国道418号(こくどう418ごう)は、福井県大野市を起点とし、長野県飯田市を終点とする一般国道である。国道157号重複区間の温見峠を皮切りに、尾並坂峠、平谷峠、売木峠(旧道)などの峠を越えていく線形をとっている。岐阜県加茂郡八百津町南戸(みなと)の岐阜県道353号篠原八百津線分岐点から恵那市笠置町笠置ダム付近までの木曽川が流れる深沢峡沿いの道は黒瀬街道といい、長らく通行不能な区間で道路は荒れ果てており、国道指定はなされているが事実上の廃道状態となっている。この付近で事業中の新丸山ダム建設に伴い、将来道路が水没する予定であることから、北岸にバイパス道路(丸山バイパス)の建設が進められており、一部区間は2010年3月に供用を開始した。途中にある新旅足橋は、川の水面まで200mという非常に高い場所に橋がかけられている。起点・福井県大野市から岐阜県本巣市までの温見峠越えの区間は国道157号と重複する。福井・岐阜県境の温見峠越え付近は1車線の狭隘路、洗い越し、ガードレールが無いなどの俗にいう酷道の区間で知られる。同重複区間である、本巣市根尾能郷の冬期閉鎖ゲート付近も狭隘路となっており、道路状況に対する注意喚起のため、道端に「落ちたら死ぬ!!」と書かれた看板が設置されている。ここから黒津までの区間は本巣市根尾樽見から国道157号より分岐して単独区間となり、国道256号まで1.5車線の道路が続く。関市 - 美濃加茂市間は、2車線の快走路となり、東海環状自動車道へのアクセス道路にもなっている。岐阜県八百津から恵那までの木曽川右岸に沿う現道区間の一部は、狭隘路、未舗装、落石や法面崩壊が見られ交通の安全確保が困難な状況にあることから通年通行止め規制がかけられ、さらに将来はダム湖に沈む計画がされていることから災害復旧も放棄されて廃道同然の状況となっており、国道に指定された道路区域でいながら国内の一般国道の中で最も過酷で難所を極めた「酷道」と評されるほど、荒れ果てた状態が続いていることが知られている。現道指定区間の山側(北側)に並行して丸山バイパスの建設が進められており、迂回路となる岐阜県道353号、402号、412号とつないで、恵那市笠置町川合の木曽川に架かる武並橋で国道418号現道に連絡する。この不通区間を抱える現道指定区間で通行可能なのは、八百津側からは、丸山ダム付近から奥に進んだ二股トンネルまでで、また恵那側からは、武並橋付近の岐阜県道412号恵那八百津線分岐から、木曽川沿いに約4km奥へ進んだ関西電力笠置発電所付近で不通区間の通行止めゲートがある。恵那市で重複する国道257号分岐から岐阜・長野県境の達原トンネルまでの約11km区間は、すれ違い困難なほど幅員が狭まるところがある。達原トンネル以東の長野県内の区間は、1.5車線から2車線の道路が続く。岐阜県加茂郡八百津町(岐阜県道353号篠原八百津線分岐点)から恵那市(笠置ダム付近)までの約17.7kmは、本区間を管理する岐阜県可茂土木事務所と恵那土木事務所が通行を禁止している。この区間は丸山ダムの嵩上げ計画である新丸山ダムにより水没する予定のため、すでに山側に付け替え道路である丸山バイパスが岐阜県道353号篠原八百津線に沿って建設されており、町道十日神楽線交差点 - 笠置ダム間には一般車両が進入できないようにバリケードが設置されている。ただし、山林、河川の管理道路として利用されているため完全な通行止めにはされておらず、維持管理は行われている。ちなみに、水没予定区間には岐阜県道352号大西瑞浪線の起点や五月橋という橋のある深沢峡がある。路線上に、以下の道の駅が所在する。
出典:wikipedia
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