『宇宙の騎士テッカマンブレード』(うちゅうのきしテッカマンブレード)は、1992年2月18日から1993年2月2日までテレビ東京系で全49話が放送された、タツノコプロ製作のSFアニメである。1994年に続編として、OVA『宇宙の騎士テッカマンブレードII』が制作されている。本作は、1975年にタツノコプロで製作された『宇宙の騎士テッカマン』の名を冠しており、設定や構想の一部が流用されているが、全く別の世界観に基づいて作られた作品であり、リメイクやストーリー上の続編ではない。OPアニメーションや初期変身バンクは、大張正己(及び、石田敦子)が担当している。なお、大張は本編の作画には参加していない。また、第48話において『宇宙の騎士テッカマン』のメインキャラクター(南城二、天地ひろみ、アンドロー梅田)や『科学忍者隊ガッチャマン』の南部博士が、カメオ出演的に登場している。ストーリー面については、地球を守るために肉親や友人・恩師と戦わねばならない主人公という、ハードな展開が特徴である。シリーズ構成とメイン脚本を担当したあかほりさとるは、後年のインタビューにおいてという、アーチ構造になるようなストーリー構成を関島眞頼と共に練り上げ、それを基に脚本を書き上げていったと明かしていた。旧作『宇宙の騎士テッカマン』では、最終的に主人公が死んだはずの父親と対決する予定であったが、その前に番組が打ち切りとなった(当該記事参照)。本作ではその時に描ききれなかった要素が汲まれ、兄妹の中で最も父親に似ている長兄ケンゴ(テッカマンオメガ)が最後の敵となるという構図に反映されたという。2005年にゲームボーイアドバンス用ゲーム『スーパーロボット大戦J』、更に2007年に続編・『宇宙の騎士テッカマンブレードII』と共にニンテンドーDS用ゲーム『スーパーロボット大戦W』に登場している。連合地球暦192年、謎の宇宙生命体「ラダム」が突如として地球に来襲、人類の宇宙進出の夢を懸けて作られた軌道エレベータ基地・オービタルリングを瞬く間に占拠し、地球侵略を開始した。地球製兵器では傷つけることすらできない強靭無比のラダム獣に対し、唯一対抗し得る兵器であるオービタルリングのレーザー砲を奪われた人類には対抗する術がなく、その侵攻をただ黙って見ているしかなかった。そんなある日、地球上のラダム獣や地上に根付くラダム樹の調査・分析をしている外宇宙開発機構の前に、正体不明で記憶喪失の青年が現れる。外宇宙開発機構のアキとノアルに保護された青年は、目覚めるなり宇宙船の準備を要求し、ラダムが跋扈する宇宙へ上がろうとする。彼はその無謀ぶりから「デンジャラス・ボウイ」略して「Dボウイ」と名づけられ、ラダムの尖兵と酷似した超人「テッカマン」に変身し、人類が手も足も出なかったラダム獣を事もなく打ち砕いてみせた。外宇宙開発機構はDボウイに不審の念を抱きながらも、「スペースナイツ」として地球連合軍とは別にラダムとの戦いを始めることとなる。地球の衛星軌道上に建設された、地球を1周するリング状の建造物。正式名称はオービタルリングシステム。リングと地上との行き来は、地上の各地に建設された軌道エレベータで行われる。宇宙船の発着港として用いられており、この時代の商工業の中心はオービタルリングに移っていた。隕石等の迎撃用にレーザー砲も備えられていたが、ラダムに占拠されてからは地表への爆撃手段として使われてしまう。テッカマンブレードを中心とした対ラダムチームとして、外宇宙開発機構内に設立された。当初はテキサスに本部を置いていたが、ラダムテッカマンの攻撃により壊滅した後、アラスカに本部を移した。本能のみを高度に発達させた知的生命体、およびその種族の名称。昆虫状の生物で、頭脳(脳髄)のみを高度に発達させたため肉体は非常に脆弱で、環境変化や外因性ショックに対する抵抗力を持たない。そのため、他の知的生命体の体内に寄生し、その脳をラダムの強い本能によって支配することで、生態系の上位に君臨している。外骨格が強固に発達し巨大化したラダムは「ラダム獣(じゅう)」と呼ぶ。ラダム獣は標的とする惑星に降り立つと、地面に潜って植物化し「ラダム樹(じゅ)」となる。ラダム樹は、ある一定の期間を経ると一斉に開花し、花の中にその惑星の知的生命体を取り込んでテッカマンへのフォーマットを行う。このフォーマットされたテッカマンにラダムが寄生することで新たなラダムの民が誕生し、ラダムによる侵略が完了する。ラダムというネーミングはノストラダムスに由来している。バルザックがスペースナイツ基地に潜入して得た、テッカマンに関する様々な研究データを基に、地球連合軍のDr.マルローらが中心となって開発した対ラダム用パワードスーツ。2機存在し、1号機にはバルザック、2号機はノアルが搭乗する。身長2.3m、重量181kg、飛行速度530km/h。バルザックが使用する白をベースに緑色のカラーリングを施された機体。脚部とリヤスカートのスラスターによるホバリング走行で高い機動力を有し飛行も可能。スーツはあらゆる環境にも対応できるよう設計されており、砂漠や寒冷地だけでなく、水中や宇宙空間でも運用が可能。比較的扱いやすいようでろくな訓練も受けていないノアルでも一定の活躍をしている。テッカマンブレードと違いスーツの運用時間に制限はないが、フェルミオンの残量がなくなるとフェルミオン砲が使えなくなり、丸腰も同然の状態になる。またフェルミオン残量がゼロになると、スーツ自体の能力もパワーダウンしてしまうようである。オペレーションヘブン後、中破していた1号機をレビンが強化改修した機体。1号機と2号機は外見上色違いの同型機(1号機が緑、2号機が青)だったが、フェルミオン砲を取り外して背部の特殊ユニットに換装される。1号機の予備パーツから作られた予備機体。ソルテッカマンの研究所が襲撃された際、ノアルが偶然から発見し半ば強引に乗り込んでそのまま使用している機体。白をベースに青を配色されている。時差ネットを用いていたのは基本的にテレビ東京系列外の地方局であったが、当時平日夕方6時30分枠がアニメ再放送枠となっていたテレビ大阪とテレビ愛知の2局も同様であった。両局とも19時台の放送であったため、放送時間帯が毎週のように変更されていた。
出典:wikipedia
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