ポンジャンは、日本で考案された麻雀のルールを簡略化したテーブルゲームである。麻雀をアレンジ、ルールを簡素化し、雰囲気を味わえ、子供から高齢者まで楽しめるゲームという位置付けで売り出された。のちにはゲームソフトも発売された。商品によっては「ドンジャラ」とも呼ばれるが、これはかつて存在した玩具会社ポピー(現・バンダイ)の登録商標である。牌のデザインには当時の人気アニメの登場キャラクターを採用するのが定番であり、全盛期には玩具メーカーの重要なキャラクター商法の対象ともなった(ドラえもん、ポケットモンスター、モーニング娘。、AKB48など)。厳密には「ポンジャン」もトミー(現・タカラトミー)の登録商標ではあるが、こちらは商品名ではない。また、ジャンポンという類似のゲームもあるが、これにはポンが存在しない(ロン上がりは可能である)。「ポンジャン」の名称の商品は1970年代に玩具メーカーのアノアが、同社の消滅後はクローバーが発売したが倒産、その後トミーが引き継いだ現在はアノア版の復刻版が流通している。製品によって役などは大きく異なる。ここでは共通部分に限って説明する。最終的に、他の競技者より多くのチップ(点棒)を得ることを目標とする。ポンジャンにおける1つのゲーム(半荘)は数回のプレイ(局)から成り、それぞれのプレイは手牌で同一の牌3枚ずつの組み合わせを作ることでアガリ(和了)になる。上がった人の点数をルールブックによって計算し、それ以外の人から点数に従ってチップを得ることができる。80枚強の直方体の牌、チップ、サイコロ2個を使用する。牌は通常9つの種類に別れ、同じ種類の牌は基本的に9枚ずつある(10種×8枚など、異なる組み合わせのものもある)。牌の種類は、背景色やマーク・点数などで区別される。違うキャラクターが描いてあるからといって、必ずしも違う種類ではない。ほかにポンジャンでは「ワイルドカード」、ドンジャラでは「オールマイティ」が加わることがある。チップは、ゲーム(半荘)開始前に各競技者に配るが、最初に配るチップの量は、製品によって異なる。実際のプレイの前には、サイコロを振るなど、なんらかの方法で親を決める。各人は牌を自分の前に伏せて、2段の山を作る。ワイルドカードのある82枚セットでは、親が22枚、子が20枚の山を作る。サイコロを振って、それによって決まった場所から各人に2枚ずつ4回配る。したがって各人の手牌は8枚になる。親に最初9枚配ることもある。この場合は親は山から牌を取らず、最初から捨てる。コンピュータを使ったゲームの場合、山は作られず、残りの牌の数だけが表示されることが多い。親から順に、時計回りにプレイが進行する。山から牌を1枚とり、手牌に加えて9枚とする。9枚が、同一種類の牌の3枚組(「セット」と呼ばれる)3つから成り立っている場合は、そこでアガリ(和了)となり、プレイは終了する。それ以外の時は任意の牌1枚を捨てる。ワイルドカードは任意の牌のかわりに使うことができる。自分の手番によって、あと1枚でアガリになる状態になった場合は、牌を捨てる際にリーチを宣言できる。リーチを宣言した人は、山から取った牌でアガリにならない場合は、その牌をそのまま捨てなければならない。そのかわり、他人が捨てた牌でアガること(ロン)ができるようになる。プレイが終わったら、ルールブックにしたがって点数の計算をする。ロンの場合はその牌を捨てた人がひとりでチップを払う。そうでない場合は、合計がその点数になるように、上がった人以外が分割して払う。親は、自分が上がった時は子の1.5倍の点を得ることができるが、他人がロン以外で上がった時は子の倍を支払う必要がある。山札がなくなっても、誰もアガれない場合は流局となり、チップのやりとりは発生しない。2回目以降のプレイでは、前回親が勝った場合、その人が連続して親になる(連荘)。子が勝つか、流局になった場合は、時計回りに次の人が親になる。すべての人が2回親になり終わるか、誰かのチップがなくなったらゲームの終了になる。ポンジャンもしくはそれに類する物が収録されている、コンピュータゲームを以下に挙げる。
出典:wikipedia
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