神奈川中央交通相模原営業所三ヶ木操車所・城山操車所(かながわちゅうおうこうつうさがみはらえいぎょうしょ みかげそうしゃじょ・しろやまそうしゃじょ)とは、神奈川中央交通相模原営業所が所管している神奈川県相模原市緑区三ケ木331に所在する操車所である。また、操車所としての機能だけでなく、当地区のバス路線網の拠点となっており、待合室や売店、自動販売機、定期券販売所などの旅客サービス施設も整っているため、三ケ木バスターミナルといわれることもある。以前、三ヶ木操車所は津久井営業所(つくいえいぎょうしょ)という独立した営業所で、城山操車所は津久井営業所に所属した操車所であったが、2005年(平成17年)4月16日に所管する車両・路線全ての運行管理を津久井神奈交バス津久井営業所へ委託し、これに伴い相模原営業所が所管する操車所へ組織変更された。現在、三ヶ木操車所は相模原市緑区内全域および町田市堺(相原町)地域の、城山操車所は町田市堺地域と相模原市緑区内のうち城山地区の路線を担当している。なお、ここでは津久井神奈交バス津久井営業所の所管路線についても併せて記述する。所属車両の社番に付けられる営業所の略号は、津久井営業所時代から引き続き「つ」である。神奈交バスの自社所有車は「T-」となる。橋01・橋50は橋本駅と津久井地区の中心部を結ぶ幹線的な路線である。橋本駅近辺と相模中野近辺を除き、国道413号を走行する。なお、朝は出庫回送の客扱いも兼ねて橋本駅南口行きが存在する。国鉄分割民営化前の頃にはこの路線で連絡運輸を取り扱っていた。路線名は「中野線」となっていたが、これは橋本 - 久保沢 - 相模中野間の路線名称で、橋01の経路が該当する。国鉄との接続駅は橋本駅だった。途中バス停の相模中野が旧国名を冠しているのは、この連絡運輸の名残りである。2015年2月7日にプレジャーフォレストへのアクセス路線として橋11を新設。三ヶ木~プレジャーフォレスト間は途中無停車で土休日に2往復運行される。橋本駅と城山操車所の最寄りである城山停留所、および上中沢・三井を経て三ヶ木を結ぶ。橋09は2014年10月に新設された路線で、後述の橋10・三11を統合し橋本駅北口 - 三井 - 三ヶ木間の通し運行とし、津久井地区の生活交通確保対策にあたっての実証運行路線に位置づけられている。橋31は城山発のみの運行であるが、2004年までは橋本駅南口発の運行もあった。2000年に新設された路線で、東原宿交差点で国道413号を離れ、町屋、広田地域を通り、かたくりの里を経由して若葉台住宅へ至る。前述の橋08系統と比べて、若葉台住宅発が朝のみ、橋本駅南口発は夕方のみの運行と本数が少ない。橋本駅北口 - かたくりの里線は、城山かたくりの里の開花時期(例年、3月下旬から4月中旬)に合わせて運行される臨時直行便。2004年(平成16年)9月27日の大規模路線再編時に、旧・橋03系統を経路を一部変更して新設した。旧・橋03系統が小倉橋、串川橋経由であったのに対して、本路線は新小倉橋と金原・沼地区を経由する系統に改められた。2004年の路線再編時に、旧・橋07系統の橋本駅北口 - 鳥屋(とや)を、鳥居原ふれあいの館(いえ)まで延長する形で新設した。旧・橋07系統は僅かしか設定されていなかったが、本路線は路線の統合再編による影響を受けて運行本数が大幅に増加している。なお、本路線は国庫補助制度を活用して運営が行われている。関から鳥屋までは自由乗降区間として設定されている(旧・橋07当時より)。また、鳥居原ふれあいの館から宮ヶ瀬までは徒歩30分程度で乗り継ぎが可能である。国道413号を西進し二本松を経て、旧城山町内を経由する便。橋18・24は、東原宿交差点で都・県道506号を北上して、町田市内に入る。橋26は川尻農協前交差点で都・県道48号に入り、大戸で引返した上で町田街道を東進し法政大学へ至る。以前は橋06系統の大戸止まりであった。三ヶ木から愛川町の半原を結ぶ路線バスである。2004年には神奈川県生活交通確保地域対策協議会に串川橋 - 半原間の退出意向が出されており、2004年の路線再編において廃止候補に上がった路線であった。しかし、愛川町方面から三ヶ木にある津久井高校への通学路線としての役割があったため、神奈川県の補助制度を活用して運転をつづけることとなった。三ヶ木行の一部の便は串川橋で橋07の橋本駅方面と乗り継ぎができるようなダイヤが組まれている。