大会である。通称世陸。1980年のモスクワオリンピックの西側諸国のボイコットを機に新設され、1983年にヘルシンキで第1回大会を開催した。当初は夏季五輪前年に4年ごとに開催されていたが、1991年の東京大会以降は夏季五輪前年と翌年の2年ごとに開催されている。当初はヨーロッパ地域での開催が多かったが2005年のヘルシンキ大会以降現時点ではアジア(夏季五輪前年の大会)とヨーロッパ(夏季五輪翌年の大会)の交互開催となることが2019年まで決定している。世界選手権は、選手にとってオリンピックに並ぶ価値を持ち、数々の名勝負を演出してきた。オリンピックよりも世界記録や参加する国と地域の総数が多く(2004年のアテネオリンピックの202に対し、2003年のパリ大会では210)、歴史は浅いが陸上競技では最高峰の大会である。実施競技についてはこれまで次のように変化している。この他、当時オリンピックで行われなかった種目についての世界選手権として、以下の2大会3種目がIAAFから認められている。1983年のヘルシンキ大会から2013年のモスクワ大会まで14回の大会で通算632の競技が行われ、合計1901個のメダルが授与されている。そのうち、アメリカ合衆国選手団は国別で最多となる301個のメダルを獲得し、金メダル数では138個で他国を圧倒している(銀メダル88個、銅メダル75個)。メダル獲得総数・金メダル数とも2位はロシア連邦で、男子長距離走で有力な選手を多く揃えるケニアが金メダル数で3位となっている。また、今までに96の国や地域(現存しないものも含む)の選手がメダルを獲得し、そのうち64の国や地域(承前)では金メダルを獲得している。全体の国別メダル獲得数は以下の通りである。文字通り世界一の陸上競技選手を決する大会であるが、かつてのオリンピックの様に各国の陸上競技連盟の推薦のみで選手出場を無条件に認めてしまうと参加選手数が激増し、大会が肥大化して宿泊施設、食事の供給、選手の移動、競技の長時間化など様々な面で支障が発生する。そのため、開催年毎に各種目ごとにA・B二段階参加標準記録が設定されており、この標準記録を突破した選手のみに参加資格が与えられるという一種の足切りが行われている。ただし、遠征費用などの都合からこれ以外にも派遣設定記録など個別に派遣条件を課している国もあり、たとえ標準記録を突破していても自国から大会参加が認められるとは限らない。参加資格は、大きく分けて以下に大別できる。太字で記載されている記録は世界記録も兼ねている記録。1997年より日本のTBSがIAAFのオフィシャルブロードキャスターとなっている。この大会以後、日本国内の民放では地上波・衛星を通してTBS系列の独占放送となっている。なお日本においては、第1回の1983年はテレビ朝日、第2回の1987年~第5回の1995年までは日本テレビ放送網が放映権を得ており、特に東京開催となった第3回・1991年大会はホストブロードキャスター(他にサブライセンスでNHK BS1(当時衛星第1放送))を担当した。アメリカではNBCユニバーサル、ヨーロッパでは欧州放送連合加盟各局(ユーロビジョン・ネットワーク)、韓国ではKBS、中国ではCCTVがそれぞれ放送を行っている。
出典:wikipedia
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