『エルフを狩るモノたち』(エルフをかるモノたち)は、矢上裕による日本のファンタジー漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメ作品。本稿では、続編である『エルフを狩るモノたちリターンズ』および『エルフを狩るモノたち2』についても記述する。異世界に召喚された日本人の主人公たちが、日本に帰還するために必要な「呪文のかけら」を集めるために旅を続け、各々の得意分野を活かして女性エルフの体に貼り付いている「呪文のかけら」を見つけるためにエルフを次々を脱がしていくファンタジーコメディ。『月刊電撃コミックガオ!』(メディアワークス(現・アスキー・メディアワークス))連載、全22巻(連載開始前の読みきり連作をまとめた『エルフを狩るモノたちDX』が1巻、連載開始以降の単行本が21巻)。基本的に1話完結の構成だが、第4巻から第5巻(第14話から第21話)にかけてドーン編を、第11巻では『ガオ!』未掲載の書き下ろしの長編を収録している。1996年10月より本作を原作とするテレビアニメが深夜アニメとして放送され、続いて1997年10月より第2期となる『エルフを狩るモノたちII』( - セカンド)も深夜アニメとして放送された。2007年には続編となる『エルフを狩るモノたちリターンズ』を短期集中連載。2013年より『エルフを狩るモノたち2』を連載中。とある事件で召喚魔法の使い手、セルシア・マリクレールによって現代日本からファンタジー世界へと召喚された龍造寺淳平、小宮山愛理、井上律子の3人だったが、日本に戻るための送還呪文が儀式中の事故によって飛び散ってしまう。若い女性のエルフの肌に模様として張り付いたという5個の呪文のかけらを探すため、世界中のエルフを探し出して脱がしまくる、「エルフを狩るモノたち」の旅が始まった。前述の『エルフを狩るモノたち』の続編に当たる物語。副題は「神保町カレー戦記」。2007年11月号より5号に渡り、『ガオ!』の創刊15周年(&休刊)記念企画として短期集中連載され、単行本1巻が発行された。日本に還り、各々の生活に戻った淳平たち。そんなある日、カレーの街・神保町に巨大生物が出現し、街がパニックに。事件の首謀者はハイランドエルフの長・マグナ。彼女はある野望のために、召喚呪文を用いて神保町を丸ごと異世界に召喚してしまう。そして事件に巻き込まれ、神保町とともに再び異世界に召喚された淳平たち。神保町を奪い返すべく、「エルフを狩るモノたち」が再び立ち上がる。前述の『エルフを狩るモノたち』・『エルフを狩るモノたちリターンズ』の続編に当たる物語。副題は「今度は妹を狩るモノたち」。2013年1月30日より無料ウェブコミック誌『COMIC メテオ』(ジー・モード)にて連載開始。兄という存在に憧れを抱く女子中学生の新谷麻衣は、ある日母親から巷で名を上げる格闘家の龍造寺淳平か自分の兄であることを知らされる。突然の事実に戸惑うも夢が叶ってしまった麻衣だが、そこに同級生とその兄から因縁をつけられて暴行を受け、あわや危機に陥ったところでウォーターバブル王国の女王ロッタにより、セルシアのいたファンタジー世界とは別の精霊界エルディーナへと招喚されてしまう。そしてそこには同じように招喚された憧れの兄・淳平たちの姿があった。さらに本来は招喚呪文を用いたロッタの体に刻印されるはずの送元呪文は、ロッタの装備していた腕輪(おまもり)により、花火のような発光現象として飛び散ったため、日本に還るために「呪文のかけら」を捜索しなければならなくなってしまった。住人のほとんどがエルフのこの世界で、「呪文のかけら」を見つける手がかりはロッタが兄を招喚しようとしていたことから、「妹」に当たる人物に絞り込み探し出すこと。新たに麻衣を加えた「エルフを狩るモノたち」の旅が再び始まった。「声 - 」は、アニメ版における「声優」。異世界に召喚され、日本に還るために必要な呪文のかけらを捜索する旅を続ける淳平たちのパーティ。近接戦闘能力に優れた淳平、頭脳派の策略家である愛理、中~遠距離を制する近代兵器マスターの律子と、異世界でも類を見ない能力の持ち主である3人で当初はエルフ狩りを続けていた。しかし捜索状況が思わしくなく、それまで淳平たちと敵対していたエルフの長・セルシアが協力を申し出た。魔法を得意とするセルシアの加入により、さらに強力なパーティと化した。エルフを脱がしていく彼らの悪名は高い(脱がし屋の組織から「神様」扱いされているほど)が、彼らと関わったことで好意を覚える者もいる。『2』では麻衣が新たにメンバーに加わっている。作品内に登場するエルフは基本的には長くとがった耳を持ち、人間よりも潜在的に魔力を持つ。普通の人間の約10倍の寿命を持つ者もいれば、混血などで普通の人間と寿命が変わらない者もいる。広い意味で人間タイプではあるが、植物や精霊の一種のエルフも存在する。作中における世界は、作品の主たる舞台となる「異世界」と、淳平たちの故郷である「日本」の2つに大別される。『2』で「精霊界エルディーナ」が追加される。作品の舞台となる、いわゆる「剣と魔法の世界」。人間だけでなく、セルシアのようなエルフや亜族が暮らしている。日本と違い、食物の見た目と味が異なることが多い。通貨の単位はG(ゴールド)。天文学においては天動説が採られている。淳平・愛理・律子の故郷であり、彼ら3人が還ることを望む世界。なお、「日本」は普通は地名ではあるが、作中では「異世界」から見ての、もう1つの世界(の一部)として扱っている。『2』の舞台となる新たな異世界。セルシアが住む「異世界」と違って殆どの住民がエルフ族であり、他は獣人を始めとした亜族で構成されている。今の所、人間は登場していない。第1期は1996年10月3日から同年12月19日までテレビ東京にて放送(のちにIBC岩手放送でも放送)。全12話。第2期は『エルフを狩るモノたちII(セカンド)』というタイトルで1997年10月1日から同年12月24日まで放送。全12話。次回予告の締め台詞は、第1期では「来週も起きてろよ」(淳平)、「来週も起きててね」(愛理・律子・セルシア)。第2期では「お代わり、もう一杯!」。「放送日」はテレビ東京での放送時による。アミューズピクチャーズ(現・アミューズソフトエンタテインメント)より発売。テレビ放送時の女性のヌードシーンの露出の度合いがやや多めに修正されている。1996年に久川綾のSHINY NIGHT内において、ラジオドラマが放送された。パーソナリティの久川綾が小宮山愛理役を演じるほか、キャストはアニメ版とは異なっている。ドラマCDとして全3巻が発売されている。原作:矢上裕構成:あみやまさはる脚本:あみやまさはる 山田健一 久保田雅史演出:佐藤司音楽:伊藤ヨシユキ竜造寺淳平:辻谷耕史小宮山愛理:久川綾井上律子:山崎和佳奈セルシア(ポチ):冬馬由美 ナレーション:森川智之いずれもアルトロンより発売。
出典:wikipedia
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