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鴨川ホルモー

『鴨川ホルモー』(かもがわホルモー、"KAMOGAWA HORUMO")は、日本の小説家・万城目学の青春ファンタジー小説。産業編集センターより2006年4月19日に刊行された。2009年2月には角川書店より角川文庫版が刊行された(解説は金原瑞人)。この作品を原作とした漫画作品が月刊少年エースにて連載された。また、2009年のゴールデンウィークに松竹配給で実写映画(監督:本木克英 出演:山田孝之 栗山千明)が公開された。2009年5月にはアトリエ・ダンカンプロデュースで舞台化(出演:石田卓也 芦名星他)された。2007年11月にはスピンオフである『ホルモー六景』が刊行された。本作は第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞を経て刊行された作者のデビュー作である。「京大青竜会」なる怪しげなサークルに勧誘された主人公が、「ホルモー」という謎の競技を通じて経験する2年間の青春と恋愛を描いた作品。陰陽道を取り入れた奇抜な設定とテンポのよい作風、そして個性的なキャラクターが作り出すコミカルで、時に切ない物語が話題を呼んだ。2009年1月現在の発行部数は15万部。本の雑誌エンターテインメントで高い評価をうけ、2006年度第1位を獲得。また、TBS「王様のブランチ」内の本のコーナーにおいて、ブランチBOOK大賞新人賞を受賞している。2007年本屋大賞候補にもなった(結果は6位)。二浪して京都大学への入学を果たした新入生・安倍は、葵祭のエキストラのアルバイトの帰り、やはり京都大学の新入生である高村と偶然に知り合い、帰路を共にする。その途上、二人は京都大学三回生のスガ氏から「京大青竜会」というサークルの勧誘を受け、新歓コンパに誘われる。安倍は、京大青竜会へ入会するつもりはなく、ただ新歓コンパにだけ参加するつもりで会場へ向かった。しかし安倍は、その席で早良京子という女性に一目惚れし、彼女に近づきたい一心で入会してしまう。当初はただのリクリエーションサークルと思われた青竜会だったが、やがて安倍たちは、自分達が京都を舞台に鬼や式神を使って争う謎の競技「ホルモー」で戦うために集められたことを知らされる。半信半疑の安倍たちであったが、吉田神社での儀式を終え、自らの目で「オニ」たちを見るに至り、否応なくホルモーの世界に引き込まれることとなる。安倍、高村、早良、芦屋、楠木、三好兄弟、松永、坂上、紀野の10名からなる第500代目京大青竜会は、ホルモーの練習を重ね、初戦に臨む。オニたちを巧みに使役する芦屋の活躍で圧倒的優位に戦いを進めた京大青竜会は勝利を確信したが、高村の失策により思わぬ敗北を喫してしまう。このとき、使役するオニが全滅した高村は、断末魔の叫び声を挙げる。京大青竜会の面々は、ここで初めてホルモーの恐ろしさを知ることとなる。この敗戦直後、安倍と芦屋との不和が表面化し、敗戦の原因となった高村はしばらく姿を見せなくなってしまった。しばらくして高村は、チョンマゲ頭で安倍の前に現れる。そしてその高村の口から、安倍が恋心を抱く早良は、よりにもよって安倍が忌み嫌う芦屋と交際していることを知らされる。心に傷を負った安倍は、ホルモーの練習を拒絶するようになった。しかし、ホルモーを途中で投げ出すことができないことを知った安倍は、芦屋とは別のチームを組んでホルモーを続行する手立てを模索する。そして安倍は、スガ氏から各校のチームを2分して全8チームとする特別ルール「17条ホルモー」の存在を聞き出し、この17条ホルモー実現のために奔走する。安倍は、高村、楠木、三好兄弟の協力を得て17条ホルモーを実現し、「京大青竜会ブルース」を結成したが、京大青竜会ブルースのメンバーたちは、黒い「オニ」たちが何者かを虐殺するという正視に耐えない光景を毎夜目撃させられるという恐怖に見舞われることになってしまった。これを解消するためには優勝するしかない。安倍たちは、楠木の天才的な采配によって勝ち進み、決勝戦は、芦屋率いる「京大青竜会神撰組」との対戦となった。京大青竜会ブルースは、安倍と楠木とが不和に陥り、楠木のメガネが壊れて十分な指揮を採れなくなるという2つのトラブルに見舞われるも善戦し、安倍たちが黒いオニたちを見ることはなくなった。