ヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ (Nuovo Trasporto Viaggiatori,以下NTV) はイタリアの鉄道事業者である。イタリアの高速新線TAVで高速列車を運行することを目的に設立された。2006年12月に、フィアットの会長ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロと、トッズのデッラ ヴァッレ社長他実業家が共同出資のうえ、設立された。2008年1月にはインテーザ・サンパオロ銀行グループも参画する。"Nuovo Trasporto Viaggiatori"とは「新旅客輸送」(in English, "New Passenger Transport")を意味する。欧州連合(EU)域内の国際旅客鉄道輸送は2010年から自由化されることが決定しており、民間企業の参入が可能となる。イタリアの高速鉄道運営は現在、トレニタリアが独占的に運営をおこなっているが、自由化をにらみ、成長が期待できる高速鉄道分野に新規民間事業者として参入するものである。営業運転の開始は2011年9月を予定していたが、計画の複雑さに起因する遅延や当局の許認可などに時間がかかった為開業は延期され、2012年4月28日に開業した。年間輸送人員は2015年時点で、1,000万人/330億人キロを目標としている。2008年1月17日、NTV社は25編成のAGV(TGVの第4世代)の購入契約を仏アルストム社とむすんだと発表した。契約総額は約7億ユーロで2011年に受領予定となっている。さらに、以後30年間のメンテナンス契約も含まれている。列車は11両(最大14両)編成で、最高時速360キロ、旅客定員は460名を予定している。「イタリアの」という意味のイタロ(Italo)とよばれる車体、は赤色(フェラーリと同じ色)に塗装される。車内のデザインはイタルデザイン(ジウジアーロ)による。営業運転が2012年3月に開始されたため、AGVによる営業列車として最初のものとなった。なお、車両の愛称はイタロ(Italo)。2013年10月現在の運行区間は、トリノ・ポルタ・スーザ駅 - ミラノ・ポルタ・ガリバルディ駅 - ミラノ・ロゴレード駅 - (レッジョ・エミーラ) - ボローニャ中央駅 - フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 - ローマ・オスティエンセ駅 - ローマ・ティブルティーナ駅 - ナポリ中央駅 - サレルノ駅及びローマ - フィレンツェ - ボローニャ - パドヴァ駅 - ヴェネツィア・メストレ駅 - ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅の2ルートである。 最高速度360km/hでの営業運転が検討されているが、運行当初は300km/hでの運行となった模様。
出典:wikipedia
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