京阪特急(けいはんとっきゅう)は、京阪電気鉄道の京阪線系統で運行されている特急列車の通称である。本項では、京阪特急の歴史と概要など、および事実上その前身となったかつての急行および最急行、2003年から2008年まで運行されていたK特急、停車駅ならびに車両の接客設備が特急と遜色のない列車である2008年10月19日より運転開始の快速急行、および翌20日より運転開始の快速特急と通勤快急の歴史についても記述する。なお、通勤快急はこれが正式種別名であり、通勤快速急行とは称さない。以下はK特急として運転されていた当時の「おりひめ」の特記事項である。2015年9月30日、京阪は約16億円の投資をおこなって2017年上半期をめどに、有料の座席指定車両「京阪特急プレミアムカー(仮称)」を8000系特急に導入すると発表した。2016年9月1日には、仮称であった座席指定車両の名称が「プレミアムカー」に決定したことを発表した。「プレミアムカー」改造工事開始に伴い、同9月24日から一部の8000系を7両で運用する予定である。なお、8両編成のまま運用される編成には8両編成を示すステッカーが前面左部に貼り付けられている。「プレミアムカー」の外観デザインは京阪特急伝統の赤色を基調に、特別車両としての存在感をより際立たせる金色を扉周りに配置。内装は漆黒色と生成り色を基調とし、アクセントカラーに金色を配置する。8000系の6号車(京都側から6両目)をすべて1扉車の「プレミアムカー」に改造の上で有料の座席指定車両を導入する。扉とガラス仕切りで区切られた客室にはカーペットが敷かれ、微粒子イオン発生器が設置される。座席は2+1列の回転式リクライニングシートに、ヘッドレスト・フットライト・電源コンセントを装備する。また、一部の席を除き大型テーブルも装備される。座面幅は460mm(現行430mm)、背もたれの高さは770mm(現行640mm)、座席間隔は1,020mm(現行920mm)で、リクライニング角度は最大20度である(これに伴って座席定員は40名程度となる)。 また、当車両の利用客に案内をおこなう専属のアテンダントが乗務する予定である。利用料金、チケットの予約や発売方法、アテンダントサービスは検討中である。2008年10月19日ダイヤ改定時に設定いずれの列車も交野線内は各駅に停車していた。以下の車両は、特急車に入ることを前提とした車内設備などを持ち、準専用車両という位置付けと言える。以下の車両は京阪が公式に臨時特急使用車両として形式を指定していた時期もあった。ただし、車両運用の都合によりこれ以外の車両形式が充当される場合もあった。なお、現在は8連編成であること以外に臨時特急使用車両の形式限定はない。特急・快速急行・通勤快急には通勤車も定期運用に充当されているが、編成両数の関係上、一般8両編成(過去には4両編成と5両編成も運用されていた)のみに限定され、使用車両形式も下記の系列に限定される。なお、快速急行・通勤快急の通勤車運用も設定当時は一般8両編成のみであったが、2016年3月19日改定より快速急行・通勤快急の一部で5000系を含む一般7両編成の運用も新たに設定された(5000系は平日夜間の中之島発樟葉行きの1本のみで限定運用)ため、同運用については7両編成車の他形式も充当されている。快速特急や7両編成の特急は、事故や災害、車両トラブルなどによるダイヤの大幅な乱れが発生した時を除いて運用されることはない。なお、以下の欄で記述する形式は、2000年7月1日改正で設定された通勤車の定期特急に充当されていた形式、8両編成のみの限定運用であった時代の快速急行・通勤快急に充当されていた形式と、交野線直通の列車に充当されていた形式のみを記述し、その他の一般7両編成については記述を割愛する。なお、過去に定期列車で使用されていた形式も含む。京阪では京津線直通の「びわこ号」、交野線から直通のK特急「おりひめ」を除いて本線特急に個別の愛称を設定したことはない。ただしノンストップ時代には、ダイヤ上江若鉄道(1969年廃止)や琵琶湖汽船への乗り継ぎに便利(浜大津駅(大津港)でそれぞれの便と連絡する京津線準急(古い時期には急行)と三条で接続)な上り(京都方面)列車に以下のような副標識を掲示して運行したことがある。また、夏の水泳シーズンに三条駅から琵琶湖畔の近江舞子に向かう専用バスに接続する便には「まいこ」、比叡山ドライブウェイ納涼バスに連絡する便には「ひえい」の副標識が掲示された(「まいこ」の副標識には同じ図柄で一部の色が異なる2種類が存在した)。「比良」は江若鉄道の廃止後もその代替交通となった江若交通バスへの連絡便に掲示されたが、1974年7月の国鉄湖西線開通に伴い掲示を終了。琵琶湖汽船連絡の副標識も1997年に京都市営地下鉄東西線の開通に伴い、京津線と京阪本線との接続が断ち切られたことで掲示は行われなくなった(「まいこ」の終了時期は不明確だが「比良」と同時期かそれ以前と考えられる)。2003年から1年間、京阪本線の淀屋橋延長40周年を記念して1900系1編成の特別塗装(特急色への塗り替え)が実施された際には、2004年にファイナルイベントとしてこれらの副標識を掲示し、7年ぶりの「復活運行」となった。また、2008年12月20日に1900系が「ラストラン」を行った際にも、特急色に復元された1929編成が「びわこ連絡」の副標識をつけて「リバイバルびわこ号」、一般色の1919編成が「比良」の副標識をつけた「リバイバル比良号」として運行された。上記以外にも沿線の特急停車駅付近で催事のある際にはそれにちなんだ副標識が付けられたことがある。特急では1960年代後半ごろまで「ルーブル号」などの副標識を付けていたが、後に廃止された。しかしその後催事関連の副標識は2008年に3000系を使用する列車で再開され、これまでに「水都大阪2009」、「ルーブル美術館展」や「長谷川等伯展」の副標識が掲出された。京阪では快速急行・通勤快急は快速特急・特急に準ずる列車の扱いをしており、種々の点で一般列車ではなく快速特急・特急と同じ運用上の扱いをすることが多いが、いくつかの点では特急と異なる扱いをされている面がある。
出典:wikipedia
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