箕面温泉(みのおおんせん)は、大阪府箕面市温泉町(旧国摂津国)にある温泉。箕面滝(俗称:箕面の滝)見物の観光客が宿泊することが多い。箕面観光ホテル付属の「箕面温泉スパーガーデン」として知られている。業態としてはヘルスセンターとして、ホテルの営業開始3年前の1965年(昭和40年)より営業している。展望エレベーターの下には土産物屋や飲食店が立ち並ぶが、これは「温泉街」ではなく紅葉や箕面の滝を観光に来た人向けの観光施設と考えられるので、温泉街は「箕面観光ホテル」と「箕面温泉スパーガーデン」のみであり、一軒宿の温泉と言える。北大阪(北摂)地域の天然温泉つき日帰り入浴施設の草分けである。坂倉準三建築研究所の西澤文隆による設計で、1968年(昭和43年)に竣工した。日帰り温泉だけでなく、歌謡ショーや大衆演劇、ゲームセンターやボウリングなどが楽しめる温泉レジャー施設であった。近年は周辺に天然温泉をボーリングにより得た「スーパー銭湯」の開業が相次ぎ、箕面温泉の客足は遠のいていった。そのため男子大浴場の広大な浴槽を狭くする工事などが行なわれた。それでも周辺の新設のスーパー銭湯に比べて老朽化は否めず、スーパー銭湯に比べて昼間の入館料が割高であるにもかかわらず、浴室にシャンプーが置いていなかったり、脱衣ロッカーが有料であったりする、スーパー銭湯と比べたサービス面の欠点もあり、2008年(平成20年)7月25日の第二期リニューアルオープン後も、以前の賑わいが戻ることはなかった。そのため、2011年には温泉施設以外が閉鎖された。2012年にはついに事実上の倒産という事態となり、ホテルは継続営業となったものの、スパーガーデンは閉鎖となった。2013年には再建のスポンサーに大江戸温泉物語がつくことになり、名称も「大江戸温泉物語 箕面観光ホテル」として、まずホテルが7月からリニューアルオープンした。スパーガーデンも10月には「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」として、江戸情緒の温泉テーマパークとして営業を再開した。その際に、一旦中止していた大衆演劇を復活させた。かつては阪急箕面駅から続く道と温泉を結ぶケーブルカーが敷設されており、利用者の便に供していたことがある。箕面観光ホテルや箕面温泉スパーガーデンを運営する大阪観光(1951年設立、資本金45,000千円)の運営で、「箕面鋼索鉄道」として1965年(昭和40年)10月1日に開業した。距離が0.1kmと短く、無料で利用できるものであったが、地方鉄道法(後の鉄道事業法)による正規の鉄道として運行されていた。このケーブルカーは温泉の宿泊者やスパーガーデン利用者のために設置されたものであるが、このケーブルカーだけに乗車することも可能だった。地方鉄道法による運賃無料の鉄道は他にも存在したが、旅館宿泊客専用のケーブルカーであったり、有料で入場する博覧会等の会場内にあるモノレール等ばかりで、完全に無料で乗車できるものとしては唯一の鉄道と言えた。現存する運賃無料の鉄道は鞍馬山鋼索鉄道だけであるが、ここは入山料が必要な上に、100円以上の寄付金(事実上の運賃)が必要であるので、完全に無料とは言えない。ダイヤが設定され案内看板にも記されていたが、実際の運用は必ずしもダイヤ通りでなく、ある程度乗客が集まったら随時発車させる不定期運行が行われていた。当ケーブルカーは老朽化のため1993年(平成5年)4月3日限りで休止し展望エレベーターに取って代わられ、同年7月30日に正式に廃止されている。なお、2006年(平成18年)現在でもケーブルカーの軌道は残存しており、山下駅側はホームも残存しているのを見ることができるが、山上駅は2006年にホテル付属のプールを建設したために確認できなくなった。箕面観光ホテル、箕面温泉スパーガーデン:阪急箕面線箕面駅下車、徒歩5分の場所にある展望エレベーターに乗ってすぐ。北大阪急行千里中央駅、阪急千里線北千里駅、阪急京都線茨木市駅、JR京都線茨木駅、梅田(大阪駅)から無料送迎バスあり。
出典:wikipedia
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