矢野 顕子(やの あきこ、女性、1955年2月13日 - )は、日本のシンガーソングライター。アメリカ合衆国ニューヨーク州在住。東京都に生まれる。幼少期を青森県で過ごす。青山学院高等部中退。矢野は幅広い音楽性と鋭い感性を持ち、独創的な唄い手・演奏家・作編曲家でもあるために、その音楽は奇矯な印象を与えることもあるが、老若男女問わず幅広い支持を集めている。また、自身も世代やジャンルにこだわらない幅広い趣向を見せ、音楽バンド、ユニコーンの「すばらしい日々」や、ELLEGARDENの「右手」をカバーしたり、The Smashing Pumpkinsのファンで自身のライブにて同バンドの曲をピアノで演奏するなどしている。ミュージシャン、山下達郎は矢野を、「歌詞に最も食べ物が良く出てくる作詞家である」と評した。アメリカ合衆国在住であり、日本国外のミュージシャンとのセッションも多くこなしている。とりわけ、アンソニー・ジャクソン(ベース)、クリフ・アーモンド(ドラムス)とは、1996年以来キーボード・トリオである、通称「さとがえるトリオ」または「矢野顕子グループ」を組み定期的に活動しているほか(現在は中断)、「akiko」レコーディングメンバーのマーク・リーボウ(ギター)、及び「矢野顕子トリオ」としてウィル・リー(ベース)、クリス・パーカー(ドラムス)とも、日米で共演を重ねている。そのほか、マンハッタン・トランスファーのメンバー、ジャニス・シーゲルとの交流が深い。トーマス・ドルビーとはレコーディングを見学中に気にいられて急きょコーラスとして参加、後にリリースされた曲では歌詞の中でも登場することとなった。「She Blinded Me With Science 」(1982年)の歌詞で、"Good heavens Miss Sakamoto - you're beautiful!"と歌われているのがそれである。2008年(平成20年)にリリースしたアルバム、「akiko」のプロデューサーは、2009年(平成21年)にグラミー賞を獲得したT・ボーン・バーネット。デビューのきっかけになった青山ロブロイのオーナーの遠藤瓔子には厳しくしつけられたと語っている。1980年代後半から1990年代前半に、月刊カドカワで「月刊アッコちゃん」を連載していた。「YMO以降、彼らと同等の音楽的業績を上げた日本のバンドは存在しない」との立場を採る。その理由の一つとして、「YMOの3人がいずれも演奏家としても超一流である」ことを挙げている。このように演奏技術の高度さへのこだわりは非常に強く、さまざまなインタビューにおいて「日本の若い音楽家はもっと技術を磨くべきだ」という信条を披露している。矢野はライブを非常に大切にする演奏家である。同じ曲を弾いても二度と同じ演奏はない、と言われるほど、即興性にあふれる演奏をする。ライブ形態も、大規模なコンサート・ホールで演奏するツアーを行う一方、観客の顔の見えるライブ・ハウスでの演奏や、地域の公民館などでの小規模な「出前コンサート」を継続的に行い、ライブを通じたファンとのコミュニケーションに努めている。ライブ・アルバムを多くリリースしており、それにのみ収録された楽曲が多数あるなど、ライブ・アルバムを単にライブの記録としてでなく、スタジオ・アルバムと同等のオリジナル・アルバムに位置づけている。「矢野」の姓はデビュー当時に矢野誠と婚姻関係にあったため、当時の本名を芸名に使い、それが世に知れ渡ったために離婚後も使っている。2人の子供の母親。前夫とのあいだにできた長男は客室乗務員。歌手の坂本美雨は再婚相手の坂本龍一との間に生まれた長女。ミュージシャンとしてデビューした坂本美雨について、「(iTunes Storeのダウンロード数では)絶対負けたくない」としている。医師であった母方の祖父は、ロシア人の父親と日本人の母親との間に生まれた人物で、三陸沖地震や関東大震災の際の医療活動にも従事したという。2015年7月に、娘の美雨が長女を出産した際、前年秋に長男に第1子が誕生していたことを公表した(なお、美雨の長女は元夫の坂本にとっては初孫である)。
出典:wikipedia
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