ラグビーワールドカップ () とは、ラグビーユニオンのナショナルチームの世界一を決定する世界選手権大会。第1回大会は1987年に開催され、4年ごとに開催されている。優勝トロフィーは「ウェブ・エリス・カップ」。ワールドラグビー主催。現在、運営管理はラグビーワールドカップリミテッド(RWCL)に委託されている。RWCL等は夏季オリンピック、FIFAワールドカップとともに、世界3大スポーツイベントであると主張している。大会テーマソングは「ワールド・イン・ユニオン」。1983年、オーストラリアとニュージーランドの両協会がそれぞれ、国際ラグビーフットボール評議会(IRFB、現・ワールドラグビー)にワールドカップの開催を提案した。この時は却下されたが、両協会は実現可能性について検討し、1985年にIRFBの年次会合で結果を披露した。FIFAワールドカップとオリンピックに被らないよう、開催年を1987年に設定した。これを受けてIRFBのメンバーの8協会(オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、フランス、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランド)で投票が行われ、6対2で開催が決定した(反対したのはスコットランドとアイルランドで、アマチュアリズムが脅かされるという理由だった)。こうして、1987年にニュージーランド・オーストラリアによる共催で第1回が行われた。当初は両協会の主催による大会であり予選は無かった。その後の大会はIRFBに主催者が変更され、第2回以降は予選大会と本大会による形式に変更となった。本大会は4年毎に行われる(夏季五輪の前年・冬季五輪、FIFAワールドカップの翌年に開催)。また第3回までは北半球、南半球それぞれの国内シーズン(北半球10-11月、南半球5-6月)を中心に開催されていたが、第4回大会以降は南北いずれの半球でも、9月から11月を中心とした日程になっている。第1回大会から第3回大会までは16の国と地域が出場し、第4回大会からは出場枠が20に拡大した。予選プールと決勝トーナメントから構成される。予選プールは出場チームをいくつかのプールに振り分け、プール内の各チームと1試合ずつ対戦する。試合の結果ごとに「勝ち点」(マッチポイント)が与えられる。第5回以降は出場20か国(地域)が5チームごとの4組に分かれて予選プールを戦い、勝利が4点、引き分けが2点、敗戦が0点でありボーナスポイントとして4トライ以上で1点、7点差以内での敗戦で1点が与えられ合計ポイントの上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式となっている。決勝トーナメントは8チームによるノックアウト方式で実施され、規定の時間内で決着がつかなかったときは延長戦が行われる。記録は第8回大会(2015年)終了時点第4回大会(1999年)まではNHKに於いて日本戦全試合や決勝戦などが放送された(第1回大会(1987年)のみTBSと折半して放送)。第3回大会(1995年)までは生中継にて放送されたが、第4回大会は録画中継となった。第5回大会(2003年)はテレビ東京で「開局40周年記念」と題し、日本戦及び決勝トーナメントが、他の同系列局では日本代表戦と決勝戦のみが編集の上録画中継された。尚、テレビ東京以外の系列でも「開局40周年記念」、「ラグビーワールドカップ完全中継」と銘打って告知CMが放送されたため関東地方以外の視聴者から決勝トーナメントの放送がされないことが直前まで説明されなかったため。また地上波の系列が少ないため、視聴できたのはいわゆる5大都市圏周辺の都道府県と、テレビせとうちのサービスエリアである瀬戸内海沿岸のごく一部だけだった。第6回大会(2007年)、第7回大会(2011年)および第8回大会(2015年)の3大会は日本テレビが放映権を獲得している。このうち第6回大会に於いては、W杯開幕直前として日本代表の特集、予選プールである日本戦4試合と決勝トーナメント3試合が現地から10分遅れの形で録画中継が為された。しかし日本対カナダ戦では試合終了直前のプレーに対するビデオ判定に時間がかかり後半ロスタイムが長引いたことで放送時間が収まらない可能性があると日本テレビが判断し、急遽録画中継から生放送に切り替えが行われた。結果として放送終了前のスポットで同点の望みがつながる日本代表のトライが放送されたが、5-12で劣勢だった日本代表の同点の可能性を残すトライを決めた瞬間が放送上カットされたことになり同点となるコンバージョンからの中継となって視聴者から多くの批判を受けた。放送後、日本テレビはこの件について公式サイト上で謝罪している。なお、2011年大会以降は最大20分延長のオプションが設けられるようになった。第8回大会はNHKも4大会ぶりに中継が行われ、BS1で日本戦など12試合を中継する。第4回大会(1999年)に於いてスカイエンターテイメント(現:J SPORTS)がCS放送にて放映権を獲得、SKY sports 2(現:J SPORTS 2)に於いて全試合生中継を実施した。当該年以降に開催された大会についてもJ SPORTSは継続して全試合生中継を行ってきている。J SPORTSは更に、第7回大会(2011年)に於いて地上波・BSなどを含む独占放映権並びにインターネット配信権(モバイル含む)を取得した他、第8回大会(2015年)に於いても全試合放映権を取得している。
出典:wikipedia
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