県境（けんきょう、けんざかい）とは、県と県の境界である。日本においては、県のみならず都道府県相互の境界全てを指すこともある。また、日本以外の地域の行政区画で、「県」と日本語訳される日本の都道府県と類似するもの同士の境界に付いても、県境と訳される。境界線は山地、河川、湖、海峡などの自然要因でわけられている場合が多いが、市街地や集落のなかに県境が引かれている場合もあり、2つの県にまたがる施設も存在する。なかには狭い水路で県境が分けられていたり、畑に県境が存在する地域もある。3つの都道府県境が一点に集まる箇所を三県境または三国境（みくにざかい、さんこくきょう）と呼ぶ。山の頂上や河川の中央になっていることが多い。山の頂上の場合、山の名が三国山となっていることが多い。全国で48か所存在する（三重県と奈良県間の和歌山県の飛び地含む）。2010年10月1日現在、各都道府県間における境界が定まっていない地域は14箇所である（隣接している地域もあるので、数え方が異なる場合がある。ここでは国土地理院の表記に従う）。総面積は、1万3399.10平方キロメートルである。このの数値の単位は、特記がない限り、全て平方キロメートルで示す。各地名の後の()内の数値は、平成20年版全国市町村要覧（総務省発行）に記載されている、その境界未定地域のうち各自治体の便宜上の概算数値である。

出典:wikipedia