自由学園(じゆうがくえん)は、東京都東久留米市学園町にある学校法人。クリスチャンだった女性思想家の羽仁もと子と羽仁吉一の夫婦によって1921年4月15日、キリスト教精神に基づいた理想教育を実践しようと東京府北豊島郡高田町(現・豊島区)に設立された。1934年に校舎を東京府北多摩郡久留米町(現・東久留米市)に移転し、現在にいたる。学生の多くが学園内の寮で生活し、キャンパスの維持管理はとくに危険な仕事を除きすべて生徒の手によって行われている。これは毎日の生活を生徒自身が責任を持って行う自労自治の精神に基づく。文部科学省の学習指導要領にとらわれない独自の教育方法で知られ、たとえば学生による稲作(田植え・収穫)、女子部生徒が学園内農場で野菜を育てる農芸、男子部生徒による酪農(豚・牛を育てる)など、それによって得た給食調理も生徒自身が行っている。東久留米市のキャンパス(10万㎡)以外に、那須農場(53万㎡)や埼玉県名栗(10万㎡)・三重県海山(15万㎡)・栃木県黒羽(11万㎡)の学校林(植林地)を保有している。自由学園幼児生活団幼稚園(じゆうがくえんようじせいかつだんようちえん)は、4才から22才までの一貫教育を行なう自由学園の最初の段階。1939年(昭和14年)の創設から2006年度(平成18年度)まで68年間、週に1度通う集合日を中心とした教育を行なってきたが、現在は週に5日、毎日子供たちが集まる。幼児期の3年間を4才組、5才組、6才組(それぞれ年少組、年中組、年長組に相当)に分け、教育する。自由学園幼児生活団幼稚園の4、5才組の教育を基とした「幼児生活団通信グループ」(通信教育)は、2週間に1度(年24回)教材が届き家庭教育を行うもので、海外にも教材発送を行っている。通信グループの子ども(希望者)が自由学園幼児生活団に集まる日もある。「全国友の会」でも幼児生活団の教育を実践しており、「友の会幼児生活団」を全国12ヶ所で、「4才児グループ」(3〜4才児(年少組)1年間のみ)を全国8ヶ所で開設し、週に1回(+月に1回)の集合日に集まって教育を行っている。自由学園中等科・高等科(じゆうがくえんちゅうとうか・こうとうか)は、男子部と女子部に分かれている。法制度上は、自由学園男子部中等科及び自由学園女子部中等科並びに自由学園高等科である一方、学校法人自由学園の公式サイトでは、自由学園男子部中等科・高等科及び自由学園女子部中等科・高等科となっている。自由学園最高学部(じゆうがくえんさいこうがくぶ)は、大学に相当する4年制課程及び短期大学に相当する2年制課程(女性のみ)から構成されている。自由学園最高学部は、文部科学省の一条校認可を受けていないので、学校教育法第135条により各種学校であるが、概ね大学・短期大学相当の扱いを受けており、4年制課程を修了した者の中には大学院に進学する者もいる。自由学園高等科からの進学のみで外部生は受け入れない。男性は4年制課程のみ、女性は4年制課程と2年制課程の選択ができるようになっている。
出典:wikipedia
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