『スーパーマリオブラザーズ2』(スーパーマリオブラザーズツー、"SUPER MARIO BROS. 2")は、1986年に任天堂から発売されたアクションゲーム。略称は「スーパーマリオ2」「スーマリ2」「マリオ2」「SMB2」。前作『スーパーマリオブラザーズ』に新要素を加え、難易度も更に難しく作られた作品であり、基本的なシステムは前作と同じだが、いくつかの点で前作とは異なっている(後述)。スーパーマリオシリーズの中でも最上級の難易度を誇ると言われ、アクションゲームの難易度インフレを象徴する作品である。パッケージには「FOR SUPER PLAYERS」と表記されており、前作を極めつくした上級者に向けたエクストラバージョン的な位置づけとして制作された事が伺える。日本国内においては、1986年6月3日に、ファミリーコンピュータ ディスクシステム用として発売。ディスクライターでの累計書き換え回数は第1位を誇る。ゲームのストーリーは1作目と同じであり、取扱説明書の記述やVC公式サイトなどでは難易度やステージ構成を変えたパラレルワールドという位置付けとなっているが、一部1990年代の雑誌や攻略本などでは「前作からの直接的な続編」と記されており、「さらにパワーアップしたクッパがピーチをさらい、今回はルイージも共に戦う」などと書かれているものもある。日本国外ではその難易度の高さとグラフィックを流用したバージョンアップ版的な位置づけから当初はリリースされず、代わりに『夢工場ドキドキパニック』の操作キャラクターをマリオなどに差し替えたバージョンが『Super Mario Bros. 2』として発売されている。このため、国内外においてシリーズの系列に微妙な差異ができることになった。国内では後に海外版『Super Mario Bros. 2』が国内に逆輸入され『スーパーマリオUSA』として発売された。このため、本作の日本国外でのリリースは、スーパーファミコンでのリメイク作を収録した『スーパーマリオコレクション』を待たなければならなかった。『スーパーマリオコレクション』の日本国外版では、本作は"Super Mario Bros.: The Lost Levels"というタイトルで収録された。のちに、オリジナルのディスクシステム版は、日本国外のWiiとニンテンドー3DSのバーチャルコンソールにてNES(日本国外版ファミリーコンピュータ)のゲームの一つとして、"Super Mario Bros.: The Lost Levels"というタイトルで配信されている(ゲーム内のタイトル画面は日本版の"SUPER MARIO BROS. 2"のまま)。前作と比べて、敵キャラや目的などは大きく変わってはいないが、前作で既に存在していた「クリアに必須ではない高等テクニック」の数々が、本作ではまさに必須となったコースが多く、難易度は前作よりも大幅に高くなっている。難易度の上昇に伴い、前作より存在した裏技である無限増殖を随所で行えるステージ設計となっている(たとえば、ワールド1-1の冒頭からいきなり可能な箇所がある)。前作にあった2人で交互にプレイするモードが無くなり、本作では1人プレイ専用に変更された。これにより、ゲームスタート時にマリオとルイージのどちらを使用するかを選択できる仕様になった。マリオは前作とさほど変わらない標準的な操作感だが、ルイージはマリオと同等であった前作と異なり、「マリオよりもジャンプ力(最大高度)が高いが、代わりにダッシュの際の加速および減速までの速度切り替えがマリオより遅い(このため初速がわずかに遅く、減速の際に非常に滑りやすい)」という動きに癖のある操作感になっている。このゲームには一定の条件を満たすことにより出現する隠しワールドが5つ存在している(『スーパーマリオブラザーズデラックス』には未収録)。 ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.13点(満25点)となっている。また、同雑誌1991年5月24日号特別付録の「ファミコンディスクカード オールカタログ」では「超難解アクションになって登場」、「マリオのアクションなどの基本システムは、前作と変わらないけど、内容がガラッと変わっているんだ。まず、グラフィックがリアルになったこと、すべての面が変わったこと、そして裏ワールドにも行けることだ。とにかくこのゲームはシリーズの中で一番難しいぞ」と紹介されている。
出典:wikipedia
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