ギラヴァンツ北九州(ギラヴァンツきたきゅうしゅう、Giravanz Kitakyushu)は、日本の福岡県北九州市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。1947年に創部された三菱化成黒崎サッカー部が前身となり、2010年に九州地区ではロアッソ熊本に次いで5番目の、福岡県ではアビスパ福岡に次いで2番目のJリーグ加盟クラブとなった。運営会社は株式会社ギラヴァンツ北九州である(2011年2月に株式会社ニューウェーブ北九州から商号を変更)。クラブ名称の「ギラヴァンツ」(Giravanz)はイタリア語で『ひまわり』(北九州市の市花)を意味する "Girasole" と『前進する』という意味の "Avanzare" を組合せた造語である。ホームスタジアムは北九州市立本城陸上競技場、練習場は門司区新門司北の新門司球技場 および北九州市立本城陸上競技場に隣接する本城運動場である(詳細は当項目を参照)。北九州市1市をホームタウンとしている が、北九州市周辺の自治体をホームタウンに準ずる「フレンドリータウン」と位置づけており、2014年から「スポーツの振興や地域の活性化、住民サービスの向上を図ること」を目的とした「フレンドリータウン協定」を遠賀郡水巻町(2014年2月20日締結)、中間市及び遠賀郡芦屋町・岡垣町・遠賀町(2014年4月13日締結)、直鞍2市2町(直方市、宮若市、鞍手郡鞍手町・小竹町。2015年3月29日締結)、京築2市5町(行橋市、豊前市、京都郡苅田町・みやこ町、築上郡吉富町・上毛町・築上町。2016年5月22日締結)と締結している。チームマスコットは、ズグロカモメをモチーフとしたギラン(Giran)。2010年にウェービー(Wavy)より名称を変更している。1947年(昭和22年)、三菱化成工業黒崎工場(現・三菱化学黒崎事業所)内にサッカー部が創部。九州リーグではリーグ優勝7回の成績を納める。2001年4月、北九州市と地元企業などが共同でJリーグ入りを目指す任意団体「北九州フットボールクラブ」を設立(2004年にNPO法人に移行)。2001年から三菱化学黒崎サッカー部の運営を引き受け、市民主導のクラブチーム「ニューウェーブ北九州」として再出発する。2007年に九州リーグで優勝、全国地域サッカーリーグ決勝大会で準優勝し、翌年日本フットボールリーグ(JFL)へ昇格。同年にはJリーグへの準加盟承認を受け、同年に運営法人を株式会社化。2009年、JFLで4位の成績を収め、2010年からのJリーグ加盟が承認された。与那城ジョージが監督を続投(4年目)。商標上の問題から、2月にチーム名を「ギラヴァンツ北九州」と改めた(7月23日に商標登録を出願)。甲府から時久省吾、福岡から長野聡とウェリントン、熊本から河端和哉、水戸から村松潤を完全移籍で、柏から池元友樹(北九州へは4年ぶりの復帰)をレンタル移籍で獲得した。前シーズン途中に徳島よりレンタル移籍していた大島康明を完全移籍で獲得。さらにシーズン途中の7月に栃木SCからレオナルド、(インドネシア)から小森田友明を獲得した。Jリーグ初戦は横浜FCに敗れたが、第3節(東京V戦)でJリーグ初勝利(及び初勝ち点)を挙げた。その後は得点力不足(年間で2得点以上は全36試合の内4試合)および守備崩壊(無失点は全36試合の内5試合、第17節以降シーズン最終戦まで20試合連続計47失点、うち4失点3試合6失点1試合)に苦しみ、第33節の甲府戦に敗れリーグ戦1シーズン29試合連続勝ち試合なし(それまでは2003年シーズンの鳥栖)、11月20日の千葉に敗れリーグ戦31試合連続勝ち試合なしのそれぞれJリーグワースト記録を更新した(それまでは2003年から2004年シーズンの鳥栖)。Jリーグ初年度は最下位で、リーグ戦年間1勝のJリーグ最少記録、リーグ戦ホームゲーム年間1勝も併せてJリーグワースト記録 で、リーグ戦アウェイゲーム年間無勝利は2003年の鳥栖に並ぶワーストタイ。