『ドラえもん のび太の大魔境』(ドラえもん のびたのだいまきょう)は藤子・F・不二雄によって執筆され、月刊コロコロコミック1981年9月号から1982年2月号に掲載された「大長編ドラえもんシリーズ」の作品。および、この作品を元に1982年3月13日に公開されたドラえもん映画作品。大長編、映画ともにシリーズ第3作。同時上映は『怪物くん デーモンの剣』『忍者ハットリくん・ニンニン忍法絵日記の巻』。また、2014年に本作のリメイク作品である、『ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』が公開された。アフリカの秘境にある犬の王国「バウワンコ王国」を舞台に、ドラえもん、のび太らの冒険と活躍を描いた作品。犬の王国が舞台ということで、本作ではペコたち犬の亜人類が登場する。大長編ドラえもんの題材として、地球において人間のいる地上とは隔絶された地域で異進化を遂げた人類とその世界での冒険が何度か取り上げられるが、その観点では本作が最初となる。作中でも犬の進化について進化論を基にした科学的な説明がなされており、サイエンス・フィクションとしての性質も持っている。大長編および映画としては出木杉が初登場する。出木杉は冒険に参加することはないものの、本作の冒頭部分でヘビー・スモーカーズ・フォレストについてドラえもんとのび太に解説。以降の登場作品でも、出木杉は冒頭部分でのび太達や読者・視聴者に知識を解説する役割を果たす。原作連載当時はアメリカ合衆国とソビエト連邦が冷戦の最中であり、出木杉は「アメリカとソ連が人工衛星を打ち上げまくってる」と話をしている。「映画版になるといじめっ子からいい奴に変化する」とファンからも評されているジャイアンだが、本作においては我の強さを発揮して一行を危機に晒し意固地になって孤立してしまうシーンが描かれており、戦いの中でみんなと和解し団結して危機に立ち向かうという筋運びで丁寧に掘り下げられている。本作品はしずかがのび太、ジャイアン、スネ夫の3人を君付けで呼ぶ劇場版としては最後の作品である。次回作の『のび太の海底鬼岩城』以降は、さん付けで呼んでいる。本作品以降ドラえもんが帽子を被ることがある。特に本作品のキャンピングハット、『のび太の海底鬼岩城』のカメレオン帽子、『のび太の魔界大冒険』の魔法ぼうしの3作連続。藤子・F・不二雄は「作品の出来はいい」としたものの、「私の世界を理解していない。監督を変えてほしい」とシンエイ動画の楠部三吉郎に指示し、次作より監督が芝山努に変更された。春休み。胸躍るような大冒険を求めて、のび太たちは偶然拾った野良犬・ペコを引き連れ、謎の巨神像があるというヘビー・スモーカーズ・フォレストへやって来た。ひみつ道具が少ない中で数々の危機を潜り抜けた末に彼らが辿り着いたのは進化した犬の国・バウワンコ王国。そしてペコはその国の王子・クンタックだった。しかし、王国はダブランダー大臣に支配され、禁断の古代兵器を用いての外界侵略が始まろうとしていた。クンタックと一緒にいた、ドラえもんたちはおたずね者(ニセ王子とサル4匹とタヌキ1匹)として指名手配され、似顔絵が貼り出されてしまう。クンタックの亡き父王の親衛隊長・ブルススによれば、王家には「王国が危機に陥った時、10人の外国人が巨神像の力をもって国を救う」という言い伝えがあるという。外国人はのび太たち5人しかいないものの、一同はこの危機を打開するため、巨神像の所に向かう。映画34作目として、同作品のリメイク『映画ドラえもん 新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜』が2014年3月8日に公開された。監督は八鍬新之介、脚本は清水東が担当。
出典:wikipedia
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