道僧格(どうそうかく)は、中国の唐代に設けられた格であり、律令中の出家者を統制するための法令である。日本の僧尼令の元となった。中国で、仏教および道教の教団が成立した後漢代以来、各教団の出家者である道士・女冠(女道士)・僧・尼を取り締まる法令は存在していた。唐代になって、律令中において、それらが集成されたのが、道僧格である。その成立は、637年(貞観11年)のことと考えられている。また、道教を優位に置き、宮中での席次を「道先仏後」とする唐朝の施策と同様に、この格の名称も道士・女冠を先として、僧道格ではなく道僧格となっている。しかし、その道僧格の本文は散逸してしまい、現存していない。但し、唐の道僧格は、日本の僧尼令の成立に影響を与えたため、随所に道僧格からの引用が見られる。故に、今日では、失われた道僧格を、僧尼令などから採録して再構成し、復元する試みがなされている。
出典:wikipedia
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