シーズン終了後に与那城が監督を退任、三浦泰年が2011年2月1日付で後任監督に就任した。ニューウェーブ北九州時代からプレーしてきた選手を含む多くの選手が退団・移籍した。天皇杯は、9月5日に行われた2回戦で草津戦に勝利して、リーグ戦の東京V戦以来約5ヶ月半ぶりに公式戦勝利を挙げた。2011年は、三浦に監督が交代した以外にコーチ陣も一新。新たにゴールキーパー専門のコーチも導入した。また、清水から永畑祐樹、札幌から佐藤優也、川崎から木村祐志、G大阪から安田晃大、栃木から宮本亨、林祐征を完全移籍で、東京Vから福井諒司、横浜FCから橋村祐太、FC東京から森村昂太(前年度所属は水戸)をレンタル移籍で獲得。開幕後は3月に金水連(8月に契約解除、公式戦出場なし)、4月に呉勝録、7月に金鐘必と韓国人選手を獲得した。さらに前年度所属選手のうち、特別指定選手であった多田高行(鹿屋体育大学)が正式に入団したほかレンタルだったレオナルドは完全移籍へ移行、池元友樹のレンタル期間も延長された。一方で、7月に前年度の主力であった佐野裕哉がSC相模原へレンタル移籍したほか、河内勇太が契約満了により退団した。2月9日から19日まで、長崎県島原市で前身を含め球団創設以来初となるキャンプを行い、主将に移籍1年目のMF木村が就任。開幕戦(千葉戦)、東日本大震災による中断後の初戦(第8節・4月24日、鳥取戦)と連敗したが、第9節(4月30日)愛媛戦に勝利し、前年からの連続試合未勝利を35(12分23敗)で止めた。また、第13節(5月22日)京都戦で初のホーム連勝、第14節(5月29日)富山戦(ホーム)で初の連勝を飾った。第19節(7月2日)大分戦に勝利してバトルオブ九州初勝利。第23節(7月30日)でFC東京、第3節(8月5日)で徳島と当該節時点での首位を連破。また、第36節(11月20日)で同じく2位の鳥栖に勝利(後半戦19試合での鳥栖の敗戦はこの試合のみ)して、シーズン目標の「勝点56」を達成、順位も一時は5位へ上げた。シーズンを通して、連敗は2度のみ(うち一度は開幕からの2連敗)で、最終順位は8位となり、前年の最下位から順位を上げた。その一方で、Jリーグでのアンフェアなプレーによる反則ポイントは、2010年の125 から180 へと増加し、制裁措置となる反則金の金額も前年の60万円 から150万円 へと増えた。特に2011年シーズンでは反則ポイント・反則金の金額ともJ1・J2の38クラブを通じて最多であった。天皇杯は、3回戦で名古屋に敗戦。大宮から新井涼平(前年度所属はFC岐阜)、徳島から登尾顕徳、水戸から常盤聡を完全移籍で、甲府から加部未蘭、東京Vからキローラン木鈴、キローラン菜入、高野光司、清水から竹内涼、横浜FMから端戸仁をレンタルで獲得した。さらに渡大生(広島皆実高校)と、前年度特別指定選手だった武田大(東京学芸大学)が入団した ほか、柏よりレンタル移籍していた池元友樹とFC東京からレンタル移籍していた森村昂太を完全移籍で獲得した。一方で、重光貴葵、桑原裕義が引退、河端和哉(長崎へ移籍)、宮川大輔(SC相模原へ移籍)、佐藤真也、呉勝録が契約満了により退団し、時久省吾が岐阜へ完全移籍、水原大樹がカマタマーレ讃岐へレンタル移籍、東京Vからのレンタルだった福井諒司が復帰(その後、柏へ完全移籍)、佐野裕哉がSC相模原へ完全移籍した。リーグ戦は、第7節終了時にJ1昇格プレーオフ圏内の6位に浮上。第28節の大分戦(8月12日)から第34節(9月17日)の千葉戦まで6勝1分の成績を残した。第29節(8月19日)の福岡ダービーで、過去3戦3敗の福岡に初勝利。また、バトルオブ九州も2連覇を達成した。9月28日、2013年度のJリーグクラブライセンス申請において、J2ライセンスの交付を受けた。これにより、J1昇格プレーオフへの参加を含め今シーズン終了後のJ1昇格の可能性は閉ざされたものの、最終節まで3連勝でシーズンを終え、勝点は前年の58を上回る64を獲得。