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宇宙戦艦ヤマト 完結編

『宇宙戦艦ヤマト 完結編』(うちゅうせんかんヤマト かんけつへん)は、1983年公開の劇場用アニメ映画作品。通称「完結編」「ヤマト完結編」「ファイナル・ヤマト(Final Yamato)」。ナレーションは俳優の仲代達矢。宇宙戦艦ヤマトシリーズの最終作品として製作された。ただし、2009年には続編の「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」が製作されているキャッチコピーは「宇宙にひろがる永遠のロマン!ファイナル・ヤマトの熱い感動を―いま、あなたに伝えたい…」。最終作を意図して製作されたこともあり、スタッフの本作に対する意気込みは凄まじく、製作に携わった人数も尋常ではない。本作が公開された1983年春は、『うる星やつら オンリー・ユー』、『幻魔大戦』、『クラッシャージョウ』と長編アニメーションの公開が重なり、掛け持ち状態の主要スタッフが多かった。作画監督である金田伊功は「野田(卓雄)さんへの義理がある」とのことから、ほとんど『幻魔大戦』にかかりっきりとなり、原画自体はヤマト発進シーン、自沈シーン等数カットに留まる。安彦良和は、「最後だから数カットくらい参加しても」と言っていたといわれるが、実現はしなかった。冒頭シーンでの第一艦橋のシーンでわずかに湖川友謙の原画カットがある。高橋信也は高沢孫一の名義で、『うる星やつら』と掛け持ちで参加している。志願して、ルガール総統関連のほとんどを手がけた二宮常雄や、水関連を手がけた角田紘一などの作画レベルは比較的高い反面、メカニック描写に関してはキャラクター描写に比べ徹底さを欠いている部分も見受けられる。ヤマトの第一及び第二艦橋の窓の数が統一されていない、ディンギル帝国のハイパー放射ミサイル以外のミサイル兵器は透過光で表現、ディンギル帝国のガトリング砲の回転描写や水雷艇の発進プロセスなどの設定の省略、などがあげられる。また、劇中音楽では、それまでピアニストとしてヤマトの音楽を支えてきた羽田健太郎も、宮川泰と共に作曲に参加している。羽田の起用は、宮川泰・音響監督の田代敦己・プロデューサー西崎義展の三人で話し合い、「マンネリ化を避けるため、新しい血を導入しよう。すべてのジャンルをリフレッシュしよう」と言うことで決まった。本作では、二人の作曲家から同一メニューによる別の音楽的回答を引き出すコンペ形式を導入し、最終的にベストな楽曲が本編に採用された。結果、羽田は主にディンギル側の音楽と、ヤマトの小曲、ラストのピアノコンチェルトなどを多く担当し、宮川は従来通りヤマト側と戦闘曲、イメージ曲などを担当となり、両者の個性を相乗効果で盛り上げることとなった。前述の経緯により、楽曲は多数制作されたが、劇中では一切使用されなかった曲も多い。時系列では直前の作品である『宇宙戦艦ヤマトIII』で艦長に就任した古代進は、冒頭で多数の犠牲者を出してしまったことで引責辞任し、戦闘班長に降格している。これに伴い、ヤマト初代艦長であった沖田十三が復活し、再び艦長に就任する。沖田が蘇ることは事前に公表されており、ご都合主義との批判が多かった。劇中でも佐渡酒造が自らの誤診を「全国の皆さんに坊主になってお詫びせにゃならんな」と発言するシーンがある。古代がヤマトのパルスレーザー砲を「高角砲」と呼んだり、コスモタイガーIIの塗装がそれまでの銀色から大戦後期以後の日本海軍機色(濃緑色、明灰白色)への変更、随伴して出撃した駆逐艦「冬月」を始め、太平洋戦争末期の戦艦大和最後の出撃に随伴した艦と同じ、あるいはそれに近い艦名が使用されている。