機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイの登場兵器では、小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する人型ロボット兵器「モビルスーツ(MS)」などの架空の兵器について解説する。反地球連邦政府組織「マフティー・ナビーユ・エリン」(マフティー)のリーダーである「ハサウェイ・ノア」の搭乗機。アナハイム・エレクトロニクス社が極秘に開発した、宇宙世紀0105年当時最新鋭の第五世代MS。Ξ(クスィー)という名称は「アムロ・レイ」の最後の乗機である「νガンダム」の意思を継ぐという意味を込め、「ν」の次のギリシア文字であることから命名された。両肩を覆う裃状のミノフスキークラフトユニットが最大の特徴で、サブフライトシステムや変形機構に頼らない、機体単独での大気圏内飛行を可能としている。機体の基本性能も高く、サイコミュを利用した高度な脳波操縦システムや、大出力メガ粒子砲やファンネル・ミサイルなどの強力な火器を有する。機体全高は従来のMSをさらに上回る30メートル近くに大型化している。宇宙世紀0105年時において、単独で大気圏内飛行が可能なMSは本機とペーネロペーのみであり、少数の戦力しか保有しないマフティーの重要な戦力となった。アナハイム社でのトライアル後、カーゴ「ピサ」に格納された状態で月面から地球へと移送される。ハサウェイはインドネシア・ハルマヘラ島沖にてそれを回収し、直後に追撃してきたペーネロペーを退ける。その後、エアーズロック攻防戦や連邦軍基地襲撃等、秘密結社マフティーの象徴として多大な戦果を挙げる。オーストラリア・アデレートの連邦中央閣僚会議の会場襲撃の際、ペーネロペーと再び交戦し、戦闘中に会場周辺に設置されたビーム・バリアーによって擱座し、パイロットごと連邦軍に鹵獲される。その後の機体の去就は不明。Ξガンダムと共にアナハイム社が開発した、ミノフスキー・クラフト搭載型MS。空気抵抗軽減用ビーム・バリアーの完成度がΞガンダムより劣るため、高速巡航時は専用の「フライトフォーム」へと変形する必要がある。変形時は胴体前面装甲と頭上にある機首が密着して顔が隠れる。武装はΞガンダムと同じファンネル・ミサイルを肩部ポッドに装備しているほか、両腕部にビーム・サーベル兼メガ粒子砲を装備している。作中ではガンダムの名残があることしか説明はなく、「ガンダム」としてのあつかいはされていないが、のちにガンダムタイプのMS「オデュッセウスガンダム」にオプションである「FF(フィックスド・フライト)ユニット」を装備した状態の呼称と設定された。。この飛行用装備の取り外しについては小説中の描写に存在するが、小説版の時点でデザインはされていない。なお、Gジェネレーションシリーズでは準サイコミュ機とする情報が存在するが、ゲーム上の性能は通常のサイコミュ機と同じになっている。ペーネロペーからフライトユニットを外した姿。機体名の初出は「ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR」(外したデザインは『GジェネレーションF』の時点で存在している)。アナハイム製ガンダム20周年を記念して開発された試作機。なお、名前はそれぞれギリシア神話に由来し、オデュッセウスは20年の漂泊の末に故郷へ帰還した英雄オデュッセウス、ペーネロペーはその妻ペネロペ、アルゴスは魔神アルゴスによる。マフティーの主力量産機。ジオン系の機体で、重装甲とモノアイが特徴。側頭部には3基のバルカンが装備され、地上戦では右肩のスパイク付きシールドで敵MSを吹き飛ばすことができる。小説中で全編に渡って活躍し、サブフライトシステム「ギャルセゾン」との連携によって空中戦も行う。小説版のメカニックデザインは森木靖泰。のちに『閃光のハサウェイ』が『SDガンダム GGENERATION-F』に登場する際に藤田一己の手によるデザインに変更された。小説では開発元について言及されていないが、『GジェネレーションF』以降の設定ではアナハイム社が開発したとされている。特にギラ・ドーガ系をベースにしているという情報を掲載している書籍もあり、アナハイムのテロ組織への関与を見せないよう外装には手を加えているとの推測がされている。メッサーが地上での飛行に使用するベース・ジャバー(サブフライトシステム)。目次に戻るジェガンの設計思想を受け継いだ、地球連邦軍の汎用量産型MS。その性能はガンダムタイプに迫るとされ、地上の治安部隊を中心に配備された。空中任務では、サブフライトシステムの「ケッサリア」に搭乗して移動する。ゲーム『Gジェネ』以降、ビーム・ライフルはジェガンと同一のものを使用している。マフティーに対抗する連邦軍「キンバレー部隊」や「キルケー部隊」の戦力として登場し、Ξガンダムやメッサーと交戦する。初出の『閃光のハサウェイ』のデザインは森木靖泰の手によるが、ゲーム『SDガンダムGジェネレーションF』への登場時には藤田一己によってリデザインされた。その際、デザインは全身のボリュームの変化と全体的な形状の変更、頭部アンテナの有無、脹脛部分にあったビーム・サーベルの変更などにより、ほとんどが別物になっている。小説では白黒イラストのみだったが、『GジェネF』のデザインは水色になっている。後に、作中の時系的でいうと『閃光のハサウェイ』より9年前の宇宙世紀を舞台とする『機動戦士ガンダムUC』のアニメ版にも登場。ほぼ『GジェネF』のデザインに準じているが、カラーは灰色で、左側頭部のバルカン砲が『GジェネF』版は1門なのが、『UC』版では縦に2門となっている。操縦席は同作のジェガンD型やリゼルなどと同じものが使用されている。こちらでは先に登場したジェガンの発展機ジェスタとは別ラインで開発されたという設定が付加されており、アニメ版『UC』で試験運用中の機体が登場する。シャイアン基地で警戒中に、降下したラー・カイラムから発進したジェスタ部隊により、ほとんど抵抗できずに武装解除される。書籍『ガンダムMSグラフィカ』では、宇宙世紀0097年の時点でEARMに流出した機体が登場する。資料によっては、指揮官用機体を「グスタフ・カール」、一般兵向けの機体を「ドーラ・カール」としている。外観上の違いとしては、アンテナがグスタフ・カールは右側頭部に、ドーラ・カールは左側頭部についている。性能差はグスタフ・カールの方が通信機能が強化されているとされている。この設定は、小説や『Gジェネ』の作中には登場しない。グスタフ・カールが使用するベース・ジャバー(サブフライトシステム)。型式番号はBJ-K232。
出典:wikipedia
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