順位は前年の8位こそ下回ったものの、最終的に9位の成績で終えた。ホームゲーム入場者数は、前年に比べホームゲームが2試合増えたが、2011年の計76,976人(1試合平均4,051人)から計70,274人(同3,346人)と減少した。天皇杯は初戦(2回戦)でFC町田ゼルビアにPK戦で敗退。シーズン終了後に三浦が監督を退任した。6月には渡大生がAFC U-22アジアカップ2013 (予選)のU-19日本代表に選出され、三菱化成黒崎サッカー部・ニューウェーブ北九州時代も通じてクラブ史上初めての代表選手が誕生した。監督に京都や山形の元監督の柱谷幸一が就任、前伊賀FCくノ一監督の大嶽直人がトップチームヘッドコーチに就任。常盤聡、佐藤優也、安田晃大、関光博、金鐘必、関光博らが東京V、新井涼平が甲府、木村祐志が大分、川鍋良祐が松本にそれぞれ完全移籍。また、クラブが長期的な方針として期限付き移籍による補強(2012年は所属29選手中7選手)を減らし、大卒ルーキーを積極的に獲得する方向に転換したこともあって、期限付き移籍満了でDFキローラン木鈴、GKキローラン菜入が東京Vに、端戸仁、竹内涼がそれぞれ横浜FMと清水に復帰、高野光司は所属元の東京Vから町田に期限付き移籍した。さらに加部未蘭は福岡大学に進学、大島康明および林祐征が引退、水原大樹および鈴木慎吾が退団(その後、アルビレックス新潟シンガポールへ移籍)。2012年から継続して在籍している選手は7名となった。一方で栃木SCからGK武田博行とMF鈴木修人、京都からMF内藤洋平、関西リーグ・アミティエSCからDF松本陽介、横浜FCからMF八角剛史とDF渡邉将基、大分からMF小手川宏基、湘南からGK松本拓也、山形から前田和哉、札幌から大島秀夫、韓国・大田のキム・ドンフィを完全移籍で、韓国・水原のアン・ヨンギュ、大宮から李根鎬を期限付き移籍で獲得。また、九州共立大学から柿本健太、桃山学院大学から谷口功等大卒5名、高卒1名が加入した。さらに7月1日にセレッソ大阪から井上翔太を2014年1月31日までの期限付き移籍で獲得した。リーグ戦は、第3節時点で10位につけたのがシーズン最高順位となった。第8節の福岡戦から第13節の札幌戦まで6連敗を喫し、第11節から第14節まで21位へ順位を落とした。第19節の熊本戦でリーグ戦クラブ記録となる1試合7得点を記録したが、第21節から第26節まで6試合勝ちなし(2分4敗)で第27節時点で20位と低迷。9月に3勝1分1敗 の成績を残して、第35節時点で16位へ順位が上昇。但し、年間通して公式戦で3連勝以上を挙げることが無く、最終順位は昨年度を下回る16位の成績。なお、バトルオブ九州は2勝4敗の成績で3年連続の優勝は成らなかった。天皇杯は、3回戦でJFL・AC長野パルセイロにPK戦で敗れた。9月30日、2014年度のJリーグクラブライセンス申請において、2013年度に続きJ2ライセンスの交付を受け、その際、「2014年度末までに債務超過を解消する方法について具体的に提出すること」という旨の是正通達を受けた。柱谷体制2年目。武田博行がC大阪、森村昂太が福岡、武田大がJFL・鹿児島へいずれも完全移籍、松本陽介と、キム・ドンフィ、アン・ヨンギュ、ナム・イルウの韓国籍3選手とは契約を更新せず、大宮から期限付き移籍していたイ・グノとの契約も満了(後に秋田に期限付き移籍)、また、谷口功が鹿児島へ期限付き移籍することとなった。一方、京都から原一樹、湘南から下村東美、川崎から風間宏希、G大阪から星原健太、鹿島から川島大地、秋田から鈴木彩貴がいずれも完全移籍で、浦和から大谷幸輝が期限付き移籍でそれぞれ加入し、2013年度途中にC大阪から期限付き移籍で加入していた井上翔太が完全移籍することとなった。また、新人として関西大学から寺岡真弘が加入した。