塚本 天満(つかもと てんま)は、小林尽の漫画『スクールランブル』や、テレビアニメ『スクールランブル』などの派生作品に登場する架空の人物。アニメの声優は小清水亜美。その他の人物についてはスクールランブルの登場人物を参照。播磨拳児と並ぶ本編の主人公である。黒髪のロングヘアの両端を触角のように少しずつ縛った髪型(通称:ピコピコ髪)が特徴で、天満の気分などによってはね上がったり、垂れ下がったり、上下したりする。目は青色のどんぐり眼で、眉はやや太く垂れ下がっている。身長は周りの女子と比較するとやや低めで、体型も年齢相応に発達しているとは言いがたい。容姿は良いほうであるが、周りに学年でもトップクラスの美少女が多いことや自身の言動、幼児体型などが重なって、クラスの男子からはほとんど異性として見られておらず、今までに男子と付き合ったことはない。それでも播磨拳児や奈良健太郎、天王寺昇、東郷雅一から好意を寄せられるなどまったくモテないわけでもないようである。しかし、当の本人は自分の容姿にはあまり自信をもっておらず、若干引け目を感じることもあるようである。ただ、好きな相手に対する想いとは別に、自分も男子にモテたいという気持ちも持ってはいるようである。また、ある程度女らしくありたいとは思っているようで、時折体重を気にしてダイエットに臨むこともあるが、本人の長続きしない性格と甘党なのが災いしてあまりうまくいかないことが多い。何をやっても不器用でドジを踏むことが多く、スポーツ、勉強、家事などはいずれも苦手で、料理はカレーだけがまともに作れる品であるといったようなレベルである。また、アルバイトは常に何かしらやっているが、何をやってもあまり長続きしない。しかし、烏丸が絡むなど我を忘れたときには人間離れした力を発揮し、明確な目標があり強い意志を持ったときには高い行動力で大勢の人間をまとめあげるなど、違った一面を見せることもある。大の時代劇好きで、『三匹が斬られる!』の万石を演じる役舎丸広事のファンである。また、歴史上の人物については上泉伊勢守秀綱といった教科書にも載っていないようなかなりマニアックなところまで知識がある。他に、特撮ヒーロー「ドジビロン」も好きである。広い昔ながらの日本家屋に1歳下の妹である塚本八雲と二人で暮らしている。黒猫の伊織も一緒に暮らしているが、あまり言う事を聞いてもらえず少々ナメられている。両親とは同居していない。別居か死別かは不明。寝言で父親を呼ぶなど、こういった家庭環境に全く寂しさを感じていなかったわけではないような様子が見受けられるが、それでも八雲のことは幼いときからよく気にかけており、時おり「お姉ちゃんパワー」を発動するなど、天満なりに支えになろうとしてきた。現在は家事全般をほとんど任せっきりにしているが、心の中ではもっと姉らしくあって八雲のことを支えてあげたいと思っている。自転車は所持しているようであるが学校へは基本的に徒歩で通学している。ノリはかなり良く周囲のムードメーカー的な存在。普段は沢近愛理や周防美琴、高野晶と一緒に行動しており(通称:四人娘)、になっており、周防や沢近にツッコミを入れられる役に回ることが多い。その他にも交友は広く、誕生会にはかなりの人数が集まっていた。他人からの合図や異性からの好意に対して非常に鈍く、「ザ・鈍感王」の異名を持つ。当然、前述の四人からの好意にもまったく気がついていない。さらに、他人の所作や言葉の意味を誤って読み取ってしまうことがたびたびあり、一度思い込むと人の話も聞かずに突っ走ってしまうことや思いつきによる行動が多いこともあって、他人の恋愛などに何かと世話を焼いては勘違いから周囲を巻き込むトラブルに発展させてしまうこともしばしばである。しかも原因が自分自身であることには気づいていない。会話の語尾には「~だよ」「~だね」「~かな?」などを多用する。一人称は基本的に「私(わたし)」であるが、八雲には「お姉ちゃん」を使うこともある。呼称は沢近・高野が「天満」、周防が「塚本」または「天満」、八雲が「姉さん」(ただし幼少期は「お姉ちゃん」)、播磨が「塚本」(ただし妄想の中では「天満ちゃん」、談講社内では「塚本テンテン」)、今鳥・嵯峨野が「天満ちゃん」、烏丸・一条が「塚本さん」、花井・刑部が「塚本君」、東郷が「お嬢ちゃん」、三井が「テンテン」(Zで漫画家になっている時のみ)。基本的にクラスの女子は「塚本さん」、男子は「塚本」と呼ぶ。クラスメイトである烏丸大路に片想いをしているが、同じクラスになるまで話をしたことはなく、なぜ好意を寄せるようになったのかは明かされていない。烏丸がどんなに奇怪な行動をとっても「でもそこが素敵」で済ませてしまうが、烏丸の持つ感覚が一般的なものとはズレたものであることは、天満も認めてはいる。