山口宇部道路(やまぐちうべどうろ)は、山口県山口市朝田から同県宇部市西岐波に至る道路(自動車専用道路)。地域高規格道路山口宇部小野田連絡道路の一部であり、全線が山口県道6号山口宇部線に指定されている。嘉川IC - 宇部南IC間は、1975年(昭和50年)2月27日に一般有料道路の山口宇部有料道路として開通した。同区間は全線が第3種2級の道路規格(一般道路規格)で建設され暫定2車線で開通していたが、このうち嘉川IC - 宇部東IC間は、2001年の山陽自動車道宇部下関線開通にあわせて第1種3級の道路規格(高速道路規格)への改築および4車線への拡幅が実施され、国道2号小郡道路とあわせて山陽自動車道に並行する一般自動車専用道路(A'路線)に指定された。一方、宇部東IC - 宇部南IC間は、暫定2車線の一般道路規格として存置されており、125cc以下の自動二輪車・原動機付自転車・小型特殊自動車・軽車両はこの区間に限り通行できる。設計速度は、山陽自動車道に並行する一般自動車専用道路区間(第1種3級)が80km/h、一般道路区間(第3種2級)が60km/hであり、最高速度も同様の数値に設定されている。朝田IC - 嘉川IC間は、おいでませ!山口国体の開催に合わせて無料の自動車専用道路として建設され、2011年(平成23年)7月31日に暫定2車線の自動車専用道路(最高速度70km/h)で開通した。有料区間は山口宇部有料道路として山口県道路公社が管理してきたが、同公社の廃止に伴い、2012年(平成24年)3月28日から無料開放された。流通センターIC - 長谷IC間では、中国自動車道と接続する小郡JCTの建設を進めてきたが、2016年(平成28年)3月27日に完成、供用を開始した。2012年(平成24年)1月11日に同JCT建設に伴い施工中であった法面が高さ30m、幅70mに渡って崩落した。ETCについては、当初は無線通信による通行ができなかった(山陽自動車道からETCで入場しても料金所でのETCカード提示が必要)が、2008年9月1日より嘉川・由良TB、阿知須IC、宇部東・宇部南TB、宇部東IC(嘉川方面のみ)にてETCによる無線通行を開始した。なお、宇部東IC - 宇部南IC間のみの利用にはETCが(クレジットカードも)利用できなかった。また、山口宇部道路・小郡道路を介して山陽自動車道 宇部JCT - 山口南ICを通過した場合、前後の料金が通算されない(山口南IC - 中国自動車道 下関JCT間の通行止時に迂回路として指定された時を除く)ため、ETC通勤割引についてはETC無線通行時の2度目の精算時(宇部JCT→山口南IC間の山陽自動車道、あるいは山口南IC→宇部JCT間の山口宇部道路など)には割引が適用されない。なお、宇部JCTから山陽自動車道宇部下関線経由で通行する場合には料金が通算されるため双方でETC通勤割引が適用になるほか、距離・回数に関係なく割引が適用されるETC深夜割引および障害者割引は、小郡道路を介した通行であっても双方で割引が適用になっていた。無料化に伴い、ETC関連の機器はすべて撤去されている。上記のほか、片倉IC - 岡の辻IC間に1箇所、岡の辻IC - 宇部南IC間に2箇所、平面交差点がある。片倉IC - 岡の辻IC間については、2008年に宇部料金所跡地付近に宇部臨空頭脳パークへの進入路として新設された。当初は上り線のみであったが、2012年3月の無料開放に合わせて下り線からも進入できるよう改良された。
出典:wikipedia
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