八尾空港（やおくうこう、）は、大阪府八尾市にある空港。日本の空港法における「その他の空港」（空港法第2条に規定する空港のうち、拠点空港、地方管理空港及び公共用ヘリポートを除く空港）である。古くからゼネラル・アビエーションの拠点として有名である。日本の空港法における「その他の空港」ではあるが、設置者及び管理者は国土交通大臣である。運用時間は8時から19時30分の11.5時間（必要に応じて延長する場合あり）としている。また、空港への進入道路は22時から翌6時の間は閉鎖される。最大離陸重量5.7tを超える航空機の使用は原則認められていない。現在の日本では比較的珍しい交差滑走路を持つ。過去には周辺に航空法の高さ制限を超える違法構造物が建設されたため、2本中1本の滑走路の閉鎖を余儀なくされたことがあった。約180機の固定翼機やヘリコプターが常駐しており、小型ビジネスジェット機も常駐・飛来する。利用目的は、固定翼機及び回転翼機を使用しての宣伝広告・写真測量・遊覧飛行・薬剤散布・操縦訓練等の産業航空、災害援助・海難援助・消火救難・海洋汚染パトロール、報道・ドクターヘリの給油、企業所有のビジネス航空機の運航整備基地などのほか、自家用航空機にも利用されており多種多様である。2013年6月3日、日本維新の会共同代表の橋下徹と大阪府知事兼幹事長の松井一郎は米軍の新型輸送機オスプレイの訓練について八尾空港を候補地として国に提案したが、八尾市長の田中誠太は受け入れ反対を表明した（そもそも、空け荷でも15tほどの自重があるオスプレイは、現在の八尾空港の滑走路面の舗装が耐えうる航空機重量上限の5.7tを大きく上回るため、仮に運用の受け入れを行うならば路面改修の必要がある）。航空機使用事業のほか、個人および法人の利用がある。過去には日東航空（日本エアシステムの前身）が定期便で利用していた。また、当空港を拠点としていた昭和航空は、2012年1月25日に大阪地裁へ自己破産を申請し倒産した。

出典:wikipedia