読売新聞社杯全日本選抜競輪(よみうりしんぶんしゃはいぜんにっぽんせんばつけいりん)は毎年2月上旬から中旬頃に開かれる競輪のGI競走であり、略称としては全日本選抜競輪・全日本選抜がある。本大会は特別競輪(現在のGI)相当のビッグレースがそれまで存在しなかった夏季に主として避暑地の地方都市を舞台に開催することを目指して発足し、1985年の第1回より「全日本選抜競輪」という名称で開催された。当初は6日制だったが、1996年の第12回から4日制に短縮された。2001年度から実施された競輪の番組制度改革に伴い、2001年の第17回から以下のように変更された。2005年の第21回から開催時期が12月に変更され、さらに2005年度よりふるさとダービーが全日本選抜競輪のトライアル競走ではなくなったため、ふるさとダービーの各決勝戦上位入賞3選手が特別選抜予選にシードされるシステムはわずか4年で廃止された。2009年の第25回から本大会の開催時期が8月に移行し、以前のような夏季開催が復活した。これにより、本大会はKEIRINグランプリへの最終選考会的な要素が含まれなくなった。決勝戦のテレビ中継は、これまでテレビ東京系列がほぼ独占していたが、2006年以降はJKA(当時日本自転車振興会)が「KEIRIN」としてスポンサーとなり、読売新聞社系列の日本テレビとその系列局にて放送されている。なお2015年からは坂上忍を司会に起用し「坂上忍の勝たせてあげたいTV」のタイトルで放映されている。この他、独立放送局でも違う内容で中継を放映するケースがある。なお、2012年度から、特別競輪(GII以上)のレース体系の再見直しによる日程のバランス調整のため、開催時期を年度末の2月に再変更し、2008年以来の冬季開催となる。なお2012年度の大会は2013年2月開催だったため、2012年の同大会は日程調整上行わなかった。2015年の第30回大会から、優勝賞金(副賞含む)が3000万円になった(従来は2690万円)。2016年の第31回大会は2990万円(副賞含む)となった。読売新聞社杯全日本選抜競輪の出場選手は、各都道府県において最も成績を残している選手を中心に選抜される。毎回若干変更・修正されるものの、概ね以下の資格順位により正選手108名、補欠選手8名を選抜する。なお、補欠選手は正選手を除く平均競走得点上位者からさらに順次選抜される。また、正選手のうち、S級S班在籍者と平均競走得点上位者の合計27名については、特別選抜予選に出走できる。初日〜3日目は12レース、4日目(最終日)のみ11レースが行われる。その他、2日目以降に予選敗退者を対象とした「特一般」(2日目)、「一般」、「選抜」、「特選」(3日目以降)が開催される。最終日の競走が全11レースしか設定されないため、3日目「一般」各レース7〜9着9名が最終日を待たずに強制的に(失格はなくても)途中帰郷(「お帰り」)させられる。2007年大会までは「スタールビー賞」は今と同様ながら、初日の「特別選抜予選」4〜6着9名が2日目の「優秀」に進み、そこでの6着までが準決勝進出となった。
出典:wikipedia
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