東方の三博士(とうほうのさんはかせ)とは、新約聖書に登場し、イエスの誕生時にやってきてこれを拝んだとされる人物。東方の三賢者(とうほうのさんけんじゃ)または東方の三賢人(とうほうのさんけんじん)という呼称も多い。『マタイによる福音書』2:1-13に博士たちについて記されているが、「占星術の学者たちが東の方から来た」としか書かれておらず、人数は明記されていない。彼らはヘロデ大王に「ユダヤ人の王としてお生まれになったかた」について尋ね、ベツレヘムへたどりつく。彼らはイエスを見て拝み、乳香、没薬、黄金を贈り物としてささげた(この贈り物の数から「三人」とするのが定着した)。ヘロデ大王は幼子を見つけたら、自分に知らせるようにと彼らに頼むが、彼らは夢のお告げを聞いてヘロデ大王のもとを避けて帰った。「博士」あるいは「賢者」と訳される言葉「マーゴイ」(、マギ)の原義は天文学者であったようである。ゾロアスター教の神官メイジャの意味との説もある。三博士の名は、西洋では7世紀から次のような名が当てられている:シリアのキリスト教会では、が対応しており、ペルシア起源を強くほのめかしているが(例:ホルミスダス=アフラ・マズダー)、真偽は定かではない。アルメニア正教会ではエチオピア正教会ではが対応する。キリスト教圏でクリスマスの季節になると飾られる馬小屋の模型(プレゼピオ)にはよく贈り物を携えた三博士の人形が飾られている。また、東方の三博士がイエスに会った日が公現節の起源とされる。フランスで公現節に食べられる菓子ガレット・デ・ロワは、「諸王(三博士のこと)のガレット」という意味である。ドイツのケルン大聖堂には、三博士のものとされる遺骨を納めた黄金の棺が安置されている。メキシコでは、東方の三博士の日(1月6日)に、フェーヴが入ったパンを食べる。
出典:wikipedia
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