引用符(いんようふ)は、約物の一つ。文中において、他の文や語を引用していることを示す役割を果たす記号で、多くの場合一対で引用部分を囲む。コーテーションマーク、クォーテーションマーク、クオーテーションマーク、引用符号ともいう。開始記号と終了記号が同じである。タイプライターやコンピュータで使用する。ただしUnicodeでは使用は推奨されない。なおU+0027の文字名称は歴史的な経緯から「アポストロフィー」となっているが、アポストロフィーとしての使用も推奨されず、閉じシングルクォートと同じU+2019を使う。英語圏では会話の中で、人の意見を区別して言いたい時に引用符(double quotation marks)を人指し指と中指の指先で“ちょんちょん”と視覚的に示すことがある。これをエアクオートという。ギユメ (guillemets)、ギュメ・ギメ(印刷用語、この記号を考案したフランスの印刷業者の名 Guillaume ギョームから)という。ドイツ語でも時折見かける。ダッシュは対話のみに用いる。鉤括弧は縦書きと横書きの両方ができる日本語・中国語・朝鮮語に大変都合がいい。従って縦書きでは鉤括弧を使うのが基本だが、以下のように横書きで使う引用符は国によって異なる。曲線型に似ているが、通常鉤括弧のある位置に置かれる。JIS X 0208:1997規格票附属書4表5(47ページ、参考であり規格の一部ではない)ではダブルクォート(“ ”、JIS X 0208における日本語名称は「ダブル引用符」)の縦書き字形として示されている。JIS X 4051の附属書表でも同様である。JIS X 0213では別途収録されているため、このような扱いはされない。新聞記事では、鉤括弧(「 」)中の二重引用や、二重鉤括弧(『 』)中の三重の引用に用いるとされる。語句の強調、注意喚起、比喩、造語にも使われる。使用する文字をJIS X 0208の範囲に限定する場合には、英語式と同様のダブルクォートで代用する。JIS X 0213には鉤括弧の位置のものが収録されているが、始め・終わり(開き・閉じ、オコシ・ウケ)とも上に置く横書き専用のものも使われる。※ NHKテレビのニュース字幕では、変則的なダブルクォート(“ „)を用いている。一般的な用法を挙げる(厳密な決まりはないため、書き手によって使い分けは異なる場合がある)。:「お母さんが、『雨が降るから傘を持って行きなさい』と言ってたよ」Unicodeでは、U+2019「’」の文字名称は「右シングルクォーテーションマーク」だが、アポストロフィーが統合されており、アポストロフィーとしても使う。U+0027「'」の文字名称が「アポストロフィー」となっているが、これはASCII/CCITTの文字名称を継承したに過ぎず、アポストロフィー(および引用符)としての利用は推奨されていない。U+0027「'」やU+2018「‘」・U+2019「’」は、シングルクォート、アポストロフィーのほか、ロシア語ラテン化の軟音符(U+02B9「ʹ」)、ハワイ語のオキナ(U+02BB「ʻ」)、中国語ウェード式の気息記号(U+02BD「ʽ」)、アラビア語ラテン化のハムザ (U+02BE「ʾ」)・アイン (U+02BF「ʿ」)などの代わりとして使われることがある。しかし、Unicodeではそれぞれ別の文字が用意されていてU+0027やU+2018・U+2019の使用は推奨されない。
出典:wikipedia
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