松之山温泉(まつのやまおんせん)は、新潟県十日町市松之山(旧国越後国)にある温泉。ホウ酸含有量は日本一で、1Lあたりの含有量は349.5mg。メタケイ酸も豊富に含む。2011年の長野県北部地震の影響で源泉の湯量が減少し新たな掘削も行っている。山間の温泉ながら塩分濃度が高く、太平洋戦争中は塩の採取も行われていた。新潟大学の大木、佐藤らは、約1000万年前の化石海水が、地圧によって湧出してくる「ジオプレッシャー型温泉」である、としている。群馬県の草津温泉、兵庫県の有馬温泉とともに「日本三大薬湯」としている。日帰り入浴施設の「鷹ノ湯」がある。湯治宿を含め11軒の旅館が存在する。土日の朝には朝市が開かれる。山深い豪雪地帯に位置し松之山温泉スキー場などもあるが、歓楽的要素は皆無で、「美人林」と呼ばれるブナ林や棚田など里山の自然美を訴求している。また、小正月には婿投げ・墨塗りの奇祭が行われることでも知られる。温泉街から離れた場所にある兎口源泉は松之山温泉と同質の源泉が湧出することから、松之山温泉に含めて紹介される場合が多い。兎口地区には一軒宿の旅館がある。かつては、市営の共同露天風呂の「翠(みどり)の湯」が営業していたが、近年老朽化により廃止となった。開湯伝説によれば、約700年前の南北朝時代に鷹が温泉で傷を癒していたところを発見したとされる。温泉地にある源泉の1つはこの開湯伝説に因んで「鷹ノ湯」を名乗る。上杉謙信の隠し湯とも言われている。江戸時代の諸国温泉功能鑑にも記されている。
出典:wikipedia
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