『黒い家』(くろいいえ)は、貴志祐介による日本のホラー小説・ホラー漫画及びそれを原作とした日本と韓国のホラー映画。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。保険金殺人がテーマとなっており、本作品の発表翌年に発生した和歌山毒物カレー事件と内容が酷似していることで話題となった。書評家の西上心太は、超能力や妖怪などの超自然的存在を利用せずに血も凍る恐怖を描くことに成功した、と評している。1999年には、森田芳光監督、内野聖陽・大竹しのぶ主演で映画化された。2007年には韓国でリメイク版が制作された。大手生命保険会社「昭和生命」の京都支社で保険金の査定業務を担当する主人公・若槻慎二は、保険加入者である菰田重徳からの呼び出しにより菰田家を訪問するが、そこで菰田家の子供(妻の連れ子)が首を吊った状態で死亡しているのを発見してしまう。事件の疑いが濃厚な事案であったことに加え、菰田家には以前にも自傷とも疑われる不可解な保険金請求があったことから、昭和生命は保険金の支払いを保留していたが、重徳は執拗に支払いを求める。疑念を抱いた若槻は、一連の事件の首謀者を重徳と推測し、妻の幸子宛に注意を促す匿名の手紙を送ってしまう。そこから、若槻自身とその周囲の生命が脅かされる、恐怖の日々が始まった。まず、若槻の恋人である恵が勤務する大学の研究室の心理学助教授、金石がプロファイリングによって菰田夫妻はサイコパスだと判断を下した矢先に、金石が惨殺された。1999年11月13日、松竹の配給で公開。原作者の貴志が営業マン役で出演している。角川ホラー文庫のシナリオ集「映画版黒い家」では山崎まさよしの役名を当てるクイズキャンペーンが行われた。韓国では2007年6月21日公開。ホラー映画史上では最多の353館で公開され、公開2週目で観客動員数100万人を記録した。日本では2008年4月5日に角川映画の配給で公開。R-15指定。2007年10月、東京国際映画祭で特別招待作品として上映された。トンプ保険会社査定員のチョン・ジュノは、シン・イファに名乗る女から自殺の場合の保険金が下りるかという奇妙な電話を受ける。数日後、チョンジン(清津)洞のパク・チュンベの家で彼の息子パク・ポフンが首吊り自殺しているのをチュンベの目前で目撃させられてしまう。その後、チュンベと再婚したイファによるしつこく異常な保険金催促が始まった。
出典:wikipedia
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