マオリ語(マオリ語で ; テ・レオ・マーオリ)は、ニュージーランドに住んでいるマオリ族の言語で、ポリネシア諸語のひとつ。ニュージーランドの公用語の一つであり、小学校では必修とされる。1867年にニュージーランド政府は、英語を唯一の教育言語とする教育プログラムに着手した。それ以前の1835年から宣教師により識字教育を受けていたことから、10年後には新約聖書の刊行部数がマオリ人の人口の約半分にあたる数に達していた。それだけに、その教育プログラムは絶大な効果があった。しかし、マオリ語に全く良い影響を与えなかった。さらに、マオリ語は白人から軽蔑され、英語によって完全に追い払われつつあった。だが、もうすでにマオリ語がかなり悪化していた1970年代、マオリ人はマオリ語教育を目的とする学校の設立を当局に要求したのである。そのころ、マオリ語が話せる人口は4分の1まで減少し、もはやマオリ語を覚える子供もいなかった。1975年には、このマオリ語話者人口の減少に歯止めをかけるべくマオリ語委員会は年1回、7月~8月のうちの1週間をマオリ語週間として定めるようになった。やがて1989年の末、初等、中等学校合わせて6校が設立された。それらの学校では、マオリ語が主要言語であった。1982年にはイマージョン・プログラムの適用が始まり、1994年には1万3000名もの生徒を持つことになった。また、400もの「コハンガ・レオ」、即ち「ことばの巣」と呼ばれる幼稚園があり、約6000人の子供がそこでマオリ語を学んでいる。通常のラテンアルファベットに長母音を表すマクロンを付けた ā ,ē ,ī ,ō ,ū の5字を加えたものが使われている。アルファベット表記により英語表記に引きずられ間違った発音をする危険がある。ひらがな、カタカナで表記することで正しいマオリ語の発音に近くなることもある。母音は /a/, /e/, /i/, /o/, /u/ に長短の区別があるので10あり、子音は p, t, k, w, wh, h, m, n, ng, r の10がある。音節は必ず母音のみか子音と母音の組み合わせになり、閉音節を持たない。述語-主語という語順(ポリネシア諸語などに共通)を持つ。
出典:wikipedia
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