LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

ゲームセンターあらし

『ゲームセンターあらし』は、すがやみつるによる日本の漫画作品。『(月刊)コロコロコミック』(小学館)にて、1978年と1979年に2回読み切りが掲載され、1979年から1983年まで同誌に連載された。『コロコロコミック』以外でも小学館の学年別学習雑誌各誌で連載、もしくは掲載された。1982年には、シンエイ動画制作・日本テレビ系でテレビアニメ化されている。2013年には、ぽこぽこにてWeb漫画として原作をほぼそのまま無料で全話読むことができるサービスが行われた。最初にすがやみつるが『あらし』を描いたのは、1978年の『コロコロコミック』9号。『ブロックくずし』を題材にした漫画を編集部が企画した時、アマチュア無線やマイコンをやっていたすがやに白羽の矢が立つ。担当編集者から「先生のオリジナル漫画は、どれも主人公がいい子で大人しい。この作品は『仮面ライダー』(すがやが作画を担当したこともある)みたいに描いてほしい。最後は主人公に空中回転してほしい」と言った。すがやは「テレビゲームは座って遊ぶもの」と思い抵抗があったが、「テレビゲームなど所詮一時的ブームで、単発の読み切りなのでムチャでもいいか」と考え、『ライダー』の新作を意識して、および牛次郎・ビッグ錠のコンビによる『包丁人味平』『釘師サブやん』などの職人対決漫画を意識して、読みきり一本目は描かれた。締め切りまで10日もなかったが編集者が「取材に行こう」と、アシスタントと共に新宿歌舞伎町に繰り出し、一万円札を全て百円玉に替えてテレビゲームをやりまくったとのこと。一本目を発表後『コロコロ』に連載したのは、すがやから企画を出したモータースポーツ漫画『F・1キッド』で、主人公がいい子であったため人気は今一だった。読み切り2本目は1979年春に『ウルトラマン』シリーズを総集した増刊が出た際、『ウルトラマン』以外の漫画を2本載せることになり、このうち1本を『あらし』にしたいとのことで、当時ブームだった『スペースインベーダー』をメインにして描かれた。すると人気投票で全体の8割の票を集めるトップとなり、急遽『コロコロコミック』に当時連載していた『F・1キッド』を終了させ、本誌で『あらし』を連載することになる。てんとう虫コミックスには、この読み切り2本目が第1話として収録されている。これは、読み切りの1本目と2本目ではキャラクター設定が異なっている点があり、その後始まった連載が読み切り2本目の設定を基本にしているのと、すがや本人が読み切り1本目の原稿を紛失してしまったためである。連載後もすがやは「これは『ライダー』だ」と言い聞かせて描いたが、アクションシーンにも違和感がなくなるどころか、大胆で非現実な話をうまく描くことができた。この『あらし』の好調ぶりで、すがやは「やっと漫画家として自らを認めた」と語っている。テレビゲームの攻略を題材とした、当時としては画期的なテーマの少年漫画であった。初期はタイトル通り、ゲームセンターで『インベーダーゲーム』の対決をしたりするもので、100円玉をコイン投入口に投げ入れる技をあらしが見せたりしていたが、当時小学生がゲームセンターにたむろして不良化するという現象が問題になっており、それを考慮して漫画でもあらしが行きつけのゲームセンターに出入りできなくなるという展開になってしまう。駄菓子屋の店頭のミニ筐体でのバトルや、ゲーム大会、二枚目でお金持ちのライバルであるさとるの家のパーティーでの巨大『ギャラクシアン』など、初期の数話を除いては結局ゲームセンターで対決する話はなくなり、舞台も徐々に荒唐無稽になってゆき、スケールアップしていった。とんでもない秘技(必殺技)もこの作品の売りである。