羽前高松駅(うぜんたかまつえき)は、山形県寒河江市大字八鍬字郷の目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)左沢線の駅である。かつては山形交通三山線が接続していた。単式ホーム1面1線を有し列車同士の行き違いができない地上駅。かつては相対式ホーム2面2線と切欠きホーム1線の計2面3線という構造で、現在は切欠きホームのあった駅舎側のホームが残されている。山形交通三山線はこの切欠きホームに発着しており、山形交通は左沢線ホーム側に乗り換え窓口を持っていたほか、外に向かっても独自の駅舎を持っていた。現在ではわずかにホームの南側に線路の跡のみが残っている。旧駅舎は1940年竣功の木造建築だった。老朽化に伴い建て替えられ、2010年2月28日に新駅舎が完成した。新駅舎は重要文化財に指定されている地元の慈恩寺のイメージを取り入れたもので、鉄骨作り平屋建て37.1 平方メートルとなっている。寒河江駅管理の無人駅。左沢線の線路は西寒河江駅から直接柴橋駅に行かずわざわざ迂回をして当駅を通過している。西寒河江駅を出た左沢駅方面の列車は北へ進んで当駅に着く直前で南側に進路を変え、柴橋駅に至っている。当駅から寒河江川を渡った対岸には名刹慈恩寺がある。1922年に左沢軽便線の途中駅として開業するが、4年後の1926年には早くも三山電気鉄道が当駅に乗り入れを果たした。それ以降は左沢線と三山電気鉄道の乗換駅として大いに賑わいを見せたが、1974年11月、山形交通三山線となった旧三山電気鉄道は廃線となり、また静かな途中駅に戻ってしまった。今では三山電気鉄道をしのばせるものは、わずかにホームの南西側に残る線路の跡程度である。なお、山形交通時代の当駅の駅名看板は、今でも月山湖の月山・水の文化館に展示されている。
出典:wikipedia
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