HMSクイーン・エリザベス()は、イギリス海軍のクイーン・エリザベス級航空母艦の1番艦で2017年に就工予定である 。本艦と姉妹艦の「プリンス・オブ・ウェールズ」は、イギリス海軍史上最大の軍艦になる予定である。それらは多目的の航空母艦として複数の任務に対応する。船体は4つのセクションがポーツマス、Rosyth、Barrow-in-Furness、クライドでBAEシステムズとVT グループによって建造される。最終組み立てを行うRosythの1号乾ドックでは「クイーン・エリザベス」と「プリンス・オブ・ウェールズ」のために改修工事が進められている。2007年7月25日、国防大臣のは38億ポンドで2隻の発注を契約した。このニュースは政治家、労働組合に歓迎された。両艦ともポーツマス海軍基地を拠点とする予定である。この時点の計画では空母はスキージャンプ式滑走路を備え、艦載機はヘリコプターのほかF-35のV/STOL型であるF-35Bであった。2008年12月11日、国防大臣のジョン・ハットンは、2隻の就航が当初予定の2014年と2016年よりも1年か2年遅れると発表した。2009年7月9日に起工。2010年10月、クイーン・エリザベス級航空母艦の搭載機を、開発が著しく遅延しているF-35BからCTOL型のF-35Cへと変更された。この時点では36機のF-35Cと12機のヘリコプターを搭載する能力を備える2番艦と異なり、ヘリコプターのみを艦載機として搭載するヘリ空母として2016年に就役し、2019年の2番艦就役を待って予備役に編入される予定であった。2012年5月10日イギリス政府は、F-35Cの実戦配備が2023年まで遅れる見込みのため再度F-35Bに変更すると発表した。現段階では、本艦は就役予定が2017年に延びており、2020年にSTOVL空母としての運用能力を持つ予定である。2014年7月4日、命名式を実施。エリザベス2世及びエディンバラ公フィリップが出席、エリザベス2世も訪れたことがあるボウモア蒸留所のウイスキーが入った瓶を船体にぶつけて割った。かつてクイーン・エリザベスという客船と軍艦がイギリスに同時に存在した。1940年から1948年の間、キュナード社の客船「クイーン・エリザベス」と、イギリス海軍の戦艦「クイーン・エリザベス」が同時に現役であった。2010年にキュナード社のクルーズ客船である「クイーン・エリザベス」が就航した。2017年にイギリス海軍の空母「クイーン・エリザベス」が就役すれば、80年ぶりに同じ状況が復活する。
出典:wikipedia
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