周参見駅(すさみえき)は、和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。すさみ町の中心駅で、2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正からすべての特急列車が停車している。1936年に紀勢西線の紀伊椿駅(現在の椿駅)から当駅までの開通に伴い終着駅として開業したが、その約2年後の1938年9月には当駅から江住駅まで開通し終着駅でなくなった。その後当駅は1959年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け紀勢本線の駅となり、さらに国鉄の分割民営化を経て現在に至っている。単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持ち、単式ホーム(1番のりば)に接して駅舎のある地上駅であったが、2番のりばが廃止されたため、現在は2面2線である。ホーム間の連絡は跨線橋を使う。駅舎は2001年(平成13年)3月竣工の新しいもので「すさみ町民コミュニティープラザ」との合築である。駅舎の中には出札窓口や待合所のほかにすさみ町を紹介する展示などもある。駅舎のホーム側の壁には町の名産・名所を楽しいイラストで紹介する壁画がある。構内面積は1万3964mである。紀伊田辺駅管理の簡易委託駅であるがみどりの窓口が設置されている(簡易委託扱いのため5489サービス・エクスプレス予約の取扱および払戻は不可。ただしクレジットカードによる購入は可能)。特急列車に限りこの委託係員が集札等の業務も行っている(普通列車は朝7時台の当駅始発和歌山行きを除き全列車ワンマン運転で降車の時に車内で集札などが行われる)。ただし、自動券売機・自動改札機は設置されていない。上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。かつては、下り本線は1番のりば、上り本線は2番のりばであり、3番のりばは上下副本線であったが、2012年(平成24年)9月1日より2番のりばの使用を停止し、列車の行き違いなどがない場合は上下列車ともに跨線橋を渡る必要のない1番のりばに停車するよう運用を変更した。これにより、特急列車はすべて1番のりばから発着し、3番のりばは一部の普通列車が発着するのみとなり、利便性が向上した。1日の平均乗車人員は以下の通りである。このあたりはリアス式海岸が顕著に見られる地域で海ぎりぎりまで山が迫っているがその中でこの駅は太間川と周参見川の河口にあたり両川によって作られた比較的狭めの平地に位置するすさみ町の中心集落、周参見の市街地にある。この平地は比較的狭いとはいえども二つの川がすぐ近くで海に流れ込むことからか附近の同じような平地よりは広くそのため周参見の集落も附近の集落より一回り大きい。周参見の町並みは当駅を中心として北側に広がっておりすさみ町の役場も北側数百メートルのところにある。駅の南西には詩人野口雨情も滞在したすさみ温泉がありその周囲には国民宿舎などがある。※特急「くろしお」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。
出典:wikipedia
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