琵琶湖大橋(びわこおおはし)は、滋賀県大津市と同県守山市の間で琵琶湖に架かる国道477号の橋である。琵琶湖大橋有料道路として滋賀県道路公社が管理している。琵琶湖は当橋を境に北側は「北湖」または「太湖」と呼ばれ、南側は「南湖」と呼ばれる。近江鉄道に管理委託されている。琵琶湖の東西を行き来する所要時間の短縮、観光の促進を目的として1964年9月28日に開通した。中間部は橋桁の下を船舶が航行できるように両端よりも高く、最高地点では水面から26.3mとされていて、橋脚の間隔もほかより広く、最大で140mとされている。上下2車線ずつの4車線の車道が敷設されている。橋桁は上下線で分離されていて、橋梁部の長さは上り車線橋が1400m、下り車線橋が1350mである。歩行者、自転車、リヤカーなどは無料であるが、原動機付自転車や自動車などの車両には通行料がかかり、料金所(琵琶湖大橋有料道路管理事務所)は守山市側に設けられている。交通量は1998年以降、1日あたり3万台から3万5千台の間を推移している。建設費用は約349億円で、料金徴収期限は2021年9月27日とされている。徴収期限の前に無料化することも議論されてきたが、2015年6月24日に三日月大造滋賀県知事が周辺道路の渋滞解消や耐震補強などの財源確保を理由に、料金の値下げを検討することとしつつ有料継続を正式表明し、2016年4月1日に値下げが実施された。2009年(平成21年)3月14日に東行き橋梁の追越車線の一部に、約60km/hで走行するとタイヤの振動音で琵琶湖周航の歌が流れる仕組みのメロディーロードが約600mにわたり設置された。橋でのメロディーロードの設置は日本で初めてである。路線バスは、JR湖西線堅田駅と琵琶湖線守山駅を結ぶ路線などが、当橋を経由する。※ETC利用不可※ETC利用不可橋にせず、琵琶湖をせき止めるダムを構築し、その上に道路を走らせる計画もあった。また、1994年(平成6年)4車線化工事では高架道路で国道161号をまたぎ、湖西道路真野インターチェンジへ接続する計画もあったが、予算面から見合わせた。料金所は当初、西側(大津市側)のみにあり、後に東側(守山市側)にも設けられたが、西側(大津市側)で接続する国道161号線の混雑緩和を目的に、1994年(平成6年)の4車線化時にすべて東側(守山市側)へ移された。開業当初はカラー写真の掲載された通行券が発行されていたが、周辺部の人口増加と通行量増加による通勤・商圏内移動へ合わせ、一般的な通行券に変更された。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。