玉野渋川特急(たまのしぶかわとっきゅう)は、岡山県岡山市中心部と玉野市宇野、渋川地区を結ぶ両備ホールディングス(両備バス)の特急バスである。両備バスが1988年9月より運行開始した特急バスである。西日本旅客鉄道宇野線は瀬戸大橋(本四備讃線)開通に伴う系統変更により、茶屋町駅 - 宇野駅間が事実上支線化し、岡山駅への直通列車が大幅に減少した。特に宇野は岡山の外港として岡山との結びつきが強く、その需要に反して利便性が損なわれることとなった。そこで、両備バスでは新しいタイプの直通特急バスを運行することを決定した。宇野地区からは沿線人口は少ないが道路渋滞も少ないルートを選定し、約1時間程度で岡山市中心部までアクセスできるようにした。また、新しいタイプの特急バスとしてのサービスについては、「可能なものは全て採用」したという。使用車両は観光バスタイプのハイデッカー(三菱エアロバス)を使用するが、車内は夜行高速バスと同様の独立3列シート32人乗りとした。各座席にはフットレストやオーディオ装置も装備され、車内前方にはテレビを設置した。さらに、緑茶とコーヒーがセルフサービスで提供されるサービスコーナーを設置した。本路線用の定期乗車券も設定され、朝の岡山駅行きの3本については専用定期券利用者は座席の指定が可能になった。運行開始当初は13往復であったが、当初主要なターゲットとした通勤客のみならず、日中の利用客にも好評であったことから漸次増便され、2013年4月22日のダイヤ現在平日33往復土休日31往復(いずれも玉橋-岡山駅間)となっている。一方、利用者の増加により独立3列シートでは対応できなくなったことから、増便の際には4列シートでの増備となった。さらに、一般道路経由の路線バスであることから交通バリアフリー法の適用を受けるため、2004年に導入された車両は路線バス用の三菱ふそう・エアロスターのシャーシを使用し、西日本車体工業のボディを架装した前扉のみでリクライニングシート装備のワンステップバスであった。また、2006年以降に導入された増備車は純正車体を架装し、前扉後方に車椅子用扉を装備している。現在の車両は水戸岡鋭治によるデザインとなっている。なお、岡山駅 - 宇野駅 - 渋川には当路線とは別に、国道30号経由の普通路線(運行区間は岡山駅 - 渋川、玉野市役所前など)も存在する。岡山駅 - (イオンモール岡山前) - 天満屋 - (岡南小学校前) - (福浜市営住宅) - (あけぼの町) - (岡山ろうさい病院) - 築港新町 - 甲浦郵便局前 - 見石 - 八浜市民センター - 田井 - 玉野営業所前 - 築港銀座 - 宇野駅前 - (宇野港) - 玉野市役所前 - 玉橋 - 三井造船 - 日ノ田門前 - 和田社宅前 - 日比 - 渋川(マリンホテル) - (おもちゃ王国)※()の停留所は一部の便のみ停車。
出典:wikipedia
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