『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』("The Lost World: Jurassic Park")は、1997年のアメリカ映画で、映画『ジュラシック・パーク』の続編。マイケル・クライトンの小説『ロスト・ワールド -ジュラシック・パーク2-』の映画化だが、その内容には原型をとどめないほどの大幅な変更がなされている。そのため、映画公開の際には、原作のファンから強い批判を受けた。もっとも、本作は小説企画との同時進行で制作されており、クライトンから「私も自由に書くから、映画も自由に作っていい」と言われていた。アカデミー賞では視覚効果賞にノミネートされた。前作『ジュラシック・パーク』の評価が高かったため期待された本作品は、その反動からか酷評される結果となった。第18回ゴールデンラズベリー賞においては「最低続編賞」「最低脚本賞」「最低人命軽視と公共物破壊しまくり作品賞」の3部門にノミネートされた(ただし、いずれも受賞を逃している)。ちなみに、スティーヴン・スピルバーグ監督にとって自作の続編で再び監督を担当した作品は、今のところ『インディ・ジョーンズ』シリーズと本作のみである。劇中で種小名が出ているものは属名と中黒(・)で繋ぎそれも記した。原則として劇中での登場順に並べてある。舞台となったのはイスラ・ソルナ島(Isla Sorna)という島で、スペイン語で『皮肉の島』という意味を持つ。この島は『ラス・シンコ・ムエルテス諸島(Las Cinco Muertes)』(五つの死)と呼ばれる、『C』を描くように連なる5つの島々の一つで、前作の舞台となったイスラ・ヌブラル島の南西140kmにある。『五つの死』の島々は北西から順に『イスラ・マタンセロス島(Isla Matanceros)』(虐殺の島)、『イスラ・ムエルタ島(Isla Muerta)』(死の島)、『イスラ・ソルナ島(Isla Sorna)』(皮肉の島)、『イスラ・タカニョ島(Isla Tacaño)』(嘘つきの島)、そして『イスラ・ペナ島(Isla Pena)』(苦しみ・刑罰の島)からなる。『III』の舞台も同じ島。5つの島とも火山の島々である。イスラ・ソルナ島以外の4島は映画と小説で言及と地図に示されたがそれ以外登場しなかった。なお、発売キャンセルされたプレイステーション2用のゲーム『』は『III』の続編的な内容で秘密の第2の島が舞台だった。小説版によると、これらの5つの島々には古代インディオの神話の伝説があり、島々には古代の遺跡もある。イスラ・ソルナ島を舞台にした映画の続編的な内容のゲーム『Jurassic Park: Trespasser』でも、イスラ・ソルナ島に古代アステカ遺跡がある。原作では、コナン・ドイルの『ロスト・ワールド』(失われた世界)に因んで、島の周縁がそびえ立つ断崖絶壁にぐるりと囲まれ、航空機を使うかロッククライミングをしなければ島の内部に入り込めない地形になっていた。が、映画ではごく普通に海岸に船で上陸することができるように描かれている。イスラ・ソルナ島には、観光ではなく恐竜の飼育とクローニングを目的とした研究施設が建てられている。この島で育った恐竜はいずれイスラ・ヌブラル島の新たなアトラクションとして運ばれる予定であったが、前作の後インジェン社は島を撤退、その後のハリケーンによって施設は壊滅状態となった。撤退の際に研究員によってジャングルに解き放たれた恐竜たちは独自の繁栄を遂げた。映画本作ではイアン達がフェンスに囲まれた、ワーカー・ビレッジ(Worker Village)と呼ばれる廃墟と化した古いインジェン社の従業員達の集落の村に到着していた。ハリケーンによって集落に住んでいたインジェン社の従業員が撤退した後、集落はヴェロキラプトルの巣となっていた。イアンやルドロー達は集落にあるコントロールセンターから救援を呼んだ。小説では集落の遠くの終わりの方に研究施設があり、研究施設の後の方に地熱発電所がある事が判明しており、イスラ・ソルナ島の電力は地熱発電によるものであった。映画本作の続編的な内容のゲームでもある『Jurassic Park: Trespasser』では映画と小説に登場した集落に基づいたBurroughs(バローズ)と言う名のインジェン社の従業員が暮していた町が登場するが、映画と小説に登場した集落とは建物など違う為、別である。マイケル・クライトンに書かれた。映画版と若干異なる部分がある。から著はドン・マクレガー、カバーはウォルター・サイモンソン、画はジェフ・バトラー担当でコミック化もされた。映画版の内容を全4冊のストーリー構成になっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。