『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』(むつえんめいりゅうがいでん しゅらのとき)は、川原正敏による日本の格闘・歴史漫画作品、及びこれを原作とする小説・テレビアニメ。『修羅の門』の主人公・陸奥九十九の先祖である代々の陸奥圓明流の使い手達が史上に名高い猛者と闘い、影に隠れながらも日本の歴史を動かして来た様を描く連作シリーズ。時代を動かしてきた中心人物の生き様と陸奥の名を背負った主人公との友情や愛情、そしてその時代に生きる人々の想いを通し、「人と人との関わり」にまで踏み込んで、その「刻」を浮き彫りにしている。1つ1つのストーリは最長でも単行本4冊、多くは1・2冊で完結しており原則としてそれぞれ独立した話となっている。1995年には作者自身の手によって「宮本武蔵編」が小説化されている。2004年には「宮本武蔵編」・「寛永御前試合編」・「風雲幕末編」3編がテレビアニメ化されテレビ東京系で放送された。なお、雷電爲右衞門編で登場する(陸奥)葉月が正式に33代目を継いでいるかどうか作中では不明であるため、記事中に記されている陸奥の世代はそれ以降は正確には不明であるが、現時点では継いでいないものとして記してあるため留意されたい。エピソード的には「昭和編」で本編に繋がっているが、作者あとがきによればまだまだ描きたい時代・人物はあり、時間と要望がある限り挑戦していきたいとのこと。初出はいずれも講談社の『月刊少年マガジン』で、1989年7月号以降断続的に発表されている。初期には「修羅の門」との同時掲載もあったが、主に長期連載を一時休載して一編を短期集中連載する形で発表されている。単行本は〈講談社コミックス月刊マガジン (KCGM) 〉より15巻までと13巻裏の計16冊が発売されており(2011年9月現在)、巻数の表示には大字が使われている。また2003年にはテレビアニメ化に合わせ、「宮本武蔵編」・「寛永御前試合編」・「風雲幕末編」のハードカバー・ハードケース入り愛蔵版が計5冊で発売された(各巻の書誌情報については書誌情報を参照)。『月刊少年マガジン』1989年7月号及び1990年1月号・2月号に、本編である「修羅の門」と同時に掲載された。なお、同時連載されたのはこの「宮本武蔵編」のみであり、以降の部は「修羅の門」もしくは「海皇紀」を休載しての掲載となっている。単行本の壱巻及び、愛蔵版「宮本武蔵編」に収録。江戸時代初期を舞台に、27代目陸奥八雲と宮本武蔵の対決を描く。陸奥一族の陸奥八雲(やくも)が山茶屋で麦飯を食べていると、突然その土地の若様・吉祥丸が何者かに追われ林の中から現れる。吉祥丸は八雲の目の前で刺客により斬られそうになるが、宮本武蔵が現れて助けられる。武蔵は吉祥丸の家老から用心棒になるよう頼まれるがこれを断り、代わりに目前で刺客が両断されても目を背けず、麦飯の椀に止まった蝿を無造作に箸でつまんだ八雲を推挙した。文無しであった八雲は山茶屋の勘定5文を払ってくれることを条件に用心棒になる。吉祥丸は男の格好をしていたが、実は藩主である父を殺して家を乗っ取った叔父に復讐するため、家老に男として育てられた姫なのであった。家老は刺客に狙われないため女に戻るように薦めるが吉祥丸は頑として拒否する。そして、吉祥丸が外に出歩いていると柳生兵馬が率いる新たな刺客に囲まれるも、八雲がこれを倒す。5文ぶんの働きはしたと、八雲は去っていった。一年後、女に戻った吉祥丸=詩織は政略結婚させられそうになり、八雲を追って城を飛び出していた。安芸国で詩織は、再び食事の勘定を払えずにいた八雲と再会するも、安芸国福島家の雪姫が八雲を気に入ってしまったことで、兵法指南役の九鬼一門と八雲との争いに巻き込まれてしまう。