当初は、つ012号車が専属で運用に付いていたが、現在は、つ031号車、つ033号車、つ038号車の3台が運用に付いている。相模湖駅と三ヶ木とを結ぶ。湖21系統は全区間にわたって国道412号を走行する。湖22系統も同じく国道を走行するが、途中で一旦国道を離れ、寸沢嵐(すわらし)坂上(かつての帝京大学前)を経由した後に再び国道に戻る。プレジャーフォレストでは、冬季期間にイルミネーションイベントが行なわれるため、期間中の一部日程では相模湖駅 - プレジャーフォレスト前間の急行便が運行される。かつての「相模湖ピクニックランド」時代にも催事の際に、急行便が運行されていた。湖28系統は、千木良まで国道20号を通り、その後県道517号を経て、阿津から国道412号を行く。相模湖駅から国道20号線を走行し藤野駅まで行く路線である。これは、前述の通り八王子駅 - 上野原間の路線バスが短縮された結果である。現在では、藤野方面への路線の出入庫便の形をとっており、乗客、本数ともに非常に少ない。八王子駅から国道20号を西進する路線である。過去には、新宿駅から国道20号(甲州街道)を経由し相模湖駅までの運行(新宿 - 八王子間無停車)や、八王子駅から上野原(富士急山梨バスの本町三丁目付近)まで運行されていた時期もあった。また、京王バスが高尾駅 - 大平線と急行・高尾山口 - 相模湖駅線を運転していた時期があったが、1990年代から2000年代にかけて廃止されている。また、かつては神奈中と相互乗り入れで高尾駅 - 上野原間を京王バスが運行していた。当系統は、八王子市内の渋滞およびハイキングに適した季節においては、国道20号線が片側1車線であることから渋滞しやすい箇所を多く抱えており、定時運行がままならないときがある。多摩営業所担当の八王子駅から片倉台・橋本駅方面の路線(現在の八77系統が相当)が2010年11月20日から八王子駅南口発着に変更されたため、八07系統は八王子駅北口を発着し、かつ西東京バスの営業エリアを運行する唯一の神奈中バス路線になっている。運行本数は、1日3本(平日のみ最終1往復は高尾山口発着の湖29系統となる)の運転であるが、高尾山口 - 大垂水においてはハイカーの利用が、湖28との重複区間である千木良 - 相模湖駅間では通勤・通学客などの利用が見られる。藤野駅から大久和(現・やまなみ温泉)を経由して、東野や篠原方面に向かっていた路線である。過疎化やモータリゼーションの進展により、路線バスが大幅な赤字となり、神奈中としても津久井神奈交バスに移管するなど経営改善に努めたが、状況の改善は見られず、2001年(平成13年)9月当該系統を廃止し、代わりに藤野町と神奈川県がバスの実験運行を行うこととなった。これを津久井神奈交バスが引き受け、半年間運行が行われた。その後2002年(平成14年)4月1日に実験は終了し、藤野町営バスとして80条バスの自主運行が開始されるようになった。その後、2007年(平成19年)3月11日に藤野町が相模原市に合併編入されることに伴い、市内での整合性を取るため再び神奈中グループが路線を運行するようになった。相模湖駅より三ヶ木を経由して虹の大橋を渡り、宮ヶ瀬まで運行されていた路線であった。一足先に行楽色の強い湖27系統が廃止された。その後、三54系統も鳥屋 - 宮ヶ瀬間については利用客数の減少と生活交通ではないとの理由から補助対象とならず、2002年(平成14年)10月に廃止された。なお、鳥屋および鳥居原ふれあいの館(かつての湖27・三54系統の鳥居原バス停に近い)まではバスが現在でも運行されている。また湖27系統は、運転されていた当時は休日のみの運行で、厚木側からの厚21系統と宮ヶ瀬で接続するダイヤが組まれていた。大昔は新宿駅 - 八王子駅 - 上野原間を通し運行する路線であった。国道20号(甲州街道)を走り、途中藤野駅を経由して山梨県北都留郡上野原町(現・上野原市)まで、県境を越えて走っていた。末期の運行本数は少なく1日数本のみの運行だった。また、上野原バス停は富士急行(現・富士急山梨バス)本町三丁目バス停を間借りしていたような形で、上野原駅までは運行されておらず、折り返しも富士急の向風停留所で行っていた。2002年度(平成14年度)の神奈川県生活交通確保地域対策協議会に退出意向が出され、9月に路線が廃止され、一部区間は代替系統として野24系統が設定された。