大連地下鉄(だいれんちかてつ)は、中華人民共和国遼寧省大連市にて建設・計画中の地下鉄である。現在、1号線、2号線が建設中である。なお、大連地下鉄は大連市の都市高速鉄道計画の一部として計画・建設されていることから、大連市内の都市高速鉄道計画についても本稿にて記載する。現在は1号線、2号線が建設中であり、 2015年4月の2号線の試験営業に続いて、6月には1号線が試験営業する予定。 大連地下鉄1号線は市西郊外を南北に走る路線で、高速鉄道の玄関口である大連北駅のすぐ北を起点として南下し、西の繁華街の西安路で2号線と交差して、会展示中心・星海広場を経て西へ向かい、旅順南路に沿って大連ハイテクゾーンを通り、河口まで。大連地下鉄2号線は市中心部を東西に走る路線で、海之韵(海の音)公園を起点として西へ進み、市中心部の中山広場・青泥窪橋を通り、西の繁華街にある西安路駅で1号線と交差して、さらに西へ遼寧師範大学・馬欄広場を経て、北へ方面へ曲がり、大連交通の玄関口である大連国際空港を通り、大連北駅まで。大連市都市農村建設委員会のプレスリリースによれば、大連市域の都市高速鉄道計画の研究は1982年に開始され、2005年からは関連部局と共に計画立案にあたり、2008年には大連市都市高速鉄道交通建設計画()の策定に至った。鉄道網の計画総延長は262.9kmにのぼり、その内訳は市内中心部の地下鉄線が71.3km、各地域を結ぶ近郊鉄道線(快軌)が191.6kmである。加えてそのほかに将来的な延伸構想も存在する。計画によると、2020年には6路線で、総延長193.1km、2030年には最終的に9路線を建設し、総延長262.9kmとなる。地下鉄計画線は1号線(南関嶺-河口、27.4km)、2号線(東海公園-辛寨子-南関嶺、35.4km)、5号線(大連駅北広場-虎灘新区、8.5km)から構成される。市内中南部に敷設される近郊鉄道は3号線(大連駅北広場-金石灘、49.1km)、4号線・旅順北線(南関嶺-旅順、58.1km)、旅順南線(河口-旅順開発区、40.3km)から構成される。市内北部の金州区部に敷設される近郊鉄道は金州東線(3号線開発区駅-金州区九里、14.3km)、金州西線(地下鉄姚家駅-金州区金渤海岸、19.5km:新空港への支線6.5kmを含む)、新空港連絡線(金州東線と金州西線を結び新空港へ至る、10km)から構成される。これらの路線の建設予定は3期に分割され、第1期には以下の路線(計58.1km)を2015年までに完成させるものとしている:1号線の南関嶺姚家-会展中心間18.2km、2号線の港湾広場-辛寨子間19.4km、4号線の金家街-営城子間20.5km。2009年12月現在、1号線及び2号線が着工され、2014年の完成を目指している。また、旅順南線については2009年5月に名目上は大連市電202系統の延長線として着工された。都市高速鉄道計画での地下鉄1号線は北部の南関嶺を起点として大連市域を南北方向に縦貫し南部の河口へと至る総延長27.4km の地下鉄線として計画されていた。現在建設中の大連地下鉄1号線の計画が定まるまでは、第一期工事線は姚家から会展中心へ至る本線と南関嶺から後塩へ至る支線からなる、延長21.174km(うち支線部の延長3.070km)の路線(全線地下線)として計画されていた。大連地下鉄2号線は北部の哈大旅客専用線の大連北駅(南関嶺新駅)を起点とし西進後、大連市域西部を南北方向に縦貫し、さらに大連市域中南部を東西方向に横断して東海公園へ至る総延長35.4km の地下鉄線として計画されていた。現在建設中の大連地下鉄2号線の計画が定まるまでは、第一期工事線は辛寨子から港湾広場へ至る、延長18.349km(うち地下線16.131km, 高架線1.938km, 地平線及び地下アプローチ部0.280km)の路線として計画されていた。大連地下鉄4号線・旅順北線は大連市中心部と旅順口区とを北回りで結ぶ郊外鉄道で、ハルビン・大連間高速鉄道の大連北駅を起点として梭魚湾分区、椒金山分区、金家街、西南路、山東路、大連周水子国際空港、辛寨子、営城子、長嶺子、三潤堡、水師営などを経由し、終点の旅順港付近へ至るものとして計画されている。路線延長は約58.4kmである。大連地下鉄5号線 は大連市街中心部東南部を南北方向に縦貫する地下鉄路線で、中国国鉄大連駅駅北広場を起点として解放路に沿って虎灘新区へ至るものとして計画されている。路線延長は約8.5kmである。沿線には大連駅、勝利広場、青泥窪橋、老虎灘などがある。金州東線は金州区港湾地区と金州区各地を結ぶ路線で、開発区駅を起点とし、遼河西路、東北大街に沿い丹大高速道路と交差して五一路、東山路、金興路、勝利路、国道202号線に沿って進み終点九里駅に至る、延長約14.3kmの路線である。一般には大連快軌3号線の支線として認識されている。金州連絡線は金州東線の東山路駅と鴻瑋瀾山駅(砬河路駅)の中間から分岐し、五一路に沿って金州区を横断し瀋大高速道路と交差して南に向かい再度西へ方向を変え金州湾三十里堡新空港に至る、延長約10kmの路線として計画されている。 金州西線は大連地下鉄1号線から北へ進み大連市中心部と金州区を結ぶもので、大連地下鉄1号線の姚家駅を起点とし、国道202号線に沿い後関村を経て西へ向かって毛茔子を東に抜け、再び国道202号線に沿って北へ向かい五一路、和平路を経て終点の金渤海岸へ至る、延長約13kmの路線として計画されている。空港支線は毛茔子から分岐して西へ向かい金州湾三十里堡新空港へ至る、延長約6.5kmの路線として計画されている。 旅順南線は大連市中心部と旅順口区を南回りで結ぶもので、2009年5月に名目上は市電202系統の延長線として着工され、2014年5月1日に開業した。大連地下鉄1号線の河口駅を起点とし、旅順南路に沿って黄泥川、龍王塘、郭家村を経て西北へ向かい、旅順大学城を経て水師営地区を横断し終点の旅順新港駅へ至る。路線延長は約40.3kmである。一般的には軽軌8号線と呼称されている。
出典:wikipedia
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