詩織を人質に捕り、鉄砲隊までそろえていた九鬼一門であったが、八雲に倒される。九鬼一門との闘いを見守っていた武蔵は八雲に闘いを挑み、二刀流を持って八雲を追いつめるも、奥義『無空波』に敗れる。しかし、八雲のほうも武蔵の刀を受けるため自身の刀を抜いてしまったため「引き分け」という評を下していた。八雲を新たな兵法指南役に召し抱えようとする雪姫に、詩織の払った飯代の働きが済んでいないと八雲は辞して、詩織と2人でいずこかへと旅立つのであった。『月刊少年マガジン』1990年8月号・9月号(「修羅の門」第二部と第三部の間)および1991年8月号・9月号(同第三部途中)に「修羅の門」を休載して掲載。単行本の弐・参巻、及び愛蔵版「風雲幕末編」壱・弐巻に収録。幕末を舞台に36代目出海と坂本龍馬・新撰組との交流及び闘いを描く。時は幕末、黒船が来航してから日本は乱れに乱れていた。そんな中、江戸は土佐藩邸にて行われた御前試合で坂本龍馬の剣の才能を目の当たりにした陸奥一族の陸奥出海(いずみ)。龍馬はずば抜けて強いが優し過ぎて全力を出していない、と感じた出海は本気の龍馬と戦いたいと思い、彼の通う千葉道場に居候を決め込む。そして彼らは友達となった。ある日、龍馬と出海は試衛館へ立ち寄る。そこには、剣の天才沖田総司がいた。試衛館は小さな道場であったため、土佐藩邸での試合に参加できなかった。そのことに対し出海が挑発とも取れる無神経な発言をし、沖田の反感を買う。沖田は出海に試合を挑むが、天才ながらも若すぎた沖田は出海との差をまざまざと見せ付けられる。結局この試合は人斬り鬼・土方歳三により止められ、出海はもう少し月日が流れたら再び試合をしようと沖田と約束をする。土方は出海と龍馬、2人のどちらかが新撰組の邪魔をするようなことがあればその時は斬ると言い放つ。試衛館を去った後、出海と沖田の対決を見てついに「本気」になった龍馬は、闘いたいと出海に告げる。闘いの末に敗れた龍馬は剣一筋に生きることを諦め、世界の海へと旅立つことを夢見る。龍馬は自分の新たな夢をかなえるために幕末の世界を動かし、ついには薩長同盟が成立。しかし、それを良しとしない薩摩の手の者や伊東甲子太郎らによって暗殺される。龍馬を守りきれなかった出海は、無為に時を過ごしていたが、沖田との約束を思い出し、病床の沖田と対戦。沖田の三段突きをかわし、死傷するほどの蹴りを入れた際に、遺言として土方を「よろしくお願い」されたことで、北走する土方を追うように北海道へ。五稜郭から一騎で新政府軍本陣まで討って出た土方の前に出海が立ちふさがり、土方と闘う。土方の刀をあえて踏み込み、斬撃の勢いの乗らない鍔元部分を身体で受け止め組み付いた出海の拳(虎砲と思われるが明示されてはいない)を受け土方は敗北。土方はもう思い残すことは無いと新政府軍へ突撃し、銃弾に倒れた。『月刊少年マガジン』1992年10月号に、第三部途中であった「修羅の門」を休載して掲載。単行本四巻に収録。なお、この単行本四巻のみ、他の巻と異なりカバー裏が西部開拓時代風の装丁となっていて裏返して使用することが可能である。西部開拓時代のアメリカ合衆国を舞台に第二部の主人公・出海の弟である雷(あずま)とインディアン達の交流を描く。他の部同様に「アメリカ西部編」のみで完結したストーリーとはなっているが、本編は『修羅の門』のストーリーとも深い関わりを持ち、また唯一日本以外が舞台となっている等、『修羅の刻』の中においてやや特殊な部となっている。1人の男が日本からアメリカに渡り砂漠で行き倒れていた。男は死を覚悟するが、そこにネズ・パース族の酋長マッイイツォが通りかかり、彼から「干し肉」を分け与えられる。