大広田駅(おおひろたえき)は、富山県富山市西宮町6番地にある富山ライトレール富山港線の駅である。相対式ホーム2面2線の交換可能な構造で、早朝と夜間を除く時間帯で上下列車の交換が行なわれる。西側のホームが下り用1番線で、東側が上り用2番線で、ホームの北側には構内踏切が設置されている。なおJR末期の当駅は敷地に余裕がなく、交換設備などの設置が難しかったため、貨物線の跡地が残っていた南側(蓮町駅寄り)に移転した。これに伴い、旧駅舎付近からホームに向かう歩道が線路の両側に整備された。線路の西側に単式ホーム1面1線をもつ地上駅であった。古くは妻面に出入り口のある小さな木造駅舎を有していたが、後に簡易駅舎に建て替えられた。かつては当駅から通称「大広田線」と呼ばれた貨物支線が富山港に面する富山港駅へ分岐しており、駅前の道路がその名残である。またこの線路跡の一部は、県道30号線に沿った歩道として整備されている。さらに富山港には、貨物線の痕跡を残す古い倉庫が2007年夏まで残っていた。そのほか、当駅の北東にあった小野田セメント(現・太平洋セメント)富山サービスステーションには、貨車からセメントを降ろすための施設があり、ここに至る専用線が蓮町駅貨車操車場から旅客線の東側に並行して当駅を通過していた。しかしこの施設は昭和50年代前半には遊休化しており、一連の敷地の多くは2000年代初頭までに宅地に転用された。旧ホームの北側にある小野田踏切は、この会社名に由来している。旧ホームと旧駅舎は、移行期間中に解体された。末期、所在地は富山県富山市西宮町6番であった。当駅は駅名に大広田という旧村名を冠してはいるものの、1954年に大広田小学校から分離して当駅付近に萩浦小学校がつくられたこともあり、現在当駅周辺が大広田地区と呼ばれることはほとんどない。その地名が今も残る富山市立大広田小学校の位置する田畑地区からは3km近く離れており、むしろあいの風とやま鉄道線東富山駅のほうが近い。西日本旅客鉄道(JR西日本)運営時、隣駅の東岩瀬駅との距離は450mで、JR全線中最も駅間距離が短かった。しかし、2006年2月末でJR線としては廃止となり、この記録は境線博労町駅〜富士見町駅間に譲ることとなった。
出典:wikipedia
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