公益財団法人合気会(こうえきざいだんほうじんあいきかい)は、合気道を社会に普及することを目的に、合気道創始者植芝盛平が設立した日本の公益法人。本部は東京都新宿区。大東亜戦争開戦前に「財団法人 皇武会」として発足し、終戦後「合気会」と改称。2012年(平成24年)より公益財団法人に移行した。合気道界で最大勢力の合気道統括組織であり、日本国内100万人・世界全体で160万人ともいわれる合気道人口の8割を占める。盛平の死後、実子の植芝吉祥丸が代表者である2代目道主を継承し、現在は植芝守央が3代目道主を務める。日本武道協議会に加盟しており、毎年5月に日本武道館で全日本合気道演武大会が開催される。参加者は1万人以上。外国からの参加者も多く、最大の合気道イベントである。合気会の代表を道主と呼ぶ。他の芸道における家元・宗家とほぼ同義。ただし、合気道全体の道主というニュアンスがある(すなわち『合気道道主』であって『合気会道主』とは言わない)。創始者の植芝盛平を初代と数えるが、通常は開祖と呼ぶ。合気会における組織上の役職としては理事長がありこれを道主が務める。また、ほかの武道、芸事で道主という言葉を使うところはない(例外として韓国の武道ハプキドーが道主という言葉を使う。しかしこちらは“上級師範”あるいは“皆伝を受けた者”といったニュアンスで同じ流派に複数の“道主”が存在する)。合気会では剣道や柔道と同様に段級位制をとり、八級から壱級までの級位と初段から八段までの段位が存在する。試合が行なわれないため、昇級・昇段(初段から四段まで)審査は受験者が審査員の指定した技を演武する形式をとる。弐段以上の審査では合気道についての感想文・小論文の提出が求められる。五段以上の昇段は、六段以上の有段者が合気会本部に推薦し、本部の審議によって認められる。なお四・五段以下の者は「指導員」、六段以上の者は「師範」として指導者の資格を与えられる。合気会から十段を与えられた師範としては、藤平光一、白田林二郎、大澤喜三郎がいる。白田と大澤は生前の合気道普及への功績を評価されて没後十段に列せられた。また引土道雄、阿部醒石のように合気会を介さず植芝盛平から直接十段を允可されたとする師範もいる。道主は合気道の道統を継承し段位を允可する立場にある(逆に言うと誰からも段位を与えられる立場にない)ため、段位を持たない。そのため道主は有段者の証である黒帯ではなく、白帯を締めている。合気会は全国、世界の合気道の普及に取組み、各地の支部道場の指導運営に携わると同時に本部道場において会員の稽古、指導者の育成を行っている。本部道場は植芝盛平の開いた皇武館道場をその前身とし、世界中の合気道愛好者の中心地である。合気道学校はその中に設置された特別コースで、東京都の公認を受けた唯一の合気道教育機関である。毎年100~150名前後がここで学び、全課程を修了すると初段を授与される。合気会では機関紙・誌として以下のものを発行している。
出典:wikipedia
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