『さまぁ〜ず げりらっパ』は、一部テレビ朝日系列局で放送された名古屋テレビ(メ〜テレ)製作のバラエティ番組。全317回。製作局のメ〜テレでは2002年4月15日から2008年9月23日まで放送。さまぁ〜ずの大竹一樹と三村マサカズが毎回ゲリラライブのように街中に現れ、その日の共演者たちとともに様々なバラエティ企画を遂行していた番組である。この番組が実施していた企画は、さまぁ〜ずほか出演者たちが体を張って挑む実験企画やゲストを招いてのトークショーなどが多かった。このような性質から、番組の収録は屋外ロケが基本で、メ〜テレのスタジオ内で収録をすることはあまり無かった。ロケは名古屋市内、特に大須商店街や栄ラシック敷地内などの繁華街で行うことが多く、そのたびに見物人が多く集まりすぎてパニックになるのが定番だった。それゆえに、後述のような事件も何回か起きている。その行き当たりばったりで実験番組的な要素は、過去にメ〜テレが製作していたローカル深夜番組『オジャマンないと!』のそれを踏襲しており、「実験ショー」や「巨大シリーズ」などの大掛かりになる企画には地方局の番組としては異例なほどの予算と手間隙が掛かっていた。進行役は看板出演者のさまぁ〜ずではなく、番組のディレクター陣が持ち回りで務めていたが、彼らは毎回ロケ本番前になってからさまぁ〜ずにその日の企画内容を告げるため、いきなり無理難題を突きつけられた2人がそれに反論するというのがお決まりの展開であった。また、「テープをほとんど止めない」点も大きな特徴である。通常のバラエティ収録では目的の場所で必要なシーンのみカメラを回すことが一般的だが、この番組では移動中など特に企画がない時間でもかなりの部分でカメラが回っており、時折出演者の素に近い表情を垣間見ることができる。例えば、美術チームが実験機材製作をしている裏で暇を持て余したさまぁ〜ずが本気で遊んでいるシーンを放送したり、不慣れなゲストが通常通りテープが「止まっている」と勘違いして放った失言を放送したこともある。進行役のディレクター陣が堂々と割り込んで来ることと並び、ゲストが戸惑ってしまうことの多い特徴点であった。この番組は、放送開始当初からバラエティ企画を主軸とするスタイルは出来上がっていたものの、当初は音楽番組を自称していた。その当時はインディーズバンドの曲や人気歌手の新曲を紹介するミニコーナーを擁し、ゲストにはミュージシャンを呼ぶことが多かったが、このミニコーナーは早期に無くなり、以後は完全にバラエティ番組化していった。また、当初は製作局のメ〜テレのみで放送されていたが、長寿番組化するとともにネット局を増やしていった。しかし、放送末期ではネット局での途中打ち切りや不定期ネットへの降格などが相次ぎ、最終的にはメ〜テレ、東日本放送、長野朝日放送の3局のみで放送されるようになった。2008年3月18日放送分までは地上デジタル放送においても4:3比の標準画質映像で、左右のサイドパネルに番組タイトルロゴを配した状態で放送されていたが、同年3月25日放送分をもって16:9比のハイビジョン制作へと移行した。それに伴い、表示テロップも高画質のものになった。最終回では、6年半の番組収録の中で使用してきた小道具や大道具の山を派手に爆破して最後を締めくくった。全放送回数は317回に及んだが、これについて大竹は番組内で「“サイナラ”と読めるから317回で終わらせるんじゃないか?」とコメントしていた。番組終了後の2011年4月1日よりエンタメ〜テレ☆シネドラバラエティでの再放送を開始し、初のCSチャンネルへの進出を果たした。毎回ゲストを招いて行うトークショーで、民家の中など他局の番組がやらないような場所で行うことも多かった。企画内容やステージの設置場所などを聞かされたゲストの反応に重きを置いていたため、本番であるはずのショーパートのオンエア時間は短かった。総じてゲストからの評判は良くなかったが、ショーの開催を依頼した民家の住人は満足することが多かった。私鉄の運行車両にて行う企画。