最初のうちはゲームに必須な動体視力を鍛える、バランス感や筋力を鍛えるなど現実的なものであったが、次第にエスカレートしていき、「月面宙返り」や、スティックを高速で操作することでプレイヤーのキャラクターが敵からの攻撃を潜り抜けるという「炎のコマ」、静電気でゲーム機の電子回路に干渉して異常動作を発生させて有利に導く「エレクトリック・サンダー」などが登場。これらは実現可能かどうかはともかく、一応ゲームに役立つ理屈がつけられていたり、「理論上は可能」と書かれていたりしたが、次第に派手だがよくわからない状態の「レインボーバズーカ」や、一生に一度しか使えないとして編み出したが何度も使っていた「スーパーノヴァ」など、理由付けもゲームプレイとの関係も無い技が頻出。一般レベルから逸脱し、それに伴い話のスケールも拡大して、核戦争の危機や異次元からの侵入者をゲームによって解決するにまで至った。邪神や異星人、アフリカの原住民などゲームをやったことのない者が、どういうわけかゲームのやり方を知っている場合も多い。ハンディキャップ的な意味合いからか、対戦場所の環境、あるいはあらしのコンディションのため秘技が万全な状態で使えない場合もあり、敵キャラクターがあらしと同じ技、もしくは同等の技をあらしよりも高威力で使う場合も多く、その結果あらしが苦戦や敗退するも新秘技で打ち勝つケースも多かった。また、この作品のもう一つの売りでもあった実在のアーケードビデオゲームでの対戦も、後半は「戦車ゲーム」などかなり適当でよく分からないゲームで戦うことになり、ゲーム内容よりも派手な舞台や敵キャラクター、秘技への依存が高くなってくる。これはすがやによると、新作ゲームに登場するキャラや設定が記号的なものから、どんどんゲーム独自の世界観が加味されたものになってしまい、『あらし』固有の非現実な世界を描きにくくなったためだという。単行本はてんとう虫コミックスで全17巻が発売。2000年に太田出版より復刻版が刊行。読み切り1本目に関しては、てんとう虫コミックス版には未収録で太田出版版では「コロコロ」掲載時の校正刷りを元に収録(そのため、画質が他の話と比べると荒い)。また、『別冊コロコロコミック』の長編との並行連載の関係で、執筆・雑誌掲載順に収録されておらず、一部ストーリーに辻褄の合わないところがある。『月刊コロコロコミック』が、『ドラえもん』を核とした雑誌から、現在の少年向け対決物路線に軸足を移していく道筋を付けた作品の一つである。第28回(昭和57年度)小学館漫画賞児童部門受賞。基本的な筋は、主人公石野あらしが、ゲームセンターやゲーム大会を舞台に、全国、全世界から集まるライバルたちと熱戦を繰り広げるというもので、ストーリーは基本1話完結。月刊コロコロでの連載は比較的身近な世界を舞台にしており(それでも連載後半になると世界観は肥大化する)、別冊コロコロでの連載は1話約100ページに及ぶ大長編がメインで、最初から世界・宇宙規模の大きな世界観を持ったストーリーが展開された。声優はアニメ版のキャスト。1982年(昭和57年)4月5日から同年9月27日までの放送で、全26話。制作はシンエイ動画。放送局は日本テレビ系。放送枠は月曜日19:00 - 19:30。当時、シンエイ動画は藤子不二雄アニメの製作に特化していたため、シンエイ動画初の藤子アニメではない作品となった。また、藤子不二雄作品以外でコロコロコミックに連載された作品としては初のTVアニメ化作品でもある(『いなかっぺ大将』など過去に別の雑誌に掲載されて、その際にTVアニメ化されたものは除く)。ただし、実際のアニメーション制作は土田プロダクションが中心となって行われており(クレジットでは「制作協力」)、シンエイ動画はプロデュースという形で関わっている。アニメ化に関しては、1980 - 81年を頂点としたファンの要望・署名活動などによって実現したものだったが、すがやみつる自身は主題歌の作詞をするなどアニメ製作に協力はしたものの、より幅広い層を対象にした作品作りをしなければならなくなり、『コロコロ』のメインである小学校高学年の読者たちに受けるネタが作りづらくなって、「自由が利かなくなってしまった。