男はマッイイツォに雷(あずま)と名乗り、「死ぬことをやめ」てネズ・パース族の村へ向かうことにする。雷はそこで、土地と家族を奪った白人への復讐心に燃える少女、ニルチッイと出会う。ニルチッイは「ドロッイイ」(イタチ / 弱虫野郎)の雷を嫌い、彼が止めるのも聞かずに「クー」(復讐)のため自身1人で仇の白人である「死の五人組」の住む村へ向かう。そして雷もニルチッイを追った。雷の助力もあり、ニルチッイの復讐は完遂。しかし、アメリカ政府軍はこの復讐行をインディアンの反乱とみなし、騎兵隊による大規模な攻撃をネズ・パース族に加えることになった。全滅覚悟で部族の誇りと共に死のうとするマッイイツォらに対し、雷は自分が騎兵隊を食い止めるから、逃げられるのならば逃げるように進言する。雷は単独で騎兵隊の大軍に立ち向かい、将軍を殺害することで騎兵隊の進行を一時停止させた。全身に銃弾を受け死にゆく雷に、マッイイツォは弱虫あつかいしたことを涙ながらに詫び、その上で部族を助けた理由を尋ねると、雷は陸奥の家訓である「富める者からの恵みは感謝するだけで良いが、そうで無い者からの恵みの恩を忘れない」ことが理由と答えた。そして、将来、この地に陸奥を名乗る者が神に戦いを挑んできたときの助力を請うて息を引き取った。(修羅の門 第三部へ)ニルチッイは雷の最期の言葉「死ぬなよ」を守り、再会を信じて130歳以上生きる。彼女の言葉を受けた、マッイイツォの名を継いだ若者は「神に戦いを挑んできた」「陸奥を名乗る者」、『修羅の門』の主人公である陸奥九十九に助力することになる。『月刊少年マガジン』1993年11月号から1994年3月号にかけ、「修羅の門」第三部と第四部の間に掲載。単行本伍・六巻および愛蔵版「寛永御前試合編」壱・弐巻に収録。江戸時代初期、寛永年間を舞台に、陸奥を名乗る少女・圓と彼女への助力を約束した謎の人物・天斗の2人を中心に、御前試合の顛末を描く。「宮本武蔵編」の続編に当たり、宮本武蔵・伊織親子が再登場している。関ヶ原の戦い、大阪の陣。徳川家康が天下を平定してから19年が経った。既に家康はこの世に亡く、3代将軍徳川家光の治世。寛永11年、家光は天下一の武芸者を決める寛永御前試合を開催すべく武芸者を招集する。今の天下に響く剣豪・宮本武蔵に出場を依頼したが、武蔵はそれを断り、養子・宮本伊織を推挙した。御前試合出場のための江戸への道中、伊織は柳生の手の者に囲まれる。伊織が彼らを片付けようとした時、突然、陸奥圓(つぶら)を名乗る女が乱入し、伊織に勝負を挑んできた。しかしその時、天斗(たかと)と名乗る男にが猪とともに2人の間に突っ込む。圓は実は真田幸村の九女であり、武名の高い「陸奥」を騙り出場者を討つことで御前試合に出場し、試合を観覧する家光を討つことを目的としていた。野営の際、何者かに圓が捕らわれてしまう。天斗と佐助は柳生屋敷に乗り込むが、圓を捕えたのは柳生ではなかった。しかし、柳生屋敷で柳生十兵衛三厳に見初められ、天斗も御前試合への参加が決まる。圓を捕えていたのは、南光坊天海であった。天海は松平伊豆守信綱と共謀し、政治権力を増す柳生を潰す手駒として御前試合に送り込む武芸者を探していたのだった。真の目的を知らせず、金のためと思わせ、圓も御前試合への出場が決まった。御前試合当日。天斗も圓も1回戦は勝ち上がったが、2回戦の圓の対戦相手は十兵衛となった。圓の高い技量は、十兵衛の本気を呼び起こす。勝ち目を見いだせない圓は、含み針で十兵衛を牽制すると、家光に襲いかかった。しかし殺害には失敗。圓の身代わりとなり、佐助が死んでしまう。天斗の助けで、家光を人質に立ち去ろうとするが、天斗の前に十兵衛が立ちふさがり、死合いを挑んだ。