なお同年のJ1、J2所属40クラブの中で唯一、シーズンを通して外国籍の選手がいないクラブとなった。前年のチームをベースに風間・星原・大谷などがレギュラーの座をつかみ、堅い守備陣を構築。12節富山に勝利してクラブ最高順位の4位に躍進。これ以降は一度も6位以下に下ることなく最終的に5位でリーグ戦を終えた。順位こそJ1昇格プレーオフ圏内ではあるが、北九州にはJ1ライセンスが交付されなかったため、同年のプレーオフは3チームで争われることとなった。天皇杯ではJ2東京V、前年度天皇杯王者J1横浜FM、J1甲府に勝利し、クラブ初となるベスト8進出を果たした(準々決勝でJ2山形に敗戦)。チームスローガンについては、北九州スタジアム完成が予定されている2017年シーズンに向け、新スタジアムでのJ1昇格という目標にステップアップするという意味で、3年分一斉に発表され、2016年は「一心 〜夢へステップ!〜」、2017年は「一心 〜夢へジャンプ!〜」とされた。柱谷体制3年目。前シーズン全公式戦に出場したGK大谷幸輝が、期限付き移籍期間終了で浦和に復帰、前身のニューウェーブ北九州時代を知るFW池元友樹が松本へ、DF冨士祐樹が岐阜へ共に完全移籍。さらにDF渡邉将基が甲府へ、GK松本拓也と地元出身のFW柿本健太は秋田へ、前シーズンから期限付き移籍中のDF谷口功がJFL・鹿児島へ、DF田中優毅が中国リーグ・松江シティFCへいずれも完全移籍。DF下村東美、MF鈴木修人が引退(鈴木は明治学院大学サッカー部コーチに就任)、また、Kyuリーグ時代の2007年から通算8年間在籍し、2013年度からは地域コミュニケーターだった藤吉信次が東京Vユース監督に就任するためクラブを離れた。一方、湘南からGK阿部伸行、群馬からMF加藤弘堅、大分からFW小松塁(2013年シーズンから長崎に期限付き移籍中)、栃木からFW近藤祐介、横浜FCからDF西嶋弘之、千葉からFW大塚翔平がいずれも完全移籍加入し、新人として福岡大学から弓崎恭平、近畿大学からGK中山開帆、鹿屋体育大学からMF小谷健悟の3名が加入、さらに、前シーズンU-18チームから2種登録選手として登録されていたDF梶原夕希也が正式にプロ契約となった。J2参入6シーズン目にして初めてホーム開幕戦(第2節)・徳島戦で勝利したものの、その後3試合無得点で3連敗し、第5節終了時点で降格圏となる21位にまで順位を下げる。第6・7節を連勝して降格圏を脱し、暫くは連勝連敗を繰り返したが、第15節・千葉戦からJ2参入後新記録となるリーグ戦4連勝を含む5試合負けなしで一旦10位まで順位を上げ、前半戦は9勝2分10敗勝点29の13位で終える。後半戦はリーグ戦で2連勝3回2連敗2回と一進一退の戦績を繰り返していたが、10月以降の8試合で5勝1分2敗で順位を上げ、2年連続プレーオフ圏内となる6位以内こそならなかったものの、最終的に6位長崎と勝点差1の7位でシーズンを終えた。小松塁がクラブ新記録かつ自己最多の18ゴールを挙げ、J2得点ランキングでジェイ(磐田)、ムルジャ(大宮)に続く3位(日本人選手では1位)となったほか、原一樹も13ゴールで7位タイとなるなど、チームの総ゴール数は59で全22チーム中4位と攻撃面で躍進した一方、守備面では前年度のレギュラーが3人抜けたこともあり不安定な状況が続き、岐阜・栃木に次ぎ、横浜FCと並んで22チーム中ワースト3位の58失点であったため得失点差は僅か+1。また順位こそ7位ながら、勝敗では18勝5分19敗と負け越しとなった。また、反則ポイントが-5と初めてマイナスとなり、2014年に続き2年連続でフェアプレー賞を受賞した。柱谷体制4年目。1月1日付で、2008年10月にクラブ運営会社が株式会社化されて以来8年以上社長を務めた横手敏夫が退任、強化本部長の原憲一が後任の社長となり、発表日前日(2015年12月15日)付で福岡取締役を退任したばかりの野見山篤が原の後任の強化本部長に就任。