また、ヤマトが都市衛星ウルクに着陸して戦闘する描写は天一号作戦において大和が目指した自力座礁して陸上砲台となるという構想を基としているなど、大和の水上特攻をモデルとする演出が多く見られ、ヤマトの最期であることが示されている。前作『宇宙戦艦ヤマトIII』は制作当時の設定年代は西暦2205年(劇中のナレーションは西暦23世紀初頭と述べるのみ)であり、本作も制作開始当初は、前作の設定年代を守り、西暦2205年とされていた。しかし「昔のように感情豊かな古代をドラマで描きたい」という理由で、西暦2203年に強引に変更された。西崎は公式資料集にて、冒頭の銀河の大異変は『ヤマトIII』時に創ったガルマン・ガミラス帝国とボラー連邦を消し飛ばすために登場させたと述べており、このことからも、西崎は『ヤマトIII』と『完結編』とがつながっていることを意識していることが分かる。1982年夏に公開予定だったが、製作作業の遅れから1983年3月19日に延期、さらに一部劇場では19日にフィルムが届かず翌20日からの公開となったところがある(最終の絵の完成は、3月18日の午前0時だったといわれる)。本作品は、35mm版の初回上映版と70mm版の完全版が存在する。これは当初予定の70mm撮影と6チャンネルステレオでの録音が完全に間に合わなかったことによる。西暦2203年、銀河系中心部の宇宙で大きな異変が生じた。異次元断層から別の銀河が現れ、核恒星系付近で銀河系同士の衝突が起こり、多くの星々が消滅した。古代進は宇宙戦艦ヤマトの艦長として地球防衛軍の命を受け調査に向かった。かつての盟友デスラー率いるガルマン・ガミラス帝国は壊滅的な被害を受けていた。そんな中、銀河を回遊する水惑星「アクエリアス」が現れ、ディンギル星を水没させる。ヤマトはディンギル星から1人の少年を救った後地球に向かうが、ディンギル帝国の艦隊の攻撃に遭い、全乗組員が戦死もしくは意識不明となり、付近の惑星に墜落。偶然作動した自動操縦システムによって地球へ向かう。地球はヤマトの情報から水惑星の存在を確認。接近してくる水惑星を避けるために各惑星やスペースコロニーへの避難を開始したが、ディンギル艦隊の巧みな戦術とハイパー放射ミサイルの攻撃の前に避難船団や地球艦隊は全滅していき、地球は封鎖されていく。ディンギルの長ルガール大神官大総統は新たな移住先として地球を目指していた。そして地球に移住するために取った方法とは、自らの星を水没させた水惑星アクエリアスを人為的にワープさせることで、同じく地球を水没させて地球人類を絶滅させた後に移住するというものであった。帰還したヤマトから奇跡的に救出された古代進は恋人である森雪の懸命の看護により一命を取り留めたが、自分の判断ミスにより多くの乗組員の命を犠牲にしたと艦長を辞任する。その頃、ルガール・ド・ザール率いる艦隊は地球艦隊を撃滅し、一歩一歩地球に向かっていた。これに対抗するのは、もはやヤマトしかなかった。古代もヤマトに乗り込もうとするが、自身が艦長を辞任したことで躊躇する。しかし、ヤマトの第一艦橋で聞いた初代艦長沖田十三の声にヤマトに乗り組む決意をする。ヤマトの船出の日、地球防衛軍司令長官より驚愕の発表がされた。新たなヤマトの艦長が沖田十三であることを。沖田はイスカンダルへの航海の途中、ヤマトの艦医佐渡酒造の診断で死亡とされたが脳死には至っておらず、ヤマトのために戻ってきた。蘇った沖田のもと、全地球の祈りを受けヤマトは発進した。残存艦9隻を率いて冥王星での戦いに臨んだヤマトは、ほとんどの艦を失いながらも辛うじて勝利を収め、単身アクエリアスへと発進する。