『月刊少年マガジン』1997年1月号から12月号にかけて、「修羅の門」第四部終了と「海皇紀」の開始の間に掲載。単行本の七巻から拾巻に収録されている。1年に渡って連載され、単行本も4冊と最長の作品となっている。平安時代末期を舞台に、9代目鬼一と源義経の交流を描く。源氏と平氏の2つの武家。平治の乱の平氏の勝利により、誰もが源氏の滅亡を考えていた。そんな中、源氏勢の若武者「牛若丸」は、平氏勢から追われ逃げ惑っていた。橋の下へ逃げ込んだ所で、彼は巨躯を誇る僧兵に出会う。『月刊少年マガジン』2001年9月号から2002年4月号にかけて、「海皇紀」を一時休載して連載。単行本の十一巻から十三巻及び十三巻裏に収録。戦国時代を舞台に、伯父である織田信長のためにと暗躍する陸奥の双子・虎彦と狛彦を描く。陸奥圓明流から不破圓明流が分かれた経緯が明かされている。最終話は双子のそれぞれに焦点を合わせた表と裏の2話が描かれ、この裏を収録した単行本が十三巻とは別に「十三巻裏」として発売された。最終話以外はほぼ同じ内容だが、連載時に掲載された話から、表裏の視点に合わせて一部描写を抜き取る形で収録されている。混沌とした戦国時代。日本各地で戦があり、大大名に小さな家は飲み込まれ消えていっていた。尾張の織田家もその中にいた。名君、猛将として家を守りぬいた織田信秀は病に負け、跡を継いだ大うつけと言われる織田信長は相撲や遊びに明け暮れ家臣は絶望し、織田家は最早風前の灯だった。そんなある日、信長が相撲をしていると陸奥一族の陸奥辰巳(たつみ)が現れた。信長の部下や信長自身も相撲で倒すと、賭けの代金として握り飯をもらうが、自身が賭けの対象だと思った琥珀は辰巳について行き、信長も「鬼」との血縁を求めて琥珀を辰巳に嫁がせた。数年後、今川義元が上洛すべく軍勢を動かしたさいに、討って出た信長の前に辰巳の子供、狛彦と虎彦が現れ義元が桶狭間に本陣を構えたことを伝える。野営のため、桶狭間山に本陣を構えていた義元であったが、辰巳の襲撃により山を追い落とされてしまう。その混乱の中、信長の軍が義元を討ち取る。その後、辰巳から琥珀が死んだことを伝えられた信長は、琥珀への手向けと天下布武へと本格的に乗り出す。金ヶ崎の退き口では、殿軍となった木下藤吉郎(のちの豊臣秀吉)に狛彦と虎彦が策を授けると共に助力を行った。浅井氏・朝倉氏・石山本願寺・甲斐の武田信玄らに信長包囲網を破れずにいる中、武田信玄が動き出す。信長はこれに対するため、狛彦と虎彦に武田信玄と雑賀孫一を討ち取ることを依頼する。狛彦と虎彦は共に「つわもの」である孫一を討つ事には異論が無かったが、ただの大名に過ぎない信玄を討つことは断った。信長は無理強いはせず、浅井・朝倉の押さえに派遣している藤吉郎や自身の勝ちすら覚束ない戦いを行おうとしたが、虎彦が信玄を暗殺することを受け、これに成功する。一方狛彦は二人の子供が弾込めに協力することで鉄砲を速射する孫一と死闘を繰り広げるがとどめは刺せず、孫一が2-3年は戦場に出ないということを呑ませ、一時的に信長の窮地を救うにとどめた。そののち、戦場で再び狛彦と相まみえ戦い倒れた孫一を信長が無残にも晒し首にしたことで狛彦は信長から離れるが、一方、虎彦は信長の下で暗殺を続けた。やがて、本能寺の変。信長を護ろうとする虎彦の前に狛彦が立ちふさがる。人の世のことは(修羅ではない)人同士で決めれば良い。根が優しい虎彦を本気にさせるには、このような時しかない……と。孫一と闘ったことで恐怖を知っていた狛彦は、狛彦との対戦で初めて恐怖を知った虎彦に辛勝し、「陸奥」の名を継ぐ。信長の遺体を安土城の焼け跡に埋葬した虎彦は、もう負けたくはないと心情を吐露し、辰巳から「不破」の名を与えられる。