首都圏新都市鉄道株式会社(しゅとけんしんとしてつどう、英称:Metropolitan Intercity Railway Company, MIR)は、つくばエクスプレスを運営している日本の鉄道会社。常磐新線(現在のつくばエクスプレス)を建設する目的として、沿線自治体と民間企業が出資する第三セクター方式で設立された。資本金1,850億円。資本金の額では、2,000億円の東日本旅客鉄道(JR東日本)に次いで、鉄道が本業の会社としては日本第2位である。このうち、沿線自治体による公的資本が約9割で、代表取締役を始めとする役員も国土交通省や都県庁出身の官僚で占めている。北総鉄道、東葉高速鉄道や埼玉高速鉄道のようなニュータウン開発型第三セクター鉄道が、建設費の利子負担と返済に苦しんだことを教訓として、建設費の大部分を無利子で調達していることが特徴である。建設費の圧縮、ATOやワンマン運転の採用により経費節減を行っている。中距離では割高であるものの、全線においては他社線や高速バスに対し大差ない運賃を設定している。また、高速運転を実施したことで既存交通機関からの移乗を促し、輸送実績は上昇傾向にある。また、宅鉄法による強制的な沿線開発事業との連動性も強い。2008年度は約18億円の最終赤字ではあるが、約4億円の営業黒字を計上、2009年度は約1500万円の最終黒字を計上、2010年度は約21億円の最終黒字を計上している。廃業した日立電鉄の一部運転士受け入れを除き他鉄道事業者との人事交流は希薄で、社員には未経験者を多く採用。一方、現場の人手不足や退職者の多さが2014年の第186回国会で取り上げられている。車両は、直流電化区間である秋葉原 - 守谷間のみで使用されるTX-1000系と、交流電化区間である守谷 - つくば間を含む全線で使用されるTX-2000系があり、ダイヤによって使い分けている。TX-○○○○将来増結を予定している場合、事業者によってはあらかじめ番号を空けている場合があるが、TX-1000・2000系は百の位に欠番はない(東京急行電鉄の5050(東横)・5080(目黒)系と同じ)。パスネットに対応した鉄道乗車カード(磁気カード)である。開業と同時に発売を開始し、2008年1月をもって発売終了した。5,000円、3,000円、1,000円の3種類があり、通常カードの他記念カードがあった。図柄は「パスネット」のみの表記となっており、「TXカード」の表記はされなかった。通常カードはTXのマスコットキャラクタースピーフィと路線図がモチーフで記念カードは違う絵柄であった。2007年3月18日、ICカード「PASMO」導入。2008年3月14日の終電をもってパスネットの自動改札機利用が終了。なお、残額のあるTXカードは同年3月15日以降無手数料での払い戻しや、PASMOへの残額の移行を行っているほか、自動券売機での切符の購入や、自動精算機・有人改札での乗り越し精算には引き続き利用できる。その後、TXカードの券売機等での利用を2015年3月31日をもって終了すると共に、払い戻しの取り扱いを資金決済に関する法律に基づいて2018年1月31日をもって終了することを発表した。つくばエクスプレスでは、走行中の車内において地下区間も含む全線で全キャリアの携帯電話の電波が受信できることをメリットの一つとして宣伝している。ただし、Y!mobileのPHSサービスについては対象外で、地下の駅間など使用できない区間がある。また、TX-2000系電車の車内において2006年7月まで無線LANによるインターネット接続のモニターテストが行なわれ、同年8月24日からはMzoneのサービスが開始された。
出典:wikipedia
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