名鉄バス運営の路線バスの車両などを貸切にして行う企画。一般参加者たちが乗車するための「特設バス停」が設けられていた。大掛かりな実験装置を作り、それらが成功するかどうかを試す企画。レモン電池カー、ペットボトルカー、ゴムカーなどを使って車を走らせる企画が多かった。成功率はあまり高くなかったが、それを「失敗」を認めずに「引き分け」と評するのが恒例だった。ベッドカーでは大竹がボケて飛び乗ったが、直後にバッテリーがオーバーヒートし、煙が吹き出す騒ぎになった。それはDVDに収録されている。さまぁ〜ずと女性レギュラーの3人がディレクターからの指示で非常識なサイズの物体を作り上げる企画。2002年10月8日放送分にて初実施。物によってはスタッフも総出で制作に参加していた。上記の実験シリーズの元になった企画であり、企画開始当初はそのまま「実験シリーズ」と謳っていた。三村曰く「馬鹿の発想」。後に二人がレギュラーになった「リンカーン」でもダウンタウンが同様の企画を行った。その日のゲストやスタッフとともに自転車で名古屋の街中を走る企画。最もパニックが起きやすい企画であり、後述の事件も何回か起こっているが、それでもなお時折行われていた。また、前述のトークショー企画でもゲストとともに会場まで自転車で向かったことがある。行く先に建物などの障害物があっても出来る限り一直線に歩くことを目指す企画。通行の障害となる物があった場合は、参加者たち自身がその所有者に対し通行許可交渉をしに行かなければならなかった。事前のアポイントメントは取っていなかったため、交渉が成立せずに迂回を余儀なくされることもあった。最終的には参加者たちが逃亡するのがオチになっていたが、第4弾ゲストの松村邦洋は逃げ遅れてスタッフに捕まった。さまぁ〜ずと女性レギュラーの3人を希望者にレンタルし、好きなように使ってもらう企画。2003年1月28日放送分にて初実施。当初は2か月に1回ほどのペースで行われていたが、次第に実施ペースが落ちていき、最終的に企画自体が消滅した。日本在来の植物や動物を守るため、国内で繁殖した外来種を駆除する自然をテーマにした企画。大学教授や地元の高校生などからの協力を受けながらロケを敢行し、外来生物法に則った方法で駆除を行っていた。ミシシッピアカミミガメ、カダヤシ、ブルーギル、オオフサモなどが対象となった。外れが無いと言われるさまぁ〜ずお気に入りの企画で、その名の通り名古屋でとんかつ、コロッケ、どて煮、チャーハン、タイ料理などの美味しい物を食べる。「絶品○○を食べよう」というタイトルで放送されることが多かった。番組オリジナルのコンビニ商品を開発し、契約チェーン店各店にて期間限定で販売する企画。当初はローソンが開発・販売に協力していたが、番組放送末期に販売した「げりらっパブラックチャーハン」や「げりらっパ恵方巻」などはファミリーマートとの共同開発になった。なお、同社はその後、アサヒビールとともに番組スポンサーに参入した。番組テーマソングを作る企画。作詞はさまぁ〜ずと田代さやかが担当し、作曲はロケットマンに依頼した。曲は完成後、さまぁ〜ずがメンバーを務めるマイナスターズが当時番組のネットエリアだった沖縄のステージで歌った。さまぁ〜ずのレギュラー番組であるTBS『リンカーン』2007年10月23日放送分で、大竹が自分たちのマネージャーにドッキリを仕掛けられる企画が同番組スタッフの協力の下で行われた。また、それ以前にもテレビ朝日『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』で、三村がこの番組の沖縄ロケの合間にスタッフによってドッキリを仕掛けられるなど、番組外でも何かとこの番組のスタッフが関わることが多かった。トークや自転車はカットし、傑作選と実験コーナーの傑作選にしている。レンタルも可能である。それはバラである。
出典:wikipedia
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