コーチの大嶽直人が京都ヘッドコーチに就任のため退団、後任に元長野監督の美濃部直彦が就任した。選手では、FW大塚翔平(川崎に移籍)、DF宮本亨(現役引退し福岡U-18コーチに転身)が契約満了に伴い退団。東海リーグ・FC鈴鹿ランポーレへ期限付き移籍中のMF山之内優貴との契約も満了となった。また、FW渡大生が徳島に完全移籍した。一方、長崎からMF石神直哉、MF花井聖 と地元出身のDF刀根亮輔(名古屋からの期限付き移籍) を、さらに鹿島を退団した地元出身のMF本山雅志 をそれぞれ完全移籍で獲得。また、前年松本に移籍したFW池元友樹が完全移籍により復帰した。J2加盟7シーズン目にして、クラブ史上初となるJ2リーグ戦開幕戦勝利を挙げたものの、続く第2節、J3から昇格した山口にJ2初勝利を献上して以降、2010-11シーズンに35試合連続未勝利を記録して以降最悪となる11試合連続未勝利(5分6敗)を記録、第13節、前節終了時点で首位だった町田を破るも、続く第14節から4連敗し、第16・17節終了時には、2010年シーズン以来となるJ2最下位となる。7月には、大宮からDF福田俊介、長崎からFWロドリゴをいずれも期限付き移籍で獲得、また鹿屋体育大から、元FC東京U-18のDF福森健太が特別指定選手で加入した。ロドリゴは北九州としては2013年以来3シーズンぶりの外国籍選手となった。ホームスタジアムは八幡西区の北九州市立本城陸上競技場、練習場は新門司球技場および本城運動場である。2009年2月までクラブを運営していた特定非営利活動法人北九州フットボールクラブ(北九州FC)が新門司球技場を含めた北九州市立新門司体育施設全体の指定管理者となっており、。なお、過去のホームゲーム開催スタジアムは「当項目」を参照のこと。2010年、ギラヴァンツのJリーグ加盟に伴い、北九州市は本城陸上競技場をJ2開催基準を満たすための改修工事を行い、収容能力が椅子席で10,202人となったが、それでもなおJ1の開催基準のひとつである収容人数15,000人を満たさなかった。2013年6月25日、北九州市は小倉駅北側の小倉北区浅野3丁目(小倉駅北口)に、15,000人収容の球技専用スタジアムを建設すると表明。ギラヴァンツ北九州もこの球技専用スタジアムを本拠地として使用することとなった。2013年10月8日、北九州市議会は9月定例会最終本会議において、スタジアム関連の建設費80億6500万円と完成後15年間の維持管理・運営費15億円の計95億6500万円について将来の支出を確約する「債務負担行為」として計上した2013年度一般会計補正予算案を可決、2016年度中の完成、2017年シーズンからの供用開始の正式認可を得た。2014年7月15日、同スタジアムの施工管理業者として、九電工をはじめとする6社の企業グループが選定された。同年8月26日、スタジアムの正式名称が「北九州スタジアム」となること、併せて施設命名権(ネーミングライツ)売却を検討していることが発表された。アカデミーとしてユースチーム(U-18)、ジュニアユースチーム(U-15)を有している。また、若手育成を目的として発足した九州チャレンジャーズリーグに2009年の発足当初より参加している。なお、「北九州フットボールクラブ」が運営する女子中学生以上を対象とした「ニューウェーブ北九州レディース」、40歳以上を対象とした「ニューウェーブ北九州シニア」が別途存在する。同チームのサポーターが応援する際、横断幕や応援コールで地元北九州の方言で「殴り倒せ」を意味する「ぶちくらせ」という言葉を使用している事について、クラブハウス側は不適切な表現であるとして、使用禁止を通達した。これに対しサポーター側は反発し、使用を継続しているが、クラブハウス側は使用した者を入場禁止にする厳しい姿勢をとっており、議論の的となっている。
出典:wikipedia
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