『月刊少年マガジン』2003年10月号・11月号に「海皇紀」を一時休載して掲載。単行本の十四巻に収録。明治時代を舞台に陸奥天兵と西郷四郎の闘いを描く。「修羅の門」第四部へ間接的に繋がる話となっている。明治時代中期の東京。講道館門下の柔道家・前田光世は、車屋を袋叩きにしていたヤクザを柔道技で倒した、会津訛りの小柄な中年男に出会う。男をかつての講道館四天王・西郷四郎と見た光世は後をついていき、ある河原まで来ると四郎は、光世に講道館出奔の理由を語り始めた。話は明治15年、四郎が嘉納治五郎に見初められ講道館に入門した日の、見たこともない投げ技を使う子供との出会いに遡る。『月刊少年マガジン』2005年9月号から11月号にかけて、「海皇紀」を一時休載して連載。単行本十五巻に収録。江戸時代を舞台に雷電爲右衞門と陸奥3代との闘いを描く。本作の執筆以前に発表された本編「修羅の門」第四部には、当時の陸奥が雷電に勝ったという言及がわずかにある。天明三年(1783年)、小諸藩で行われた祭礼の御前相撲に飛び入りで参加した太郎吉少年は、強烈な張り手で相手を倒して藩内の評判となり、力士を志して江戸へ上る。谷風梶之助の内弟子として数年間稽古を積んだ太郎吉は、やがて雷電爲右衞門の四股名で大相撲の土俵を踏み、圧倒的な強さで最強の力士と謳われるようになった。その評判を聞きつけ部屋を訪れた陸奥左近との出会いから、雷電と三代に亘る陸奥との因縁が始まる。「修羅の門 第弐門」の終了を受け、『月刊少年マガジン』2015年10月号から2016年2月号まで連載。実在の日本史の人物に陸奥圓明流が関わる姿を描いてきた従来のシリーズと違い、本編「修羅の門」の前史を描いている。昭和時代、ある町で起こったヤクザ同士の抗争。極林会の擁する古武術の達人・柏木に押され壊滅寸前となった自分の組を救うべく、組長は旧知の不破圓明流継承者に助けを求めた。要請を受け町を訪れた継承者の息子・現が柏木と立ち合わんとしたまさにその時、「陸奥圓明流を探している」という鬼のような目つきをした少年が現の前に現れ、事もなげに柏木を一蹴。現は自分が陸奥に関わりのある者と少年に告げて共に陸奥の里を訪れ、継承者である陸奥真玄が不在の間、成り行きで真玄の娘・静流と三人で共同生活を送ることになる。本作での設定。「修羅の門」におけるキャラクターは修羅の門の登場人物を参照。1995年9月に発売。原作の第一部「宮本武蔵編」を作者である川原正敏本人がノベライズした作品で、挿絵も本人が担当している。ストーリーの概要は原作と同じだが、八雲と沢庵宗彭の出会いや詩織が九鬼一門に監禁された場面など、原作にはないシーンも追加されている。2004年4月6日から2004年9月28日にかけてテレビ東京系列で放送された。アニメ化されたのは原作の内、江戸時代を舞台とした物に限定され、第1・2・4部となる「宮本武蔵編」・「風雲幕末編」・「寛永御前試合編」の3編のみ。第8部となる「雷電為右衛門編」も江戸時代を舞台としているが、アニメ化当時には執筆されていなかった。なお、アニメでの放映順は時代順に変更されており、「第一部 宮本武蔵編」・「第二部 寛永御前試合編」・「第三部 風雲幕末編」となっている。また、アニメ化に先立つ形で、この3部の愛蔵版が放映順と同じ順番で発売されている。ナレーションは第一部は渡辺浩司、第三部は宮野隆矢。いずれも著者は川原正敏、講談社からの発行。以下の出典は月刊少年マガジン公式サイト『月刊少年マガジンWeb|講談社コミックプラス』(講談社)内のページ。書誌情報において発売日の出典としている。
出典:wikipedia
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