『アクマイザー3』(アクマイザースリー)は、1975年(昭和50年)10月7日から1976年(昭和51年)6月29日まで、NET(現:テレビ朝日)系で、毎週火曜日19:00 - 19:30に全38話が放送された、NETと東映制作の特撮テレビ番組。および作品内に登場するヒーローユニットの名称である。『秘密戦隊ゴレンジャー』の大ヒットを受けて製作された、いわゆる「集団ヒーローもの」のひとつ。『ゴレンジャー』と同じく石ノ森章太郎が原作を担当した。初期は「悪の組織の一員が正義の心に目覚め、かつての仲間と戦う」というストーリーが展開され、主人公ザビタンの苦悩が描かれた。変身ブームの沈静化を受けて変身しないヒーローとして製作された。ザビタンたちは普段から異形の姿のままで行動しており、その性格描写には通常のヒーロー以上に力が注がれた。ザビタンやイビルの仮面には数種類のタイプの目を用意して、これを付け替えることで感情を表現した。しかし平山亨によると本作ではザビタンたちに人間性を持たせるのに苦労し、「結局、人間の顔を持たないとダメなんです」と述べている。第2クールからはザビタンたちが強力な魔法力(まほうりき)を使用するようになり、ザビタンは特定の人間の姿に変身するようになる。一方で着ぐるみキャラクター同士の掛け合いも増え、ストーリーもコメディ色が強くなった。当時は漫画『がきデカ』が人気を博しており、同時期には『ゴレンジャー』もコメディ路線に移行している。予算面では厳しく、プロデューサーの鈴木が「『仮面ライダー』の半分程度」と証言している。ザビタンたちが異形のままなのも変身前の役者を雇う予算を節約したかったからだそうである。制作は東映生田スタジオで行われたが、当時『仮面ライダーストロンガー』と『秘密戦隊ゴレンジャー』の制作も行われていたため、スタジオの空きが出ず、夜遅くか早朝にしか撮影ができなかったと鈴木武幸は述べている。変身前の俳優がいない代わりに声優のキャスティングには拘っているとされ、本作の登場キャラクターは主に「青二プロダクション」の声優陣が担当した。当時、生田スタジオにはアフレコルームが無く、大映東京撮影所の土間ステージに機材を運び込んでアフレコしていたが、「タバックと違い環境が良くなかった」とザビタン役の井上が語っているように、収録環境は悪く、声優陣が助監督と揉めると言ったこともあったため、後にスタジオを借りることになったと鈴木武幸は述べている。アクマ族などの設定は前年からのオカルトブームの流れを汲むものであり、物語の軸となる「ダウンワールド」は、当時流行していた「地球空洞説」から着想を得たものである。地底世界ダウンワールドに住むアクマ族が地上への侵攻を開始した。アクマ族と地球人(地上人)の混血であるザビタンは一族のやり方に反発し彼らに敵対した。それを倒すため送り込まれたイビル、ガブラはザビタンの正々堂々の心意気に引かれ、逆にメザロードの卑怯な振る舞いを見、ザビタンへの協力を決意。3人はアクマイザー3を結成し、アクマ族の地球(日本)侵攻を阻止すべく立ち上がる。アクマ族の中でも平和を愛し、人間に味方するために一族を裏切った三銃士。アクマ族でありながら平和を望む4人。バスカル以外の3人は、一度はアクマイザー3と対戦した。彼らの活躍によってダウンワールドは押さえられ、地上侵略の意志を持った残った悪の勢力はゲベルとメザロードの部隊のみとなった。ノッペラーJr.以外の3人は、ゲベルにアクマイザーアタックを仕掛けるも、魔法陣の組み立て方を間違えたために跳ね返され、爆死してしまったが、アクマイザー3に成功のヒントを与えた。渡辺宙明がBGMおよび主題歌・挿入歌を作・編曲した。挿入歌の初出は「最新テレビまんが人気者(アイドル)デラックス」というLPレコード(CW-7051、日本コロムビアより1976年3月発売)である。同LPには本作と『UFOロボ グレンダイザー』から各7曲(OP+ED+新録音の挿入歌5曲)、合計14曲が収録された。その後、「アイドルデラックス」は2 - 4作品の主題歌・挿入歌集(14 - 16曲収録)としてシリーズ化された。双方とも映像の変更はなかったが、オープニングでは以下の変更があった。参照すべて東映ビデオより発売
出典:wikipedia
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