アクエリアスへ到達したヤマトは、そこに現れた女神クイーン・オブ・アクエリアスから、アクエリアスのワープの原因、そしてそれを引き起こすディンギル人の正体が太古に地球から脱出した地球人の末裔という事実を知らされる。出現した敵艦隊を退け、敵の拠点ウルクへと強行着陸したヤマトは敵のワープシステム破壊を試みるが、失敗に終わる。その戦闘の中で、ディンギル星からただ1人救いあげたディンギルの少年や、古代の親友・島も命を落とす。アクエリアスを追い、ヤマトは地球へと辿り着くが、もはやアクエリアスが地球に接近することを止めることは不可能だった。そんな中、沖田と古代はヤマトを自爆させ、アクエリアスから地球へ伸びる水柱を断ち切るという計画を考える。反対する乗組員たちを古代は諌め、誰もが悲しみに暮れる中、ヤマトの自沈計画のための準備を進めていく。そして地球へと向かおうとした時、ウルクを脱出したディンギル艦隊が出現。反撃できないヤマトは包囲され撃沈されそうになるが、その直前にデスラー率いる艦隊が駆けつけ、これを撃退する。地球へ到着したヤマトは合流した駆逐艦冬月へ乗組員を乗り移らせ、単艦自沈のために発進する。しかし、その第一艦橋には沖田の姿があった。自動操縦と偽って進めた自爆計画は、沖田による手動操縦で行われるものだった。ヤマト乗組員たちが困惑して騒ぐ中、古代と雪、そして真田と佐渡はヤマトと沖田に向かって敬礼し、他の乗組員たちもそれに従い敬礼でヤマトを見送る。地球とアクエリアスの中間点に辿りついたヤマトは、アクエリアスから伸びる水柱を自爆により断ち切ることに成功。その後、行き場を失いアクエリアスと地球の間に広がった水からヤマトの艦首が起き上がり、そのまま静かに宇宙の海へと沈んでいった。役名は劇中EDクレジットに準拠。本作には脚本の段階や、製作中、試写後にカットされたシーンが幾つかある。主なものを挙げる。また、カットされたシーンとは違うが、1985年にタイトーが製作したレーザーディスクゲーム内にて、ゲーム用の新規映像が一部シーンで作られている(ウルク内侵入シーンなど)。これらの映像も現時点では映像ソフト化はされていない。以下のほか、ビデオ化もされている。本作品の第一稿では原稿用紙500枚分という、4時間を超える分量のストーリーが用意されており、編集前のラフ・カットは白身部分を含めて3時間28分に及んだ。本作は全作画工程を同時進行させるという、これまでに無い製作システムが採られた。これは、絵コンテから仕上げまで、全てのパートが同時に作業を進めるといった途方も無いものである。作画監督の1人である金田伊功は、本作の製作前に先駆けて、通称「ヤマト百態」と呼称される膨大な量のイメージイラストを描いている。これは作画サイドから「これまでに無いヤマトの姿を描きたい」という提案を受けてのもの。本作ではヤマトシリーズとしては初めてCGを使っている。ヤマト発進の際、真田の席のパネルに映る曲線ゲージがそれである。当時のCGはまだ簡単な模様しか作れなかったが、技術的な背伸びをせずに使うべき箇所に使い、後年に観ても違和感の無い効果を上げている。アクエリアスから都市衛星ウルクが延々とワンカットでの引きで現れるシーンは、サイズの異なるウルクの背景をマルチで組み、オーバーラップさせながら合成してまとめ上げている。当時はまだコンピュータでカメラを制御しておらず、撮影用の目盛りと撮影スタッフの職人的な勘が頼りだった。結果、途中でややスピードが変わったり、オーバーラップが上手く重ならなかったりと限界があった。しかしこの東映動画の技術は後に改良され、『聖闘士星矢』や『ドラゴンボール』の劇場版で完成型を見ることになる。

出典:wikipedia

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