アニメになったことで結果的に「あらし」は死んだかな…」という認識を持っていたようで、後に「アニメ化であらしは終わった」と語るなど、アニメ化にはどちらかというと否定的だった。また、「あらしは国民的なメジャー作品向きでは無く、駄菓子屋路線なインディー作品」ともすがやは述べている。当初の放送予定期間は1年間(全52話)で、放送開始当日の新聞の新番組紹介でも「52回」と放送予定回数が明記されたが、予定期間の半分の半年間(全26話)で終了した。アニメはあらしたちとナンドー会長率いるデーモン社との戦いが話の中軸になっているが、基本的には原作のエピソードを踏襲しており、アニメのオリジナルストーリーは最終話「あらしの敵はあらし!?」の1本のみだった。ただし、アニメのオリジナルキャラクターであるナンドー会長、エリカ・能登、松本すみれの3人がほぼ毎回登場してストーリーに絡んでくるため、原作の登場人物がこの3人に置きかえられたり、細かい話の流れが原作と微妙に異なっているものも多い。さらにアニメ放送時に当時の日本の家庭用テレビゲーム市場でトップシェアだった玩具メーカーのエポック社がメインスポンサーだった関係で、あらしたちが対戦するゲームに『パクパクマン』などのエポック社製の電子ゲームが使われているエピソードがある。長らくソフト化はされていなかったが、2011年3月30日にDVD-BOX化された(当初は3月23日発売だったが、東日本大震災のため発売が延期された)。テレビ放送前年の1981年に、パイロットフィルムが同じくシンエイ動画の作画により製作された。ラストボスがスーパーコンピューターという内容で、これを基にした1分間の映像がTBSの朝の時間帯(『テレビ列島7時』→『朝のワイドX』)の『コロコロコミック』のCMとしてほぼ1ヶ月おきに合計3回放送された。基本的に3回の放送は同じ内容だが、それぞれの放送におけるあらしの台詞が少しずつ異なっている。単なるCMであるにもかかわらず、当時の本作の人気を受けて放映の時間帯を誌上で告知するなど大々的な宣伝がされている(『テレビ列島7時』などは生放送だったため、「7時○○分ごろ放送」という大まかな放送予定時間が掲載された)。この時のあらしの声は、本編と同じく間嶋里美が担当している。このCMの元となったパイロットフィルムも、前出のDVD-BOXに特典として収録されている。放送開始時、テレビ朝日系列局にて『あさりちゃん』のアニメが放送されていた。しかし、これが『あらし』と全く同じ月曜日19:00 - 19:30枠での放送で、同じ『コロコロコミック』連載漫画を原作に持つアニメがバッティングする事態となってしまい、このことが原因で『あさりちゃん』の『コロコロコミック』での連載は打ち切られることになった。エピソードの一つ「ゴキブリ大作戦」は、すがやが『仮面ライダー』を描いていた頃、猛多忙で下宿の自分の部屋に帰る暇もほとんど無いのに、部屋の明かりだけは24時間つけっ放しにしていたため、冬になって下宿じゅうのゴキブリがすがやの部屋に集合してしまい、バルサンで駆除したらゴキブリ(すがやによるとチャバネゴキブリ)がチリトリに山盛り3杯分もいた…という実話をヒントにしている(すがや公式ブログより)。連載当時、同じくコロコロに『釣りバカ大将』を連載していた桜多吾作の仕事場を訪問すると、桜多のアシスタントであった徳田ザウルスが下を向いて笑っている。何事かと思ったら、天井に「打倒すがや」のスローガンが貼ってあった。読者の人気アンケートでどうしても『あらし』に勝てないが故の行為だった(ミリオン出版『冒険王ver. 完全版 新・仮面ライダー 怒濤編 1号、2号、V3、ライダーマン 』より)。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。