しかし、この系統も長くはなく、翌年の3月に廃止された。宮ヶ瀬停留所から宮ヶ瀬ダムの管理棟まで運行されていたシャトルバスである。1時間に1本程度の運転であった。2003年(平成15年)4月に運転を終了した。その後しばらくして厚木営業所により宮ヶ瀬ダム周辺を大きく循環する途中乗降車可能なシャトルバスが運行開始されたが、こちらも廃止となり現在は宮ヶ瀬ダムの観光財団が自主運行している。2003年(平成15年)12月1日に廃止された。かつて存在した左回りの橋11系統が廃止された後もしばらく存続していた。2004年(平成16年)当時、津久井営業所管内において神奈川中央交通が退出意向として提出したのは以下の5区間であり、他にも別途大幅減便の予定のある区間が提出された。そのため、これらに関係する系統の大幅な路線再編が行われることとなり、以下に示すように2004年(平成16年)9月27日に多くの路線が廃止された。過去には橋本駅 - 月夜野間の通し運行であった。沿線は、人家がある程度存在する三ヶ木 - 西野々(津久井町青野原)間、東野周辺と、まとまった集落の見られない西野々 - 月夜野間とに分かれ、東野までは運行される本数が若干多かった。赤字路線であったため補助金を受けていたが、その効率性を上げるために2002年(平成14年)7月から約半年間、神奈川県・津久井町(当時)と共同で、実証実験を行なった。これは、西野々付近に折返場を設置し、そこで路線を分断して三ヶ木 - 西野々折返所の系統(三57系統)と西野々折返所 - 東野、西野々折返所 - 月夜野の2系統を運行させるというものであった。半年の実験の後、運行本数の見直しを行った上で三55系統と三56系統の運行再開および三57系統の運転を続けることになった。その後、三57系統の運転を取りやめ、西野々折返所は廃止されている。2004年(平成16年)9月27日に旧・三12系統の代替として新設され、平日上り1本のみ運行していたが、2005年(平成17年)10月1日に津久井町営バスの路線見直しに伴い廃止された。この路線の目的は小学校への通学のためで、唯一バイパスを経由する路線であった。非常に短距離であるが、アリオ橋本へのシャトルバスとして運行されていた。湖25は、以前は赤馬(あこうま)止まり、その後、桂橋まで延伸されている系統で、さらに湖28が新設され区間便となった。湖30は、帝京大学相模湖キャンパスへの通学の便をはかったものだったが、薬学部の板橋キャンパスへの移転(いわゆる都心進出)に伴い、2012年(平成24年)4月2日廃止。休校日ダイヤの関係で最終運行日は2月20日であった。現在は、帝京大学前停留所は「寸沢嵐坂上」と改称され、前述の湖22が運行されている。町田駅より町田街道を経由して橋本駅までを結ぶ路線で、町田・相模原・津久井の3営業所共管だった。津久井営業所から町田駅はかなり離れているものの、大半の運用を津久井が行っていた。町田市内や町田街道の渋滞などの影響により、定時運行が保てず津久井管内のダイヤにも影響が及んだことから、相模原に一本化(町田も同時に撤退)され、現在は多摩営業所が所管している。2003年に相模原へ移管。小倉から小沢までは自由乗降区間。山間部路線を担当するという事情から、古くはナローボディー車や9m大型車と言った特殊車が配置されてきた経緯があり、これらの車に強みがあるいすゞ車が伝統的に用いられてきた。道路改修により一般的な大型車が使用できるようになっても、1987年にギャラリーバス「カナちゃん号」が配置されるまでの大型車はいすゞ車のみの配置が続いていた(「カナちゃん号」以前にも、おもに藤野駅発着の路線には三菱ふそう中型車が使われていた)。また、1983年(昭和58年)まで取引が続いた北村製作所架装車が配備されていたのも本区である。現在は三菱ふそう製の車両も多く導入されており、大型車は全て三菱ふそう製となっている。そのうち、つ012号車については補助金の関係で半原線に専属して運用されていた。中型車は、現在いすゞ・エルガミオの3台、戸塚営業所から転入の三菱ふそう・エアロミディMKが1台配置されている。橋09系統、三51系統などで使用されている。車籍が津久井神奈交バスの車両(社番は「T-」となる)については津久井神奈交バスを参照のこと。
出典:wikipedia
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