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北海道道106号稚内天塩線

北海道道106号稚内天塩線(ほっかいどうどう106ごう わっかないてしおせん)は、北海道稚内市から天塩郡天塩町に至る主要道道(北海道道)である。北海道小樽市から稚内市までの日本海側の海岸線ルート「オロロンライン」の最北端の道道路線。大半の区間を日本海に沿って走り、サロベツ原野の中を一直線に進む。風力発電の風車が並ぶほかは人家や電柱などの人工物がほとんどなく、直線主体の道路である豊富町以北の区間の沿道には電柱が1本も無い。海の向こうに利尻富士を望むことができる。稚内市中心部と同市ルエラン(現在は西浜4丁目)を丘陵越えで短絡する道路は、1965年(昭和40年)3月26日に坂の下稚内停車場線(道道485号)に認定された。抜海以南は1969年(昭和44年)6月18日、抜海天塩線(道道672号)に認定された。両路線を廃止し、道道抜海港線の一部区間を含めて稚内天塩線となった。抜海から稚咲内の間の海岸線沿いに道路が開削されたのは1970年代後半に入ってからで、全線が開通したのは1982年(昭和57年)である。冬季間は地吹雪等で視界が悪くなることが多く、通行止め規制されることがしばしばある一方で、常に強風が吹き続けている上に吹き溜まりが発生しにくいなだらかな地形が連続するため、防風フェンスのない区間でも路面の積雪は意外と少ない。幌延町浜里の北緯45度通過点モニュメント付近に浜里パーキングシェルターがある。吹雪などを避けるために設置されているが、冬季のシェルター内の路面は凍結していることが多いので走行に注意を要する。天候がよければ、殆どの場所から日本海越しに利尻山(利尻富士)を望める。途中の、豊富町内で利尻礼文サロベツ国立公園の区域内を通る。幌延町内ではオトンルイ風力発電所の風車群が28基、道路に沿うように設置され、サロベツ原野駐車公園(トイレ設備有)はこれと利尻山のビューポイントとなっている。稚内市街地内及び天塩町市街を除き沿道及び周辺においてガソリンスタンドが皆無で、トイレ設備のある施設が少ない(冬季は閉鎖する施設も多い)。

出典:wikipedia

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