プリュトン (軽巡洋艦) (croiseur protégé Pluton) は、フランス海軍が最後に建造した防護巡洋艦で、フランス海軍では一等巡洋艦に分類していた。本艦は当初はイギリス海軍の機雷敷設巡洋艦「アドヴェンチャー」に触発され、1925年海軍整備計画で建造された艦である。艦形は「アドヴェンチャー」よりも小型だが、軽巡洋艦と戦うに充分な火力と速力を持っていた。船体形状は乾舷の高い長船首楼型船体で外洋での凌波性は良好であった。艦首から前向きに主砲としてシールド付きの14cm単装砲架を背負い式で2基配置、下部に艦橋構造は箱型とし、その上に三脚式の前檣が立つ。艦橋構造の背後から2本の煙突が立っているが、第一次大戦後のフランス海軍ではボイラー室とタービン室を交互に振り分けたシフト配置を採っているために2本煙突の間隔は1番煙突と2番煙突の間は広く取られている。煙突の間にはシールド付きの7.5cm単装高角砲が片舷2基ずつ計4基が配置され、広い射界を持っていた。2番煙突の後部から艦載艇置き場となっており、後檣の基部に1基が付いた艦載艇用のボート・ダビットで運用された。後檣も三脚式で中部に探照灯台が置かれた。その後ろは上部に測距儀が配置する後部船橋、後ろ向きに背負い式配置で14cm単装砲が2基が配置された。艦尾甲板上には片舷2条ずつの機雷投下軌条(レール)が設置され計4条が配された。舷側にはプロムナード・デッキとされて開口されていたが、1933年から砲術練習巡洋艦任務に就き、艦内容積の不足が指摘されたために1939年に艦名を「ラ・トゥール・ヴェルニュ(La Tour d'auvergue)」と改名されると共に、艦内容積を増やすために開口部を塞いで居住空間が増やされた。
出典:wikipedia
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