烏丸の転校阻止に尽力するなど積極的な一面を見せているが、告白は未だにできていない。このことは周りの人間にも知れ渡っており、天満自身もこの話題を振られてもあわてて否定するようなことはなく、むしろ少し照れたような仕草をすることもしばしばである。しかしながら烏丸の目は気になるようで、それが仇となり失敗することもよくあるが、烏丸はさほど気にしている様子はなく、むしろ結果的に良い方向に話が進むことさえある。烏丸からは当初「変わった人だ」という認識をされていたようだが、時間を重ねるにつれて普通に話せる数少ない存在となっていっており、天満の言動に徐々にぎこちなさがなくなってきたこともあって、お互いの距離は確実に縮まってきている。高校2年終わりごろに予定されている烏丸の転校と烏丸になかなか会えないことを除けばハードルらしいハードルも見当たらず、その関係は比較的良好であったが、学年末に告白すると烏丸の難病が判明すると同時に置いていかれる形で振られてしまう。播磨からの好意には当初まったくと言っていいほど気づいている素振りを見せておらず、むしろ一方的な勘違いから播磨と沢近や八雲を近づけようとするなど、播磨泣かせな行動に走ることも少なからずある。ただ、時期は違えど八雲と沢近の両方を播磨との事で応援していたわりには播磨を巡る三角関係には気づいていない様子で、むしろ播磨が彼女らに節操なしに手を出していると思い込み、播磨を「お猿さん」扱いして手痛い仕打ちを喰らわすこともある。逆に言うと、ここまでの言動を平気でぶつけられる相手は、男女問わず探しても播磨くらいのもので、似た者同士なせいもあってか烏丸とはまた違った意味でその距離がだんだん近くなってきており、友達としてはかなり親しい関係にあるが、恋愛とは方向性の違ったもので、その関係の延長上に天満からの恋愛感情が芽生える様子は特に無い。そのため、烏丸のことになると播磨でさえもほとんど目に入らなくなる。しかしながら、何もなければ妹や親友の彼氏としては信頼するに足る相手だと思っているようである。なお、教室での座席は播磨と隣同士である。実は中学時代に、裏路地でヤクザに絡まれていた時に当時荒れくれの不良だった播磨と出会い、助けられている。しかしその時に、いつもの誤解から播磨に「変態さん」というレッテルを貼ってしまう。天満自身はこの出来事を断片的に覚えているが、「変態さん=播磨」であることに長い間気づいていない様子であった。しかし、気づいた後でもこれまでに築いた播磨との友情の前にはさほど気になることでもなかった様子である。当初はその播磨が漫画を描いていることを知らなかったが、クリスマスイヴの夜にその事実を知ることになり、以来八雲が私用で手伝いに行けない時などは、彼女に代わるアシスタント播磨のところへ行ったりもしており、さらにその後は自身も「塚本テンテン」というペンネームで漫画を描くようになっている。また、このことがきっかけで烏丸が漫画を描いていることも知るようになり、烏丸との漫画つながりと播磨との(自称)ライバル関係にもなっている。前述のように播磨とは比較的ほのぼのとした関係が続いていたが、前述の烏丸との騒動で打ちのめされた天満の背中を他ならぬ播磨によって後押しされることになり、それによって天満自身も烏丸の後を追ってアメリカに渡り、烏丸の介護をしながら医者を目指すことを決意する。また、時期はわからないが播磨の気持ちにうすうす気がついていたらしく、そのことと播磨の行動は後の天満にとっても非常に大切なものとなる。本編とリンクしている可能性があるもののみを時系列順に紹介する。いずれも週刊少年マガジン誌上にて実施された。アニメ『スクールランブル』の放送に先立って発売されたイメージミニアルバムの第1弾『塚本天満』(2004年7月22日発売)がこれにあたる。発売元はスターチャイルド。収録時間は約39分。CDコードはKICA-653。ジャケットは小林尽書き下ろしによる天満のイラスト。初回盤の特典は紙ジャケット仕様、塚本天満特製キーメタル封入。これまでに3曲発表されている。このうち「ステキな予感♡」のメロディーをアレンジしたサウンドが数種類存在し、アニメの中(主に天満が登場している場面)でBGMとして使用されている。他に沢近愛理役の堀江由衣・周防美琴役の生天目仁美・高野晶役の清水香里と音楽ユニットを組んで歌った曲や塚本姉妹(塚本八雲役の能登麻美子とのデュエット)名義で出している曲、塚本姉妹名義ではないが同様のデュエットで歌っている曲がある。
出典:wikipedia
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