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メフィスト賞

メフィスト賞(メフィストしょう)とは、株式会社講談社が発行する文芸雑誌『メフィスト』から生まれた公募文学新人賞である。未発表の小説を対象とした新人賞である。特徴としては、対象となるジャンルが『エンタテインメント作品(ミステリー、ファンタジー、SF、伝奇など)』という大まかな区分であること、明確な応募期間が設けられていないこと、『メフィスト』の編集者が下読みを介さず直接作品を読んだ上で選考を行うなど、既存の公募文学賞とは異なり持ち込みを制度化したような賞といえる。受賞に値する作品がなかった場合は、次回持ち越しとなるため欠番は発生しない。『メフィスト』には選考結果だけでなく、座談会形式で編集者が注目した作品が紹介され、受賞に至らないが興味深い作品の場合は応募者とコンタクトを取るとし、それが講談社からのデビューに繋がることもある。また、かつては話題に上らなかったり規定を外れた作品にも1行程度の寸評が必ず掲載されていた。創設当初から賞金は存在しないが、受賞がそのまま出版につながるため印税が賞金代わりとなる。受賞作は基本的に講談社ノベルスで出版されるが、ハードカバーやソフトカバーで出版されたこともある。受賞者には講談社の『江戸川乱歩賞』と同じくシャーロック・ホームズ像が進呈されるが、授賞式は行われない。現在では年に最大3人がデビューするため、編集作業の進捗状況により受賞順に出版されるとは限らない(第46回 - 第48回の受賞作は第45回の『図書館の魔女』よりも先に刊行された)。2013 VOL.3 の巻末座談会で、次号より原稿規定が変更される旨が告知され、2014年4月2日の『メフィスト 2014 VOL.1』で、新しい応募要項が発表された。大きな変更点は、講談社BOX新人賞と統合されたこと、規定のフォーマットで85〜180枚(原稿用紙換算で約330〜700枚)という原稿枚数の規定が設けられたことである。それまでは枚数の上限が設定されておらず、原稿用紙換算で約1400枚の清涼院流水『コズミック』や、約3500枚の高田大介『図書館の魔女』などが受賞していた(講談社BOX新人賞でも原稿用紙換算2170枚の神世希『神戯』などが受賞していた)。また、どちらの賞でもすべての投稿に寸評がついていたが、取りやめが告知された。募集要項に『人生で最も影響を受けた小説』の記載が追加された。旧要項時代には寸評があったため原稿が到着し受付られたかを確認できたが、新要項での募集以降は確認できないため、編集部が受け付けた原稿のタイトルをWeb上に記載することで対応している。なお枚数に下限があるため短編1作では対象にはならないが、連作形式で規定枚数に達していれば対象となり、第51回の『恋と禁忌の述語論理』は1作が約90ページの短編4作で刊行されている。また旧要項でも第3回の『六枚のとんかつ』は短編15作で刊行されている。現在では受賞者により同窓会が開催されている。また、第2回受賞者である清涼院流水が2012年に立ち上げた作家の英語圏進出プロジェクト「The BBB」に、森博嗣(第1回)・蘇部健一(第3回)・積木鏡介(第6回)・高田崇史(第9回)・秋月涼介(第20回)・矢野龍王(第30回)らメフィスト賞受賞者が多数参加している。。創設当初から『究極のエンターテインメント』『面白ければ何でもあり』を標榜しており、第1回受賞者である森博嗣の『すべてがFになる』が『理系ミステリ』と称される理系研究者が活躍する本格ミステリであったのに対し、続く第2回受賞者清涼院流水の『コズミック 世紀末探偵神話』が、ミステリをベースにしつつ既存のジャンルに分類できない奇抜で長大な作品、第3回受賞者蘇部健一の『六枚のとんかつ』は下ネタやギャグが満載されたバカミスの連作短編であるなど、「一作家一ジャンル」と呼ばれるほど個性的な作品が集まるため、受賞作家は「メフィスト賞作家」と呼ばれることもある。新本格ミステリと奇抜な実験作品が注目される一方で、殊能将之や古処誠二など本格ミステリの書き手や、辻村深月や舞城王太郎のように純文学に近い領域に移る者、西尾維新のようにライトノベルと接近した作品を発表する作家がいる。受賞者の特徴として、他の職に就きながらデビューしそのまま勤務を続けるケースや、地方に在住したまま活動を続けるケースが挙げられる。2015年までの最年少受賞者は浦賀和宏の19歳。他にも20歳で受賞した佐藤友哉、西尾維新、岡崎隼人、21歳で受賞した清涼院流水や、22歳で受賞した北山猛邦、高里椎奈など、20代でデビューも多い。逆に最高年齢は丸山天寿の56歳。また、森博嗣の38歳、高田崇史の40歳でのデビューなど、比較的遅咲きの作家がいる。募集要項では『即戦力の才能』による作品を募集するとしており、応募者は粗筋だけでなく応募段階でキャッチコピーの作成も求められる。(座談会の後ろの年月は、該当の座談会が収録された『メフィスト』の刊行年月)年は基本的に出版年。特記がなければ、初刊は講談社ノベルス、文庫は講談社文庫刊。

出典:wikipedia

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