『クイズ・ドレミファドン!』は、1976年10月3日から1988年4月3日までフジテレビで放送されていた音楽系クイズ番組。2008年以降は、『カスペ!』枠などで不定期放送されている。渡辺プロダクション制作。司会は高島忠夫→中山秀征。後に日本中で認知されるところになった曲当てクイズ、いわゆる「イントロクイズ」の元祖。ただし、この番組では純粋に曲のイントロのみで曲名を当てるイントロクイズ以外にも音楽に関する事柄や芸能界に関するクイズも出題される。なお、複数の歌手がゲストとして出演し最新ヒット曲を披露するコーナーもあったことから、クイズ番組でありながら音楽番組の役割も果たしていた。ただしステレオ放送化はレギュラー放送時代はもとよりスペシャル版においても実施されておらず、地上デジタルテレビ放送化後の現状においても送出信号はステレオ、音源はモノラル(モノステレオ放送)のままである。クイズは、解答者2~3名1組の5組による対抗戦。毎回設定されたテーマにちなんだ人達で構成される。視聴者参加と芸能人参加の大会とがあった。現在放送されている不定期の特番では、芸能人参加のものになっている。放送時間は毎週日曜日 12:00 - 13:00(ただし1980年4月以降は12:55まで)。番組は原則関東ローカル枠だったが、一部地域にも同時ネットされていた(後述)。番組終了後長らく、毎年正月の年1回(当初は高島忠夫司会、後に中山秀征司会)で放送されていたが、2000年代後半からは『カスペ!』を中心に放送されている。協賛は日本航空。優勝賞品である海外旅行(ハワイ・グアム・アメリカ西海岸)のためのタイアップであり、番組自体のスポンサーではない。オープニングには必ず同社の旅客機の離陸、飛行シーンが流されていた。なお、当番組終了後もフジテレビの日曜正午枠は長年にわたり渡辺プロダクション制作番組枠となっており、“ナベプロ枠”と呼ばれている(2016年現在は『ウチくる!?』(1999年 - )が放送中)。ほか時間がいっぱいになると、終了ブザーが鳴り、優勝者(すなわち、ドレミファ大賞)が決定。優勝した解答者(チーム)には、グアム島ペア旅行を賭けてのチャレンジクイズの挑戦権が与えられた(ただし初期はなしで、即優勝グアム旅行獲得だった)。チャレンジクイズは、あるヒット曲を別の歌手が歌っており、その歌手名を当てる「声当てクイズ」(解答者の背後に流れるグアム島の映像とともに、問題の曲の一節が流れた後にブザーが鳴り、制限時間内に解答を求めていた)に挑戦。正解すればファンファーレとともに、天井から大量の紙吹雪と風船が降り、日本航空で行くグアム島ペア旅行獲得。不正解になると背後のグアム島の映像が消えてブルーバックに変わり、葬送行進曲が流れ、背後と解答者席に×マークが飛び出し、後期には背後に正解の歌手の顔写真が出て、解答者席に×マークが飛び出して失格となった。余談だが、1986年のおニャン子クラブをゲスト回答者に迎えた回では、通常回(グアム島旅行がかかったクイズ出題がある)にもかかわらず、優勝者決定のところで天井から紙吹雪が降ってしまった。但し、この回のチャレンジクイズは榊原郁恵を中村あゆみと答えてグアム島旅行を逃している。なお、チャレンジクイズの正解・失格にかかわらず、グランドチャンピオン大会に進出できた。また、声当てクイズ失格でグアム島旅行を獲得できなくても、優勝者に対する豪華賞品が贈られた。さらに、優勝したチームを応援した観客には、素敵なプレゼントが贈られていた。但し、ゲスト特集、現在放送されている正月番組・特番では、その時点で優勝となった解答者が自動的に海外旅行(ハワイ旅行等)獲得となる。そして、2008年11月4日の特番放送時からは、天井から降らせる方式に代わってカノン砲から大量の紙吹雪が降る方式に変更された。毎週のドレミファ大賞獲得者が5組揃った所でグランドチャンピオン大会を行う。内容は通常と一緒だが、全てのクイズを終了し、見事グランドチャンピオンを達成すると「おめでとう!!アメリカ旅行!!グランドチャンピオン!!〇〇(チーム名)」という画面字幕スーパーが表示され、天井から大量の紙吹雪と風船が降り、さらに、天井の違う位置からクラッカーの音が鳴りながら大量の紙テープが落ち、ファンファーレ(通常のドレミファ大賞獲得時と同じ)が鳴り、日航で行くアメリカ西海岸旅行獲得となり、さらにゴールデントロフィーが授与される。トップ賞(ドレミファ大賞)獲得時とグアム島旅行獲得時、さらにグランドチャンピオン達成時に流れるファンファーレは異なっている(厳密に言えば後者の場合、前者のテンポをよりゆっくりにしたものである)。さらにこれに続いて、チャンピオンの栄誉を称え「見よ、勇者は帰る」(「アップダウンクイズ」のハワイアンメロディーのように)のメロディーが流れる。「イントロクイズ」を除く各クイズのOPは、時期によって異なるものが使用されていた。1988年(昭和63年)4月3日をもって、11年半・586回続いた番組は終了した。その後は、新春特番が定期的に毎年1回、他にも不定期で特番が放送されている(但し、新年特番は2009年(平成21年)で終了。それ以外は後述)。最終回は1988年3月27日と4月3日の2回によって行われた。まず3月27日放送分は番組レギュラーがゲストとペアを組んでクイズに挑戦、司会はコロッケと柳美子が代行した。組み分けは次の通り。結果は坂上・錦織チームが125点を獲得して優勝した。続いて、4月3日に放送された最終回は、放送時間は12:00 - 13:30と、通常より30分拡大の特別版だった。内容は、かつてのレギュラーをスタジオに招き、過去の名珍場面を振り返るというもの。ラストは横並びした全出演者が「クイズ・ドレミファドン!」と叫んで、全出演者を見送った後、『12年間ありがとうございました』と収録スタジオの床に記されたメッセージを映して終了した。1988年4月3日のレギュラー番組終了後も毎年新春の時期に年1回特別番組を放送していたが、2009年以降は『カスペ!』枠などでの不定期放送に転換している。(「新春イントロ大作戦」は正月版としてレギュラー番組時代から放送されている。これが、現在放送の新春番組のルーツである。1994年の放送をもってレギュラー番組時代から2代目サブ司会を務めた江藤が降板)1980年代には年に1回、『スーパーイントロ大作戦』が放送された。『ドレミファドン!』と『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)を合わせたような番組で(かつて『ドレミファドン!』でやった「イントロ選手権」と同じ)、1回戦は西武ライオンズ球場を用いての2択または4択イントロクイズだった。プロ野球中継中止の際の雨傘番組として制作されていたため、春からずっと放送予定に上がったまま、プロ野球シーズンが終わってから放送されたこともあった。また、1990年から1992年までは年に1回、同じタイトルの『スーパーイントロ大作戦』が「金曜ファミリーランド」枠で放送された。これは『ドレミファドン!』の復刻版のような企画で、毎回6-8組の芸能人ペアが「映像イントロクイズ」や「ドッキリ扉」、「イントロクイズ」などで競う番組だった。当番組の映像を収録した商品は以下のものがある。
出典:wikipedia
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