そして、三回生となった安倍たちの後日談が語られ、物語は終わる。「ホルモー」とは鬼や式神(作中ではオニと表記)を使い、勝敗を決める競技をさす。名前は勝負のクライマックスで発せられる雄叫びに由来する。『鴨川ホルモー』にて描かれている時代においては、京都産業大学玄武組、龍谷大学フェニックス(旧・朱雀団)、立命館大学白虎隊、京都大学青竜会の4つのサークルで争われている。かつてはもう1つ「ホルモー」を行うチーム「黄龍陣」が存在していたが、幕末維新の混乱でホルモーが中止されたことをきっかけに、チームが消滅してしまった。各サークルの名称は陰陽五行説に由来しており、その中の四神の名をサークルに冠している。チームカラーもこの色に合わせている。東京にも「ホルモー」を行うサークルが存在する。1チームは10人で構成され、各人100匹ずつ1チーム全体で1000匹のオニを使役し、オニ語を発して攻撃部隊と補給部隊に分かれて攻守を行う。攻撃部隊と補給部隊を何人ずつにするかはチームの自由だが、攻撃陣8:補給部隊2で、女性が補給部隊を担当するのがセオリーとされている。最終的に相手のオニを全滅させるか、代表者を降参させることで勝敗を決める。ただし、オニを全滅させる前に代表者が降参することがほとんどで、前者は形骸化している。「ホルモー」の歴史は実に1000年といわれており、メンバーは2年ごとに入れ替わる。本作でのオニは体長20センチと小さく、4頭身。顔には耳はあるが目も鼻も口も無く、その代わりに顔の中心に茶巾絞りの“絞り”のような突起がある。その姿はオニを使役できる者にしか見えず、またオニの側から人の手や頭の上に乗ることはできるが使役者もオニに触れることはできない。使役されるサークルごとに、チームカラーの膝丈ほどの襤褸(ぼろ)を身にまとっている。この襤褸から熊手や棍棒などの武器を取り出し攻撃を行う。オニは攻撃を受ける度に絞りの部分がへこみ、完全に埋没すると「ぴゅろぉ」と言う儚い声を出して地面に消えてしまう。この前に補給部隊に属するオニがレーズンを与えることで回復する。このレーズンは使役者が地面にばら撒いた市販のレーズンから取り出された残像のようなもので、現実にレーズンを消費するわけではない。ここで基本的なオニ語を紹介する。下記のような言葉は、まるで中年男性が洗面所で吐き気をもよおす際の声(嘔吐)に似ているとされるので、事情を知らない人の前で発すると誤解や顰蹙を買うことになる。『鴨川ホルモー』というタイトルから、しばしば「ホルモン」と間違われやすい。これは作品内でも指摘されており、著者の万城目学は現実にホルモーはホルモンではない旨の説明を強いられた経験があると語っている。また、「鴨川で行われるホルモー」という意味でもない。各シーズン前にはシーズンを通しての名称を京都の地名からとることを便宜的に決めており、第五百代目は「鴨川」という地名を採用しているだけで、この代は京都のどこで行っても「鴨川ホルモー」と呼ばれる。エッセイ「ザ・万歩計」にて作者は、本書のタイトルが分かりづらかったことを踏まえ、「次の作品ではわかりやすいタイトルをつけよう」と考えていたが、次の作品は『鹿男あをによし』であり、教訓は活かされなかった、と述べている。2007年11月に刊行された全6編の短編集。続編と銘打っているが、時間軸は『鴨川ホルモー』のストーリーとリンクしている。「プロローグ」のみ書き下ろしで、短編の初出はすべて『野性時代』。渡会けいじ作画により月刊少年エース2008年4月号 - 2009年6月号に連載。単行本の表紙は1970 - 1980年代の角川映画のポスターのパロディとなっている。2009年4月18日より全国松竹系でロードショー公開された。また、一般公開に先立って2009年3月に開催された第1回沖縄国際映画祭において長編映画部門大賞「ゴールデンシーサー賞」を受賞した。アトリエ・ダンカンのプロデュースで 2009年5月15日(金) - 6月7日(日) に吉祥寺シアターで上演。その後、京都 (6月24日、京都芸術劇場)、名古屋 (6月26日、名古屋市青少年文化センター・ アートピアホール)、大阪 (6月30日、大阪厚生年金会館ウェルシティ大阪・芸術ホール) でも上演。

出典:wikipedia

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